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貴音「悪戯」美希「されたの」


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エレン「駆逐艦に勤務することになった」








1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:23:08.45


【事務所】

ガチャ

貴音「おはようございま……おや? 誰もいませんね」

貴音「小鳥嬢もいないとは……買い出しにでも行っているのでしょうか」

貴音「ですが、それはそれで僥倖というもの。今度やります舞台の台本でも読むとしましょう」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:26:35.96


貴音「……」 ペラペラ

貴音「今度の舞台は悲恋がてーまなのですね」

貴音「身分違いの恋に悩む令嬢と下男の二人……」

貴音「こうして考えてみると、今の時代に生まれてよかったのだと思いますね」

ガチャ

美希「あふぅ……おはようなの……あれ? 貴音だけ? ハニーや小鳥は?」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:29:48.60


貴音「おはようございます、美希。今は私だけですね……プロデューサーも小鳥嬢も見かけておりません」

美希「ふ~ん……あ、横、座っていいかな?」

貴音「ええ、結構ですよ。そういえば、ここは美希の特等席でしたね」

美希「うん、事務所のソファーは寝心地が最高なの」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:35:02.16


美希「……」

貴音「……」 ペラペラ

美希「ねぇ、貴音」

貴音「なんでしょう?」

美希「何読んでるの?」

貴音「これですか? 今度私が出演する舞台の台本ですよ」

美希「へぇ……いつから?」

貴音「来月の20日だったでしょうか……よければご覧になりますか?」

美希「う~ん……いいの。折角だから、本番までどんな内容なのか楽しみにしておくの!」

貴音「おや、見に来てくださるのですか?」

美希「貴音のミステリアスな雰囲気は今のミキには出せないの! だから貴音の舞台見て勉強しよっかな、って」

貴音「ふふ、それはありがたいですね」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:37:23.25


貴音「……」 ペラペラ

美希「……」

貴音「……」 ペラペラ

美希「……あふぅ」

貴音「……」 ペラペラ

美希「……! えいっ!」 ポフッ

貴音「! いきなりどうしたのです?」

美希「えへへ~、貴音の膝枕なの」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:41:26.91


貴音「おやおや」

美希「ミキの思った通りなの。貴音の膝枕の寝心地はこのソファーを超えてたの」

貴音「それはそれは」

美希「ね、邪魔じゃなかったらこのまま寝ちゃっていいかな? しばらく動かないでしょ?」

貴音「ええ、結構ですよ」

美希「ありがとう! それじゃ、おやすみなさいなの……」

美希「……すぅ、すぅ」

貴音「ふふ、あっという間に眠ってしまいましたね。流石は美希です」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:46:02.32


美希「すぅ、すぅ……」

貴音「真、愛くるしい寝顔です」

貴音「さて、私も台本を読み込まないといけませんね」

貴音「……」 ペラペラ

美希「すぅ、すぅ……」

貴音「……」 ペラペラ

美希「すぅ、すぅ……」

貴音「……ふぁ」

貴音「……いけませんね、美希の安らかな寝顔を見ていたら私まで眠くなってまいりました」

貴音「ですが……今は台詞を覚えねばなりません、我慢我慢……」

貴音「……」 ペラ...





貴音「すぅ、すぅ……」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:48:16.83


美希「すぅ、すぅ……」

貴音「すぅ、すぅ……」





ガチャ

???「……」

???「!」

???「……」 キョロキョロ

???「……ゴクリ」

???「……」 キュポ

???「……」 カキカキ

???「……」

ガチャ


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:52:27.42


---


美希「……」 パチリ

美希「あふぅ……よく寝たの。いつもより眠りが深かった気がするの」

貴音「すぅ、すぅ……」

美希「あはっ、貴音も寝ちゃってたの」

貴音「ムニャ……メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ……」

美希「……間違いなくラーメンの夢なの」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/23(火) 23:54:43.45


貴音「すぅ、すぅ……」

美希「それにしても、こんなに無防備な貴音を見るのは珍しいの」

美希「せっかくだから、もっとじっくり寝顔を見させてもら……」

美希「!!」

美希「な、なんなのこれ!?」






15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:00:46.21


貴音「……はっ、ここは二十郎……ではなく事務所……」

美希「おはようなの、貴音」

貴音「おはようございます……そうですか、不覚にも私は睡魔に負けて……」

美希「そんなことより鏡を見るの!」

貴音「鏡? いったい何が……」

貴音「!!」

美希「? どうしたの? まだ鏡は見てないよ?」

貴音「……美希、貴女こそ鏡をご覧になった方がよいかと」

美希「? それってどういう……」

貴音「……」 ジー

美希「……」 ジー





美希「何これ!?」

貴音「……面妖な!」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:04:29.66


---

P「……と、いうわけで目が覚めたら顔に落書きされてた、と」

貴音「ええ」

美希「大変なの! このあとCDショップでサイン会があるのにこんな顔じゃ出られないの!」

貴音「私も舞台の稽古が控えておりますゆえ、この顔のままでは……」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:06:01.29


P「しかしまぁ珍しいこともあるもんだな」

P「『肉』、って額に書くのは落書きの定番中の定番中なわけだが……」





貴音の額「中」

P「これじゃラーメンマンじゃねえか」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:08:35.60


貴音「ら、らぁめんまん、ですか!?」

P「お、知ってるのか?」

貴音「いえ、そのような者は……あ、あなた様!」

P「ん? どした?」

貴音「そ、その『らぁめんまん』なるお方にはどこに行けば会えるのですか!?」

P「とりあえず、ラーメンマンは貴音の思ってるような奴じゃないってことだけは言っとく」

貴音「なんと」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:10:56.58


P「まぁ、貴音のラーメンマンはまだ分かる」

P「問題は美希だ」





美希の額「米」

美希「じゃあこれは? おにぎりマンとか?」

P「おにぎりには関係ないんだがなぁ……」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:15:58.64


美希「そ、そう……おにぎりには関係ないんだ……」

美希「……って、そんなことはどうでもいいの!」

貴音「何者かが事務所に忍び込んでこのような狼藉を働いたのは間違いのないこと」

美希「誰がこんなことやったか考えてほしいの!」

P「う~ん……まぁ、イタズラといえば亜美真美あたりなんだろうが」

P「また連載しているとはいえ、世代的にあの二人がこれを知っているか、だよな」

P「『肉』ならまだ分かる、あのイタズラは世代を超えて受け継がれてるもんだしな」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:20:57.36


美希「これって元ネタあるんだ」

P「キン肉マンってマンガだな、もう何十年も前にやっていた大人気マンガだ」

P「十年ちょっと前からまた連載されてはいるがなぁ……アイドルが読むような媒体じゃないんだ」

貴音「そんな昔のお話だったのですか」

美希「昔、ってことになると……まさか小鳥!?」

P「本人がいたら怒られてるぞ」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:27:29.00


P「いくらなんでも小鳥さんはリアルタイム世代じゃないからなぁ」

P「二世編以降だったら知らないこともないかもしれないが」

貴音「では、やはり小鳥嬢が……」

P「でも違うだろうな」

美希「どうして?」

P「小鳥さん、今日は社長の付き添いでどこぞの偉いさんと会ってるはずだ」

P「真美は俺がやよいと一緒にレッスンに送っていったばっかだし」

P「亜美も竜宮小町の仕事で律子と一緒に地方に行ってるからな」

貴音「有力な容疑者が軒並み潰れてしまいましたね」

美希「どういうことなの……?」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:34:07.97


ガチャ

真「おはようございまーす」

雪歩「お、おはようございますぅ」

P「お、真と雪歩か。二人とも今日は夕方からラジオの収録が……」

貴音「おはようございます」

美希「おはようなの」

真「!?」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:37:07.07


真「プッ……アハハハハハ!」

貴音「むっ……」

美希「むぅ、真君、笑わないでほしいの!」

真「アハハ、ゴメンゴメン……でも、美希のおでこに『米』なんて書いてあるから……!」

貴音「私もですよ」 スッ

真「ブフォッ!」






33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:40:06.49


真「……あー、笑った笑った」

P「仕事のことを考えれば笑い事じゃないんだけどな」

真「いや、すみません……でも、美希はともかく貴音のは不意打ちすぎて……」

雪歩「あ、あんまり笑っちゃだめだよぉ」

美希「ミキはともかく、ってどういうことなの」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:45:44.24


雪歩「二人とも……怒ってる?」

貴音「このくらいでは怒りませんが……」

美希「誰がやったか分からないと気味が悪くてしょうがないの!」

真「あれ? 亜美とか真美とかじゃないんだ」

P「あぁ、それがかくかくしかじかでな」

雪歩「と、とりあえず二人とも顔を洗ってみたらどうかな? 水性マジックだからきっと落ちると思うんだけど……」

貴音「そうですね、それでは早速」

美希「ホントに落ちるといいんだけどな」



ジャー バシャバシャ



真「うん、綺麗さっぱり落ちたみたいだね」

美希「ホント? よかったぁ」

貴音「これで心置きなく稽古に集中できます」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:47:43.32


雪歩「よ、よかったですぅ」

P「あぁ、仕事に支障は出なさそうでよかったよ……ところで雪歩」





P「なんで水性マジックで書かれた、って知ってたんだ?」

雪歩「あっ」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:52:03.61


雪歩「あの、その、こ、これは……」

雪歩「うぅ……」 スチャ

美希「ちょっと待つの!」 ガシッ

貴音「いきなり穴を掘って埋まられては困ります!」 ガシッ

雪歩「こ、こんなひんそーでちんちくりんでいたずらっ子の私なんて、あ、穴にぃ……!」 ジタバタ

真「まぁまぁ、三人とも落ち着いてよ」

P「とりあえずどういうことなのか訳を聞かせてもらおうか」

P「なんの理由も無しに雪歩がこんなイタズラするとも思えないしな」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 00:58:16.35


雪歩「じ、実は昨日のことなんですぅ……」

---

小鳥「ふー、ごちそうさまでした」

雪歩「小鳥さんどうぞ、お茶です」

小鳥「あら雪歩ちゃん、いつもありがとうね」

亜美「ね→ね→ピヨちゃ→ん」

真美「お昼食べ終わったんなら遊ぼ→よ→」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:00:50.66


小鳥「えぇ? だってお仕事がまだ……」

亜美「まだまだお昼休みじゃ→ん」

真美「たまには気分転換も必要だよ→」

小鳥「そ、そう? それなら少しくらい……」

真美「そうだ、ゆきぴょんもやろ→よ!」

雪歩「ええっ? わ、私も!?」

亜美「あ、いいね→、4人集まれば出来る遊びも増えるよ!」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:06:03.24


雪歩「で、でも私ゲームなんて……」

真美「でも、確かに真美たちとゆきぴょんが対等に遊べるゲームってなんだろ?」

亜美「ババ抜きとか?」

真美「それじゃ刺激が少ないっしょ→」

亜美「だよね→」

小鳥「あ、それなら人生ゲームとかどうかしら?」

雪歩「人生ゲーム……それだったらなんとか分かりますぅ」

亜美「ちょっと地味だけど……」

真美「たまには……いいかな?」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:09:54.33


亜美「じゃあ、ビリになった人は罰ゲ→ム、ね!」

真美「お→、そのくらいの刺激がないとね→」

雪歩「えっ、ば、罰ゲーム、って……」

亜美「1位になった人が何か適当に命令することにしよっか」

真美「ゆきぴょんもいるからあんまりエグいのは無し、ってことで」

小鳥「あんなこととかこんなこととかはエグいうちに入るのかしら」

雪歩「ひ、ひいぃ……」

小鳥「大丈夫よ雪歩ちゃん、所詮はすごろくのようなものなんだから」

亜美「そ→そ→、条件は一緒、ってね!」

真美「それじゃスタ→トスタ→!」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:14:28.83


---

亜美「お医者さんになったよ→、ウチと一緒だね!」

真美「真美はアイドルスタ→だよ! 現実と一緒だね!」

小鳥「デザイナー……何をデザインするのかしら」

雪歩「はうぅ……フリーターになっちゃいましたぁ……」



---



小鳥「人生ゲームはいいわねぇ……絶対に結婚出来て」

真美「ピヨちゃんの目が死んでる……」

亜美「しっかりして! これはゲームだよ!」

雪歩「それは追い打ちにしかなってないんじゃないかなぁ……」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:17:43.75


亜美「男の子が生まれたよ→!」

真美「こっちは女の子だ→!」

小鳥「ふ、双子ちゃん来たっ!」

雪歩「あうぅ……ご、ご祝儀でお金が……」



---



雪歩「ええっ!? お、お家が火事!?」

小鳥「雪歩ちゃん……ほ、保険は……」

雪歩「入るの忘れてました……」

真美「アチャー」

亜美「ダメだこりゃ」






50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:21:40.31


真美「結局、真美と亜美がトップ争いで」

亜美「ちょっと離れてピヨちゃんが3位」

雪歩「ば、罰ゲーム、罰ゲーム……」 ブツブツ

小鳥「だ、大丈夫よ雪歩ちゃん! まだチャンスはあるわよ!」

真美「そ、そ→そ→! 最後にあるから! 『人生最大の賭け』が!」

亜美「それに勝てばギリギリでピヨちゃんを抜けそうだよ!」


ジー カラカラ


雪歩「こんなひんそーでちんちくりんな私は開拓地で穴掘って埋まってればいいんですぅ!」 スチャ

亜美「あわわ、ダメだよゆきぴょん!」 ガシッ

真美「ここ開拓地じゃないから! 事務所だから!」 ガシッ

小鳥「お、落ち着いてちょうだい!」 ガシッ


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:27:16.09


雪歩(ガクガクブルブル)

小鳥「完全に怯えちゃってるわね」

亜美「これじゃ指令を出す方も出しづらいよ→」

真美「かと言って、無かったことに、ってのもしたくないし」

小鳥「亜美ちゃん、軽ーいのにしてあげてね?」

亜美「分かってるよ→、それじゃぁ……」





亜美「誰かになんでもいいからイタズラする、ってのはど→お?」

雪歩「へっ?」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:30:55.14


真美「あ、それいいかも→、ゆきぴょんがどんなイタズラするか気になるな→」

小鳥「そ、それって、例えば誰かのおでこに『肉』って書くとか……」

亜美「ピヨちゃん、古典的だね→」

雪歩「そ、それってキン肉マンですかぁ……?」

小鳥「え? 雪歩ちゃん知ってたの?」

雪歩「う、うちのお弟子さんが読んでいたのを読ませてもらったことがあって……」

亜美「ま→、『肉』を書くとかはともかくとしてさ」

亜美「明日あたりにでも事務所に来た時にいた誰かに何かやってみてよ」

真美「どんな小さなイタズラでもいいんじゃない? なんならイタズラグッズ貸してあげよか?」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:39:31.97


雪歩「うぅ……でも、約束しちゃったもんね、私、頑張るよ」

亜美「そ→だ、一つだけアドバイスしたげるね」

真美「ほ→ほ→、亜美隊長、それは何でありますか?」

亜美「イタズラし慣れてる亜美たちならともかく、普段そんなことしないゆきぴょんがやるわけだからね→」

亜美「だから、イタズラがバレちゃったら、素直に『ごめんなさい』って言っちゃえばいいと思うよ!」

真美「だよね→、それでゆきぴょんに頭下げられちゃったら、よっぽどのことじゃない限り許すしかないもんね→」

小鳥「よっぽどのこと……ねぇ」

雪歩「わ、分かったよ、二人とも! 私、頑張ってイタズラ、してみせるね」

小鳥「ところで雪歩ちゃん、確か午後から撮影があったんじゃなかったかしら?」

雪歩「はうっ! そ、そうでした! い、急がないと……!」

パタパタ ガチャン

亜美「真美隊員、ど→ですかね→」

真美「う~ん、優しいゆきぴょんのことだから、まこちんあたりに後ろから『だ~れだ』ってやるくらいじゃない?」

小鳥「ゆきまこ! これで三日は妄想が捗るピヨ!」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:43:31.80


---

雪歩「……ということだったんですぅ」

P「結局、ある意味黒幕は有力な容疑者そのままだったわけだ」

真「水性マジックをちゃんと使うあたりが雪歩のいいところだよね」

雪歩「美希ちゃん、四条さん……ど、どうか許してくださいぃ……」



貴音「頭を上げてください、萩原雪歩」

美希「誰がやったか分かって安心したの! 雪歩だってことにはちょっとビックリしたけど」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:46:33.00


雪歩「ゆ、許してくれるんですか……?」

貴音「言ったはずです、これくらいでは怒りません、と」

美希「このくらいで許されなかったら、亜美も真美もとっくに事務所にいられなくなってるの」

P「まぁ、あの二人に関してはイタズラがコミュニケーションのようなもんだからなぁ」

真「確かにそうですね」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:50:13.82


美希「雪歩はミキたちに積極的には絡んでくれないから……たまにはいいんじゃないかな、こういうのも」

貴音「度を越さなければ私たちもそれを受け入れる用意は出来ていますよ」

雪歩「二人とも……ありがとう」

美希「でも、顔に落書きはもうやめてほしいの」

貴音「ふふ、そうですね、顔は私たちの商売道具ですからね」

雪歩「はうっ、き、気をつけます」

真「何はともあれ、これで一件落着、ですかね?」

P「だな」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:54:24.80


【数日後】

P「うわぁ! ブーブークッションが!」

美希「ミキのおにぎりに海苔がコテコテに巻かれてるの!」

貴音「私のかっぷらぁめんが全部『らぁぬん』に書き換えられております!」



亜美「ゆきぴょんよ、なかなか筋がよいな」

雪歩「あ、ありがとうございますぅ」

真美「もう真美たちが教えることは何もない……」

雪歩「そ、そんな、まだまだ師匠にイタズラ道を教わらないといけないですぅ!」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:57:26.45


真「あれから雪歩は亜美と真美にさらにイタズラを教わってるみたい」

真「かくいうボクも雪歩のイタズラの被害に遭ってて……」

真「ロッカーに隠しておいた秘蔵のヒラヒラな衣装が、全部タキシードやスーツに……」

雪歩「それはイタズラじゃないよ?」

真「えっ」

小鳥(ゆっきまこ! ゆっきまこ!)


おわれ






69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 01:59:39.93





70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/24(水) 02:01:34.92












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ひろし「俺がクビ?」