KDDIは国内キャリア初のFirefox OS搭載スマートフォン LG Fx0 を12月25日に発売します。製品の発表に併せて開かれたau FirefoxイベントでKDDIの田中孝司社長は、Firefox OSについて「ビジネスは考えていない」と語り、発売の背景について説明しました。(更新中)
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発表記事も併せてご覧ください。
au Firefox OSイベント
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KDDIは12月25日よりauオンラインショップおよび全国のau直販店にて、国内キャリア初のFirefox OS搭載スマートフォン LG Fx0を発売します。
au Firefox OSイベントに登壇したKDDIの田中孝司社長「
私がプログラマーだったころ、HTML言語はだらしない言語といわれていた。時代が変わり、HTMLのような言語により多様なソフトウェアを作れるようになった」
Firefox OS搭載スマートフォン LG Fx0について「
ギーク向けのスマホ。まったくビジネスのことを考えていない」と豪語。
Firefox OSについて「
世界中で800万人が慣れ親しむHTMLに基づきプログラミングが容易」「
動作要件が軽く、小さいハードウェアでも動作可能」「
WoT機器連携が可能」と説明。
なおFx0という名称には「
ゼロから始まるFirefox OS」という意味を込めたそうです。
"Firefox OSのオープン性"を象徴する透明デザインは吉岡徳仁氏によるもの。
内側から放たれる美しさをイメージしたといい、KDDIの上月勝博氏によると「
中の部品が見えるようにわざと空間を開けた」「
デザイン性のためフェイクのアンテナもある」とのことです。
ビジネス度外視のため細部にもこだわりがあるといいます。価格が通常の40倍という特注品のネジを使って筐体を組み立てたほか、ホームボタンには立体的に見えるFirefoxロゴをあしらいます。田中社長いわく「
あまりに凝り過ぎたためモックが作れなかった」そうで、店頭での展示はすべて実機になる予定とのことです。
田中社長「
LINE、Facebook、 Twitter、NAVITIMESも使える」「(フリック入力対応の)
日本語入力ソフトも備えている」
また様々なデバイスを連動させるプログラミングが可能な Webサーバー機能を紹介。Fx0上でプログラミングすることでさまざまなデバイスと端末を連携できます。
NFCを利用してFx0同士をタッチするだけで簡単に動画や写真の共有が可能なWeb-Cast機能を搭載。LG Fx0とWeb技術を通じてモノとWebがつながる世界観「WoT(Web of Things)」を推進。つくる自由を追求したとしています。なおイベントではFx0を利用したハッカソンも行われました。
端末価格について。「
日本のギークさんに是非いじり倒してもらいたい」として、1台目をすでに持っていることを見越して2台目需要向けに安めに設定したそうです。
au Fx0 は、12月25日よりauオンラインショップおよびKDDI直営店で販売予定。全国のauショップおよび取扱店では1月6日以降順次発売します。