東洲斎写楽 VS 歌川豊国。ライバル同士の浮世絵が共演する展覧会が1/10から

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写楽と豊国 ~役者絵と美人画の流れ~展」が三鷹市美術ギャラリーで2015年1月10日(土)~3月15日(日)の期間に開催されます。東洲斎写楽と歌川豊国は寛政6年に役者絵の分野でライバル同士でした。その2人の寛政期から幕末までの浮世絵を軸に140点が一同に展示されます。新進気鋭の絵師であり、後に浮世絵界の最大流派、歌川派の総帥となる歌川豊国と彗星のごとく現れた東洲斎写楽の共演を是非ご覧下さい。

寛政6年(1794)は、新進気鋭の絵師 歌川豊国(1769~1825)をはじめ彗星のごとく現れた東洲斎写楽(生没年不詳)が活躍し、その時期衰退気味であった役者絵の刊行量はこの二人に牽引されるように増加します。この役者絵の転換期に現れた写楽と豊国ですが、写楽が短期間で姿を消したこととは対照的に、豊国は浮世絵界で最大の流派となる歌川派を拡大し、その後の浮世絵界をリードする存在となります。つづく文化文政期(1804~1829)には、芝居ブームを背景にした数多くの役者絵と、芝居から派生した新しい感覚の美人画が生み出され歌川派の絵師たちが筆をふるいました。

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歌川豊国
「三世沢村宗十郎の大星由良之助」

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東洲斎写楽「四世岩井半四郎の乳人重の井」

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歌川豊国 「役者舞台之姿絵 きの国や」

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東洲斎写楽 「大童山土俵入り」

以下から関連の浮世絵
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勝川春英 「雷電」

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歌川国貞 「神無月はつ雪のそうか」

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歌川国久「雪の大川端を急ぐ芸者」

展覧会名:大江戸の人気者「写楽と豊国 ~役者絵と美人画の流れ~展」
期間:2015年1月10日(土)~3月15日(日)
時間:10:00〜20:00(入館は19:30まで)
場所:三鷹市美術ギャラリー
住所:東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階
入場料:会員=480円 一般=600円 65歳以上・学生(大・高)=300円
    *中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料

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