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幽霊「クリスマスが近いですね」【前編】【後編】
後輩「男先輩のばかっ、ばかっ、ばかぁ」
友 「飲み過ぎだって、後輩ちゃん」
後輩「何か文句でもありますか?」ギロッ
友 「えーいや、そのありません、ハイ」
後輩「せっかくのイヴなのに振られてさーぐすっ」
友 「男には幽霊ちゃんが居るからなぁ」
後輩「ゆうれい?」
友 「あれ? 後輩ちゃん知らなかったの?」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:13:25.81 ID:ixgB84pW0
幽霊「あのお店入りましょー」
男 「また少し高そうな場所をチョイスするな」
幽霊「クリスマスですもん。イヴですもん。楽しまなくっちゃ」
男 「んーまぁ、たまには良いか」
幽霊「男くーん! 早く早くー!」
男 「そんなに急がなくても食いもんは逃げてかねーよ」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:23:42.13 ID:ixgB84pW0
後輩「男先輩の部屋に幽霊? まさか」
友 「いやー、それが居るんだよ。すっげー可愛い。すっげー俺好み」
後輩「その幽霊が先輩にとり憑いて、誰とも付き合えないようにしてるってことですか?」
友 「後輩ちゃん、目が怖いよ。幽霊ちゃんはそんな悪い子じゃないよ。
ただ幽霊なだけで、普通の人間とはあんまり変わらない生活してるらしいし」
後輩「にわかには信じられませんね」
友 「会ってみたら? 多分、今も男と居るだろうし。電話しよっか?」
後輩「お願いします」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:28:38.58 ID:KLH5Yc3l0
友の奴いいぞもっとやれ
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:37:20.72 ID:MVD6DdVj0
病んだ後輩
いいぞもっとやれ
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:37:26.15 ID:ixgB84pW0
幽霊「うーん、美味しいですねぇ」
男 「クソ高いワイン選びやがってコノヤロウ」
幽霊「ま、ま。飲んで忘れましょ? ね?」
男 「お前は気楽で良いよな」
幽霊「お化けの学校にゃー 試験もなんにもなーい♪」
男 「大声で歌うな。恥ずかしいだろ」
幽霊「えへー、男くん照れてるぅ」
男 「駄目だ。こいつ完全に酔っぱらってる。死人のくせに」
男 「ん? 友から電話だ。何だろ?」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:44:51.51 ID:ixgB84pW0
男 「もしもしー? うん、幽霊と一緒だけど」
男 「違う違う。店で食ってる。酒も。もう酔ってるがな」
男 「え? 後輩が?」
男 「うーん今日はちょっとなぁ」
男 「明日? うーんちょっと幽霊に訊いてみる」
幽霊「何の電話ですかー?」
男 「後輩がさ、お前に会いたいって」
幽霊「恋の敗北者が何の用です?」
男 「すげー嫌な言い方だな、それ。もうその辺で飲むの止めとけよ」
幽霊「嫌です! まだいけますっ!」
男 「でさ、明日会いたいってさ」
幽霊「明日ぁ? 明日も男くんと二人っきりで過ごしたいです」
男 「分かった。もしもし? 明日は駄目だって。また空いてる時に会うってことで。じゃーな」
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:51:47.07 ID:XpM1YJpn0
やべぇTさん呼ばれる
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:59:17.27 ID:MVD6DdVj0
>>165
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 21:00:22.56 ID:y2ce5MgN0
>>166
お呼びでない
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 21:01:50.77 ID:ThGNqwX20
>>166
Gさんぢゃねーかww
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 21:28:33.08 ID:ixgB84pW0
友 「今日明日は駄目だってさ」
後輩「駄目ですか」
友 「あ、でも今度空いてる時に会おうって」
後輩「いいです。明日、会いに行きます」
友 「え。いや、だから明日は」
後輩「悪いですか?」ギロリ
友 「わ、るくないですハイ」
後輩(幽霊だか何だか知らないけど悔しいっ! 死んだ奴より生きてる私の方がいいに決まってるのにぃっ!)
友 (今日の後輩ちゃん怖い)
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 21:39:19.70 ID:ixgB84pW0
幽霊「ふぃー、夜風が気持ちいーい」フラフラ
男 「幽霊のくせに飲んで食って酔ってお前、本当に幽霊なのか?」
幽霊「さて、どうでしょー? 自分でも分からなくなってきまひたぁ。それより、ほら! 見てよ、イルミネーション!」
男 「はいはい、見てる見てる」
幽霊「最高の夜ですねぇ。明日も盛り上がっていきましょっ!」
男 「財布的には最悪の夜だがな」
幽霊「クリスマスなのに現実的なこと言わないのっ! あ」
男 「どうした?」
幽霊「あの人です」スッ
男 「あのオッサンがどうかしたのか?」
幽霊「あの人が、私を刺した奴です」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:22:47.08 ID:ixgB84pW0
男 「マジか」
幽霊「あれから十年? 二十年? くらい経ってますからねぇ。豚箱から出てきててもおかしくはえ、男くん?」
男 「おい、おっさん」
おっさん「? な、何ですか?」
男 「お前、人殺したことあるだろ」
おっさん「え。(何でこいつが知ってるんだ!?)」
男 「お前の殺した奴、あっちに居るから」
おっさん「は?」
男 「謝れよ。あいつに」
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:28:34.58 ID:ixgB84pW0
幽霊「久しぶり、○○くん」
おっさん「う、うわああああ!」
幽霊「すっかりおじさんになっちゃって」
おっさん「ひひいぃっ!」
幽霊「歳を取るのって嫌だねぇ」
おっさん「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃ!」
幽霊「私はあなたのお陰で歳を取らずに済んでるけどね。それだけは感謝してるよ」
おっさん「! !」ガタガタブルブル
幽霊「ねぇ、話し聞いてる?」
おっさん「ひっ! き、聞いてますっ!」
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:38:56.37 ID:ixgB84pW0
男 「お前さ、殺した張本人に会ったんだからそんな世間話してねーで、一発呪い殺したら?」
幽霊「嫌です。そんなことしたら、この子と一緒でしょう?」
男 「お前、お人好しすぎるぞ」
幽霊「そうですか? でも、こっちにも多少なりとも否はありますし」
おっさん「すみませんでした成仏して下さいぃ」ガクブルガクブル
幽霊「成仏なんてしませんよ」ニヤッ
おっさん「ひぃっ」
幽霊「あの時振っちゃってごめんね。でも、やっぱり貴方のこと好きにはなれないや。じゃーね」スタスタ
男 「お、おい幽霊! いいのかよ、それだけで」
幽霊「だいぶ怖がらせたし、もう充分。それに、今夜はイヴでしょう?」
男 「え?」
幽霊「せっかくの聖夜ですもん。好きな人とだけ楽しまなくっちゃ損ですよ、損」
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:46:25.45 ID:ixgB84pW0
幽霊「私を殺したい程好いていた筈なのに、死んだ後の私には恐怖しか抱いてくれなかったですね」
男 「そりゃ、殺した筈の人間がひょっこり現れりゃなー」
幽霊「ちょっと残念、かな?」
男 「そんなもんか?」
幽霊「まぁ、また告白されたってなびきませんが。何か調子狂っちゃったなぁ。飲み直しに行きません?」
男 「行きません」
幽霊「えー」
男 「お前の希望全部聞いてたら金が持たねーよ」
幽霊「それじゃ、家で飲みましょうよー。コンビニとかでお酒買って」
男 「んーま、いっか」
幽霊「やった!」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:56:07.16 ID:ixgB84pW0
幽霊「ただいまー」
男 「酒が重たいこんなに買うなよ。どうせ余るだろ」
幽霊「余っても明日飲めば良いじゃないですか」
男 「良くねーよ。ケーキまで買いやがって。どうせ明日も食うんだろ?」
幽霊「明日の予行演習です」
男 「ケーキ食うのに予行も何もねーだろ」
幽霊「そうですか?」
男 「そうだ」
幽霊「ま、固いことは抜きに楽しみましょ。ケーキをつまみに、ね?」
男 「はいはい」
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:06:02.82 ID:ixgB84pW0
幽霊「ケーキ美味しい! 酒ウマー!」
男 「この大食らいの大酒飲み幽霊め」
幽霊「幽霊は太らないし、安心して沢山食べられます。幽霊最高っ!」
男 「あー、そうかい。良かったな」
幽霊「へへっ」
男 「何得意気な顔してんだ。ムカつくな」
幽霊「明日はもっと大きなケーキ買いましょうね。サンタさんやトナカイの形した砂糖菓子が乗ってる奴!」
男 「どこまで贅沢なんだよ、お前」
幽霊「で、チョコプレートに『幽霊ちゃん 命日おめでとう』って書いてもらいましょ!」
男 「それはやめろ」
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:11:22.76 ID:YhLLEPgpO
>>246
全然めでたくねぇww
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:18:40.71 ID:tntGZ6SM0
微塵もめでたくないからやめろwwwwwwwwww
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:31:46.32 ID:ixgB84pW0
幽霊「うぃー」バタン
男 「とうとう酔いつぶれたか」
幽霊「おしゃけ、しゃいこーむにゃむにゃ」
男 「どうしようもねー霊だな一応、毛布かけといてやるか」
幽霊「おとこくん」
男 「ん? 何だ?」
幽霊「あしたも、たのしみましょーねぇ」
男 「そだな。何だかんだで俺も楽しかった」
幽霊「ふふふむにゃ」
男 「俺も寝るか」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:47:19.14 ID:ixgB84pW0
後輩「除霊除霊」カチカチッ
後輩「何故私はクリスマスイヴにこんなの調べているんでしょう」
後輩「これも男先輩をものにする為堪えるのよ、私!」
後輩「決行日は明日」
後輩「私の手でばっちり除霊してやるんだからっ」
後輩「待っててね、先輩」
後輩「うふ、うふふふふ」
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:59:34.91 ID:ixgB84pW0
―次の朝―
幽霊「んぅ? あれ? 毛布かけてある」
男 「」スヤスヤ
幽霊「えへへ。男くん、ありがとうございます」
男 「」グウグウ
幽霊「朝ごはんはあ、ケーキまだ残ってる」
幽霊「食べちゃえ」ムシャムシャ
男 「んもう朝か?」
幽霊「おふぁようございまふ」モグモグ
男 「食ったまま喋るな、ばか」
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 13:05:20.88 ID:ixgB84pW0
幽霊「早速ですが、ケーキ買いに行きましょーよ」グイグイッ
男 「分かったから服を引っ張るな。伸びる」
幽霊「ウエディングケーキ並におっきいやつ、食べたいです!」
男 「アホか。普通のホールケーキしか買わねぇぞ」
幽霊「もちろんLサイズですよね?」
男 「はぁかなりでかいだろ、それ。二人で食いきれるサイズにしろ」
幽霊「じゃあ大きく譲歩してMサイズ?」
男 「もうそれでいいよ」
幽霊「やったー!」
266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 14:40:29.88 ID:ixgB84pW0
後輩「ここが先輩のお家」
後輩「除霊グッズも持ってきたことですしこれで勝てるっ」
後輩「うふふ。先
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