泉新一「東京…喰種……?」
東京喰種×寄生獣
時系列は
東京喰種は最初から
寄生獣は原作終了からになります
アニメで寄生獣を追っている人はネタバレ注意です
ある程度書き溜めがあるので、数日で終わると思います
食物連鎖の頂点とされる人を…
”食糧”として狩るもの達が存在する…
人間の死肉を漁る化け物として
彼らはこう呼ばれる
―――――――――――「食種」と
――――――――――――
………シンイチ……
……シンイチ……寝ている場合じゃないぞ……
…シンイチ!
新一「うわぁっ!」ガバッ
新一「…びっくりした……脅かすなよミギー……ミギー?……っ!」バッ
新一「……はは、ミギーが起きるわけないか…。…たまには起きてくれると嬉しいんだけどな…」ブルッ
新一「…寒い。…よく見ると、何処だここ?夜の…路地裏?たはは…寝ぼけてんのかな俺」キョロキョロ
新一「あ!ちょうどいいところにカップル!うっわ…抱き合ってやがる!ちょうどいい、あのカップルの痴態を盗み見てから場所きいてやろ」コソッ
女「―――――カネキさん」
男「」ビクッ
女「ホントは私気づいてたんです」
女「カネキさんが私を…見ていてくれたこと…」
男「……」
新一(おお!告白か!いいぞやったれ!)
女「カネキさん…私も……」
新一「……」ゴクリ
女「あ な た を 見 て い た の」ガブッ
男「…え?」ドサッ
新一「!!」
女「おいしぃ…」
男(噛?なんだ、なんだこの目!?)
新一(パラサイト!?いや、違うのか?)
女「カネキさん…その表情素敵です…ふふ。まさか思わなかったでしょう?私がグールだなんて!!」ズグゥ!
新一(背中から…触手!?パラサイトじゃないのか!?どうなってるんだ!?)
男「…う、うわあああああああ!」ダッ
女「うふふ♪」スタスタ…
新一「止めなきゃ…ミギー!ミギー!……くそっ、駄目か!とにかく追わないと!」ダッ
男(逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げ―――――)
ドギョッ!
男(お腹に…触手………?)
男「…あ……」ドサッ
女「あら、死んじゃった?…私、貴方みたいな体型の人好きよ」クスクス
女「程よく脂も乗ってるし、筋肉じゃないから柔らかくて――――――あら?」クルッ
新一「……間に合わなかった」
女「あらあら…見られていたのね。でもいいわ。あたし――――すごく、お腹がすいてるの」グワッ
新一(…来る!……あれは!?)
グラグラ プツンッ
ド ガ ァ !
女「!!?…ア……ア……」バタバタ
新一「上から…鉄筋が落ちてきた……」
女「………………」
新一「…お前も、必死に生きようとしていたのかな」
男「……………」ピクッ
新一「彼は……まだ脈がある!誰か!誰か!彼を病院に―――――――」
金木「……」シュコー シュコー
新一「…」
新一(襲われていた彼の名前は金木研。すぐに病院に搬送されたこともあり、彼は一命を取り留めた。しかし―――――)
新一「パラサイトの臓器を移植した…彼は大丈夫なのかな…」
新一(どうやら俺は今までいた世界とは違う世界にいるらしい。車がスマートな形をしていたり、電化製品がやたらハイテクだったり…落ちついてられるのは、俺の中に残っているミギーのおかげだろうな…)
新一「なあミギー…俺、何処にきちまったんだろうな」
永近「…あのー…」
新一「え?」
―――――――――――
新一「ふーん…グール、ねえ?」スタスタ
永近「はい。この世界では…」スタスタ
新一「でも、君やけにあっさり俺のこと信じるんだな。別世界から来たなんて、ふつう信じないぜ?」
永近「永近でいいっす。俺、自分で言うのもあれなんですけど、結構人を見る目があるんすよ。泉さんの顔見てたらなんだか嘘をついてるとは思えないし、それに」
新一「それに?」
永近「…服装が古臭いので」
新一「なっ!おめーは!」
永近「はは…でも、本当にありがとうございました」
新一「ん?」
永近「金木の事です。あいつ、もう少し発見が遅かったら…」
新一「ああ、そのことか。気にしないでくれ」
新一(パラサイト…じゃなかった、グールに襲われてたことは黙っておこう。知ったことで不幸になることもある…)
永近「…なんだか、泉さんって不思議っすね」
新一「え?」
永近「別世界に来たっていう割には妙に落ち着いてます」
新一「ああ…まあ、そういう風な体質なんだよ。それよりさ…」
永近「なんすか?」
新一「一晩でいいからお世話になれないかな?行くところなくて…」
永近「お安い御用っすよ!」
新一「ありがとう。それと、俺、永近と同い年だから、敬語は大丈夫だぜ?」
永近「…え?」
新一「ま、浪人生だから大学は入ってないんだけどな!たはは……」
永近「…そっか!じゃ、まずはその服装をどうにかしようぜ」
新一「…そんなにダサいかなあ?別に………っ!?」
永近「どうした?」
新一(この臭いは…前にも嗅いだこの、嫌な臭いは!)
新一「…すまん永近!泊まりの話はなしだ!」ダダダッ
永近「泉!?…足はっや…」
ダダダダダダダッ
ザッ
新一「………これは!?」
グチャ グチャ
グール「……あ?」モグモグ
新一「これが…グールか?」
グール「お前…どうしてここが…!?グールじゃ、ない…?でも、人のにおいじゃない…」
新一「…」
グール「お前は、いったい―――――――――」
「どーん」ブチイッ!
新一「!」
新一(頭を一撃で吹っ飛ばした!?)
「ったく、俺の食い場で食事してんじゃねーっての。ん?」
西尾「お前、なんだ?ま、いっか」
西尾「人 な ら 食 う だ け だ」ゾブゥ
新一「…っ!」
新一(赤い瞳…こいつもグールか!)
シュン
新一「…!」
西尾「おらっ!」ブンッ
新一(回し蹴り?速いし食らったらひとたまりもないだろうが…このくらいならよけられる!)
シュン!
西尾「……あ?」
新一「ふぅ……」
西尾「なんだお前…やっぱ人じゃねえのかよ」
新一「…お前は」
西尾「あ?」
新一「人や、同じグールを殺すことになんとも思わねえのかよ」
西尾「…ちっ、うぜえ。殺すことになんでためらいが必要なんだよ」
新一「…」
西尾「それに、俺はなあ!俺の事を信じ切った奴を裏切って食ってやるのが一番好きなんだよ!間抜けな人間の顔ほど食欲をそそるもんはねえからな!」ニヤァ
新一「……っ!」
西尾「んだよその目は?」
新一「……お前は許せない」ゴッ
西尾「…あ?さっきからよ、俺はガキにむかつく口きかれるのが一番嫌いなんだよ」
西尾「もういい…赫子出してバラバラにしてやる」ズグゥ
新一「…触手か?」
西尾「触手と一緒にすんな。死ね!」カッ
新一「……っと!」
西尾「おーおーせいぜい頑張ってよけろ!最終的にはバラバラにしてやっからよ!」フォン!
新一「…おっと……!うわっ…!!」ズルッ
西尾「ははっ!」
新一(しまった!……心臓に向かって一直線か…やっぱりよく見える。…即死だな)
西尾「おらっ!」ブン!
新一「……くそっ」
カキイン!
西尾「………!?」
新一「…あれ?」
「まったく…君といるとスイッチも切れないのか」
西尾「な…んだよソレ?」
新一「……!あっ……あああ!!」ポロッ
「めそめそするんじゃない…シンイチ、今私たちは特別な状況にあるようだな。仕方ない、私がまた力を貸してやろう」
西尾「なんだよソレは!?なんで赫子が…それより、お前はいったい!」
新一「…遅えよ、ミギー」
ミギー「すまなかったな、シンイチ」
グ グ グ グ
西尾(なんだこいつの赫子…俺の赫子が…切られるっ!?)
西尾「ちっ!」バッ
新一「早速だがミギー、状況はわかってるか?」
ミギー「ああ。別世界、実に興味深い。グール…我々の仲間とは違うようだ」
新一「そうみたいだな…勝てるかな?」
ミギー「今回は昔取った戦法と同じで君は奴の攻撃をよけていればいい。馬力の差で勝つさ」
新一「そっか…じゃ!」ダッ
西尾「てめえ…てめえがグールだろうが、絶対ぶち殺してやる!」ダッ
シュッ カキイン! キン! ギン! チュイーン!
新一(向こうの触手の方が力はあるが…速さならこっちに分がある!)ヒョイヒョイ
西尾(…速え!…………っ!?)
ズブゥ!
新一「…決まった」
ミギー「ああ、だが油断するな。腹は貫いたが、感触が人間と全然違う。再生するやもしれんぞ」
西尾「……くそ…が…っ」ドサッ
ミギー「…再生はしなかったようだな」
新一「…ふぅ、改めて久しぶりだな、ミギー」
ミギー「ああ、久しぶりだシンイチ。随分と面倒に巻き込まれたようだね」
新一「そうみたいだ。状況がつかめないんだけど…お前、グールについて何か知ってる?」
ミギー「いや、辞書で見たことはあるが、今必要な知識ではないだろう。それより…」
新一「ん?」
ミギー「実に興味深い世界だよ、ここは。我々と同じような生物が昔から存在している」
新一「そうみたいだな。パ
コメント一覧
-
- 2014年12月28日 22:13
- 終始違和感
新一はこんな言い回しも行動もしないとおもう
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- 2014年12月28日 22:17
-
普通に面白かった
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- 2014年12月28日 22:41
- 馬力の差じゃなくて馬の差だったよな。
-
- 2014年12月28日 22:47
- このクロス、ずっと誰か書かないかと思ってた
-
- 2014年12月28日 23:10
- 泉研
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- 2014年12月28日 23:15
- 新一もミギーも違和感アリアリ
寄生獣×東京喰種はいいけどね
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- 2014年12月28日 23:16
- ミギーが原作に比べてかなり甘すぎる事を除けば面白かった。
-
- 2014年12月28日 23:20
- 面白い
楽しめた
-
- 2014年12月28日 23:21
- 結構違和感無く読めた
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