障害を持った子供をサポートする特別支援学級の教師が、生徒に体罰を行っていたことが
わかりました。
画像:【問題のあった学校】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141224/k10014232621000.html
24日に報じられたもの。
茨城県高槻市にある小学校の特別支援学級で担任をつとめる女性教師(48才)は、軽度の発達障害を
持つ小学5年生の男子児童に対し、ほおを平手打ちをしたり、髪の毛をつかんで引っ張り回すなど
の体罰を繰り返していたとのこと。
今年の6月、男子児童が登校を嫌がったため、不審に思った両親が県の教育委員会の相談窓口に調査を
依頼。
教育委員会が学校に聞き取り調査をするよう指示したところ、女性教師は
「指導の一環として、手足を叩いたり、口やほおを引っ張ったが、体罰ではない。
児童の髪を引っ張ったのは明るい声を出させるため」
などと説明。
学校も教師の説明をそのまま信用し、
「教師による体罰はなかった」
と教育委員会に報告していました。
しかし、報告内容を知った両親は体罰を行ったことを認めない学校側に対し、抗議。
先月になり、学校側はようやく体罰を認めましたが、この中で
「学校への文句や私が叩いたことを親に言うな」
と男子児童に口止めしていたことや、男子児童が1年生のころから体罰を繰り返していたことも発覚
しました。
学校側は両親に謝罪し、教育委員会は現在事実関係を調査中とのことです。
なお、校長は
「体罰はなかったという女性教師の説明を信用してしまった。甘い対応だった。
本人と保護者につらい思いをさせて申し訳ない」
と話しています。
学校の事なかれ主義や隠ぺい体質が見え隠れします。