そして、ご覧になった方ならお分かりのように、この新作の素晴らしいところは、
ヤマトのシリーズが強く訴えてきた「異星人とは理解し合える」
というメッセージをより明確にアピールしているところです。
ヤマトとバーガー少佐率いるガミラス艦隊が過去を水に流し、
協力してガトランティスに立ち向かう姿に胸が熱くなります。
熱い古代とクールなバーガー少佐の男の友情にもニヤリとさせられますね。
ここから先はあくまで記者の極めて個人的な感想なのですが、
今回のヤマトにはいまの日本に突きつけられた安全保障の問題がうっすら反映されているような気がしました。
ずばり、ヤマトを急襲する粗野で下品な戦闘民族ガトランティスは、
近年、猛烈な勢いで軍備拡張を続け、日本の領海・領空を侵犯する
中国のメタファー(隠喩(いんゆ))ではないでしょうか。
実際、終盤、ガトランティスに対して“こんな民族に最新兵器(火焔直撃砲)を
持たせたのが悪かった”というような意味のせりふも飛び出します。
そうなると、過去の恩讐を超えて手を結び、
ガトランティスと戦うヤマトとガミラスは、やはり日米ということになります…。
まあ、こんなうがった見方をするけったいな人は記者以外、
いないとは思いますが、昨今の国際情勢を鑑みると、異星人とは分かり合えても、
未だに「南京大虐殺では同胞が30万人殺された」などと戯言をほざく中国や
「竹島はわが国の領土だ」と主張する韓国とは
理解し合えるわけがないなと痛感したのでありました…。(岡田敏一)
さらに映画本編については、人と人とのつながり、
というかパーソナルなドラマも意識しました。
ここ最近の世の中って、他者に寛容じゃなくなってきているじゃないですか。
すごくギスギスした空気。国と国のいがみ合い、ヘイトスピーチの問題とか。
こんな風潮に対して、戦艦という兵器が主役のヤマトだからこそ扱いに十分配慮して、
戦争賛美ではない、ひとつのアンサーをきちんと出すべきではないかと考えました。
作品はエンターテインメントですから決して大上段に構えて作るつもりはないですけど、
作品を通して、何か感じ取ってもらえたらうれしいですね。
| HOME | 「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 」MAGES.がエルフより版権を取得しフルリメイクへ ティザーサイトが公開 ≫
| HOME | 「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 」MAGES.がエルフより版権を取得しフルリメイクへ ティザーサイトが公開 ≫
Author:バルカズ
このブログは主にアニメ、ゲーム関連の話題を扱っております。ネットでのニュースなどもたまに扱ってますよ。
面白いなぁと思ったらリツイートしてくれると嬉しいです。
【このブログについて】
【独り言】
名前を変えたことに気づいてもらえない。
【ランキング応援してね】
にほんブログ村
トップ画をzoomeのメイトさん「まり☆ともさん」が書いてくれました。
あずにゃんぺろぺろ。
Powered By 画RSS