国立・東京工業大学元教授が、研究費1億5千万円以上を不正流用した

疑いが浮上しています。

画像:【岡畑惠雄容疑者】
岡畑惠雄容疑者
http://www.titech.ac.jp/event/2013/021416.html

今月5日、研究費約1490万円を騙し取った詐欺の疑いで起訴された元東工大大学院生命理工学研究

科教授・岡畑恵雄容疑者(67才)と化学製品販売会社「東光化成」役員、吉田耕司容疑者(66才)と同社

元社員、鈴木克行容疑者(70才)の3人。

捜査関係者の話によると、岡畑容疑者は2009年1月~2010年1月にかけ、複数の業者に研究用試薬

などの備品を架空発注

業者は共謀して、大学側から振り込まれた研究費をプールし、岡畑容疑者に渡したり、自社の運転

資金に充ててたとみられています。

またその後の取調べで、岡畑容疑者は騙し取った研究費を車の購入や子供のマンション購入費など、

私的なものに使用したほか、過去10年以上に渡り、総額1億5000万円以上の不正流用をしたと

供述しているとのことです。

さらに研究室に架空のアルバイトを雇ったことにして、虚偽の書類を作成し、大学側に提出

人件費を騙し取っていた疑いも浮上しています。

捜査当局は公訴時効(7年間)が成立した一部を除き、追送検する見通しです。

画像:【東京工業大学】
東京工業大学
http://ja.wikipedia.org/wiki/東京工業大学

岡畑容疑者遺伝子や分子解析の研究で知られ、昨年3月に東工大を定年退職。

しかし、今年1月に行われた学内調査で不正流用が発覚。

退職後に授与された名誉教授の称号も返上となりました。

近年、東大や京大などの名だたる大学でも同様の事件が起きています。

どこの大学でも多少の研究費不正流用はしているとも聞きますが、国立の場合、費用の大元は国民の税金

ですからね・・

額が大きすぎたのも刑事告訴された原因と思われます。

ただ一方で、1億円以上の政治資金未記載が発覚している小渕優子衆院議員のようにうまく逃れられそうな

人もいると、法の不平等や不公平さも感じてしまいます。