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ホメ春香「えっ?SONYさんから仕事の依頼ですか!?」


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クリスタ「え?もう出ちゃったの?」シコシコ








1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 13:06:55.50


P「やったぞ春香!あのSONYからの仕事依頼が来たぞ!しかも向こうはお前をご指名だ」

ホメ春香「ほ、本当ですかプロデューサー!!」

P「あぁ。……アイドル始めて一年近く経つのにまだFランクアイドルだったわけだが…………これでファンの増加が見込めるぞ」

ホメ春香「……うっ。うぅ………グスッ」

P「……こらっ。泣くやつがあるか」

ホメ春香「ご、ごめんなさい。………で、でも!私……みんなに元気を上げたくてアイドル始めたのにみんな私の事見て……………キモイ、とか気持ち悪いだなんて言って来て……わ、私アイドルになるの諦めようとしてて……………それで!」

P「……もういい」ギュッ

ホメ春香「あっ……。プ、プロデューサーさぁん!うわぁあああああああん!」

P(やっぱ至近距離はキツイな……)


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 13:17:32.73


ホメ春香「?」ニマァ……

P(い、いやいやいや!何を考えてるんだ俺は!!こいつの気持ちを知った時、絶対トップアイドル………は無理だけどそこそこのアイドルにしてやるっ!って決めたのに………)

ホメ春香「……」ニマァ……

P「こんなに純粋な笑顔が出来る女の子に何を考えてるんだ俺は……」ボソッ

ホメ春香「なんですかプロデューサーさん!」ニマァ……

P(やっぱキツイな……)


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 13:30:27.60


P(というか今彼女は純粋に笑っているというより、悪代官くらい悪い事考えてそうな顔なんだが……)チラッ

ホメ春香「……プ、プロデューサーさん。あの、い、いつまで………手を握ってるんですか?」

P「あっ!わ、悪い。」パッ!

ホメ春香「あっ……」シュン

P「そ、それよりだな。今大事なのは仕事の内容だろう」

ホメ春香「そ、そうですよねっ!ア、アハハハ!」

P「どうした春香、顔が真っ赤だぞ」

ホメ春香「……ッ!な、なんでもないですッ!!それよりも!さ、お仕事のお話ですぅ!」

P「お、おぅ。そうだな」

ホメ春香「……ふぅ」

P「?」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 13:39:12.30


P「んー。この企画書を読む限りじゃオンラインゲームの特別ゲストの様な感じだな」

ホメ春香「へぇー。どんなゲームなんですか?」

P「なんてことはないふつうのゲームだよ。というかチャットとかのが近いかな?まぁ、ネットユーザー達がコミュニケーションをとるゲームだよ」

ホメ春香「……良かった。」

P「えっ?」

ホメ春香「私が……ラスボスじゃ、ないんですね」

P「………春香」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 13:52:39.54


ホメ春香「ご、ごめんなさい。また変な事言って……」

P「いや、良いよ……」

ホメ春香「それで?特別ゲストの私はいったい何をすれば良いんですか?」

P「あ、あぁ。とりあえずSONYの人達と顔合わせと、その後にモデル撮影があるらしい」

ホメ春香「ッ!も、もも、モデル撮影っ!?」

P「ん?あぁ。そういや春香は撮影の仕事した事ないんだっけか」

ホメ春香「ど、どどどとうしようプロデューサーさん!?わた、私モデルなんて出来ません!」

P「……春香なら大丈夫だよ」

ホメ春香「な、何を根拠にそんなこと……っ!?」

P「自信を持て春香。スタイルだって良いし、後はいつものお前だけが出来るスマイルがあれば充分さ」

ホメ春香「わ、私だけが出来るスマイル……」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 14:11:10.32


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SONYとの顔合わせ&モデル撮影当日


P「今日はよろしくお願いします。こちらがウチに所属のアイドル、天海春香です」

ホメ春香「天海春香ですっ!これから、今日一日お願いしますっ!!」ドキドキ……

ソニー社員「ハイ、私は担当のFです。それでは今日の流れをご説明します……次は…………」

ホメ春香(ど、どうしよう。緊張し過ぎて話が頭に入ってこない……)

P「……大丈夫か?」

ホメ春香「ハッ!だ、大丈夫です!わた、春香さんは元気ですッ!!」

P「うぉっ……いきなり大声だすな」キンキン

ホメ春香「?………へっ?」

社員「……はい。元気なのはわかりましたから今は静かにしてくださいね?」

AHAHAHAHA!

ホメ春香「す、すいませんっ!」///


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 14:21:34.26


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P「……ふぅ。なんとか今日一日乗り切ったな……」

ホメ春香「は、はい……。ごめんなさい。私が急に変な行動とったりするから………」

P「まったくだな」

ホメ春香「うぅ……」

P「ま、アレ以外にマズイ事はしてないし。アレ自体もウケてたから問題ないだろ」

ホメ春香「……ほっ」

P「……………どうだった?今までのとは全然違う様に感じなかったか?」

ホメ春香「えっ?」

P「いつもはオーディションで勝ち残って仕事を得ていただけだが、初めて先方から依頼が来た仕事だったわけだが……」

ホメ春香「………そうですね」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 14:29:58.91


ホメ春香「いつもは必死に自分の歌を、ダンスを力いっぱい出し切るだけでしたけど、今日みたいに楽屋があって、メイクさんがいて、でもいつもいるはずのライバル達が居なくて……なんかふわふわした感じでした」

P「なんだそれ」

ホメ春香「あ……あのなんて言うかその。張り合いが無いというか………」

P「なるほどな」

ホメ春香「?」

P「ま、たまにはこういうのも良いだろ。会社としては毎日こんな仕事がある方が助かるんだが」

ホメ春香「アハハ」のワの


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 14:38:04.76


P「さて、帰るか」

ホメ春香「…………プロデューサーさん」

P「どうした?」

ホメ春香「ちょっとだけ、寄り道して帰りませんか?」

P「寄り道?別に良いけど、お前は大丈夫なのか?遠いんだろ?」

ホメ春香「だ、大丈夫です。まだ時間も早いし、それよりも………お腹が空いちゃいました」テヘペロ

P「しょーがねぇーな。今日だけは奢ってやるよ」

ホメ春香「さっすがプロデューサーさん!」

P「こういう時は調子いいんだよなぁ……」チラッ

ホメ春香「えへへ………」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 14:57:02.58


P「どこに行く?」

ホメ春香「もう、こういう時は男の人が決めるもんですよっ!」

P「そうなもんか?」

春香「はいっ!」ニコッ

P「んっ!?」ビクッ

P(な、何が起きたんだッ!今一瞬春香がかわいく見えた……)チラッ

ホメ春香「プロデューサーさん?」

P「ないな」

ホメ春香「えっ!?」






29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 15:11:53.19


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都内、高層ビルのレストラン



ホメ春香「………すごい」

P「あぁ。俺も社長に連れてこられた時に同じ様な反応をしてたよ」

ホメ春香「社長と?接待かなにかですか?」

P「いや、…………2人で」

ホメ春香「……なにしに?」

P「……当時入社したてでさ、社長と……熱く語り合ったんだよ。絶対この事務所からトップアイドルを出してやるって」

ホメ春香「プロデューサーさん……」

P「で、まぁなんだ。その時酒も入ってたもんだから結構酔っぱらてたから記憶がないんだけど………」

ホメ春香「………だけど?」

P「朝になったら社長と裸で抱き合って寝てた」

ホメ春香「…………うぇ」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 15:18:12.30


P「わ、悪い。こんな所に来て話す内容じゃなかったな。すまない」

ホメ春香「い、いぇ……大丈夫です。お気になさらないで下さい」

P「なんでそんなに他人行儀!?春香!帰って来い」ガバッ

ホメ春香「……い、いやもうそれ以上近づかないで……」

P「」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 15:30:57.32


ーーーーーーーーーーーーー

P「なかなかうまかったな」

ホメ春香「はいっ!私もあれだけおいしいのを作れたら良いんですけど……」

P「ハハッ!もしこれだけ料理がうまかったらアイドルよりも向いてるかもな」

ホメ春香「っ!………くっ。そうかもしれませんね…………」

P(……しまったッ!)

ホメ春香「……私、実はわかってたんです。……………私じゃ、みんなの心に響く歌を歌う事も、みんなを魅了するダンスを踊る事も、みんなが憧れるビジュアルもないって事に…….」

P「春香そんなことは」

ホメ春香「そんなことありますっ!私、メインヒロインなのに………ッ!ふっ不人気じゃないですかっ!!」

P「うっ……」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 15:45:08.68


P(春香には他人の心に響く歌声と他の追随を許さないダンスの技量がある………ただ、ビジュアルが限りなく低いってだけでこんなにも彼女が苦しむ事になるなんて……)

ホメ春香「……もう、わかってたんです。一年かけてもろくな営業もこなせないアイドルなんて………」

P「……春香。ちょっと話があるんだが………聞いてくれないか」

ホメ春香「……」




37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 16:11:21.21


サンクス

P「春香はこの一年を振り返って見て………楽しかったか?」

ホメ春香「えっ?」

P「どうだった?」

ホメ春香「……。はい、きっと楽しかったんだと思います」

P「そうか」ニコッ

春香「……」ドキッ

P「あれっ?またか……」

ホメ春香「プロデューサーさん?」

P「い、いや、……なんでもない」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 16:16:39.20


P「俺はな。悔しい」

ホメ春香「……こんな私の担当になって、ですか?」

P「違う!…………お前をFランクのまま燻らせちまった自分に対して、だ」

ホメ春香「プロデューサーさん………」

P「初めて会った時のこと、覚えてるか」

ホメ春香「……えっと、事務所の入り口で、でしたよね?」

P「あぁ、あの時は衝撃を受けたよ」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 16:44:54.73


P「俺が初めて出社して1番最初に見たのが春香だったな」

P「あの時思ったんだ。この子と一緒にやって行きたい。この子とならトップアイドルになれるってな」

ホメ春香「そんな嘘を聞いたって………自分の事、惨めに思うだけです」

P「嘘なんかじゃない。あの時見た時俺が思ったこと、感じた事だ。……頼む春香そんな卑屈にならないでくれ」

ホメ春香「……」

P「……わかった。もうこの際言うよ。俺は、初めてお前を見た時、お前の事を好きになっちまったんだよ」

ホメ春香「……な、な、なな!」

ホメ春香「い、今プロデューサーはぬぁんて言ったんですか!?」

P「だから、惚れてんだよ。お前に。アイラブユーね?わかるか?意味」

ホメ春香「……あ、ああぁ…………うぅ……」

ポンッ!


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 17:01:49.23


春香「あ、あぅ……」モジモジ

P「ん?またか……また春香の顔が初めて会った時みたいに見える……」

春香「……プ、ププロデューサーさんったらおっちょこちょいだなぁ!エイプリルフールなら先月ですよ!先月!」

P「い、いや見間違いじゃない!これは……春香だ!春香が帰って来たんだ!!」

春香「えっ!?ど、どういう事ですかプロデューサーさん!そ、それとさっきの、その……わた、春香さんがす、好きって話は」

P「おかえり、春香」

春香「えっ?た、ただいま……です」






恋する乙女の力で脱ホメとかソニー社員の陰謀とかやりたかったけど結局やれませんでしたend


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 17:03:32.33





45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26(土) 17:15:40.91












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あかり「安価でごらく部やめたい」