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西洋では悪魔の化身だとか言われているけれど、東洋じゃおいしいごちそうとして知られているタコ。そのタコの知能が思った以上に高いことはカラパイアの読者には周知の事実となっている。
そしてまた、タコは思った以上におちゃめでやんちゃで、遊び心を持っているとも言われている。ここではそんなタコのハイスペックさがわかる22の事柄をみていくことにしよう。やっぱタコすごいわ。
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1.クルミサイズの脳ミソしかないのに、ほかの無脊椎動物の仲間に比べて知能が高い。
2.貝やココナツの殻を外敵から身を隠すための道具として利用する最初の無脊椎動物。
やっぱりタコの知能は高かった!ココナツの殻を道具として使うタコ、無脊椎動物としては初の快挙!!
3.自分の“庭”にガラクタを集めてきては、並べ替える行動が知られている。
4.問題解決能力に優れている。ビンの中に閉じ込められても、簡単にフタを開けて逃げ出してしまう。
タコのすごい能力!- The terrible ability of the octopus!
5. 驚くほど複雑な目をもっている。
人間の丸い瞳孔や、垂直にスリットが入っているネコの目とは違って、タコの瞳孔には水平のスリットが入っている。さらに奇妙なことに、体の位置にかからわず、タコの目は水平面を向いたままだ。つまり、逆さまでも、横になっても、対象が同じように見えるということだ。
6. 孤高のプレデター
Introducing "Kleptopus", The Shell-Stealing Veined Octopus
タコは単独でいることが多い。身を守る殻もなく、外敵に対して極めて無防備に見えるが、それは見せかけだけだ。貝を利用して身を守ることもできるし、カモフラージュも巧妙だ。
7. タコの墨の二重の罠
巧妙な外敵や、うざい人間がタコにちょっかいを出そうとすると、墨を吐いて煙幕をつくり、逃げる時間をかせぐ。墨の役目は敵の目を欺くだけではない。この墨には敵の嗅覚を鈍らせる成分が含まれていて、追跡されないようにする効果もある。
8. 暗闇に包まれて暮らしている深海に棲むタコ(コウモリダコ)は、光で応戦する。
この深海のタコは、体全体に発光器を備えている。一度に何分もストロボ閃光を放って、敵の方向感覚を狂わせることができる。
9. タコの頭にはくちばしがある
タコは頭の中にケラチン(わたしたちの爪の成分と同じもの)でできたクチバシを隠し持っていて、カニや貝類を砕いて食べるときに使う。間違っても指を突っ込んだりしてはいけない。指ちょんぱとなってしまう可能性が。
10. 柔らからだ
octopus escapes through a 1 in hole
体の内にも外にも固い骨格が存在しないため、敵から逃げるために狭い場所に体を縮こませて入りこんだり、脱走したりすることができる。
11. ミミックオクトパスは、その名のとおり、ほかの生き物の外見に似せて体を変化させることができる。
World's Most Intelligent Animal - Mimic Octopus
12.ほとんどすべてのタコは毒を持っている。
中でもこの小さなヒョウモンダコだけは人間を殺すことができるレベルの毒をもつ。
青酸カリの850倍以上の毒素を持つ恐怖の殺人ダコ「ヒョウモンダコ」が今年も日本を北上中
13. タコは3つの心臓を持っている。
エラを通して血液を送り出すふたつのエラ心臓と、もうひとつはそれを全身にいきわたらせる心臓。
14. タコの血液は青い。
タコは深海で生きるために、酸素と結びつくと銅イオンになるヘモシアニンという成分を含む血液を進化させた。この成分のせいで血液が青く見える。
15. 1本の腕に吸盤は約240個
それぞれの腕に、カップ状の吸盤が240個ほどついている。その吸着力は16キロ近いものを持ち上げることができるほど強い。この吸盤は極めて敏感で、わずかな化学信号もとらえることができる。それぞれが独立して動くことができ、半分に折れて対象をつまむこともできる。
16. 合計1600の吸盤は、単なる触覚器官ではなく、においを感じることもできる。
17.タコの神経細胞の3分の2は、頭ではなく腕にある。
このため、一本の腕が貝の殻をあけようとしているときに、ほかの腕は別の仕事ができる。
18. オスの腕のひとつは生殖器になる。
19. ときに共食いをすることがある。
Researchers Catch Octopus Cannibalism On Film
おとなのタコが無防備な若いタコを丸のみしてしまうことがある。また、メスのタコが、13回も交尾した相手のオスを攻撃し、窒息死させ、2日かけて食べ尽くした例が報告されている。
20. メスは一度に40万個の卵を産む。
メスは飲まず食わずで、子どもたちが孵化するまで卵を守る。卵がかえるとメスは死を迎える。妊娠期間が終わると体の細胞が自殺し始め、組織や内臓が次々と機能しなくなり、死に至る。
21. タコの寿命は短い
オスメスに関係なく、ほとんどのタコは3年から5年生きる。情報を集める彼らの能力にも限界があるということだ。
22. タコがもう少し長生きできれば、地球を支配する知性になると信じる科学者もいる。
via:distractify・原文翻訳:konohazuku
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コメント
1. 匿名処理班
まず第一に美味い
2. 匿名処理班
足を96本持っている奴が居るということも付け加えて欲しい。
3. 匿名処理班
3〜5年生きるというところで、2010年?06年?のW杯のタコ思い出した
4. 匿名処理班
特徴的なハイスペック部品、
ちょっといっぱい着けすぎじゃないですかねぇ……。
5. 匿名処理班
イカやタコの目は盲点が無い構造になってるってのもプラスで。
それに比べて人間の目は設計のレベルが低い。
6. 匿名処理班
未来予知が出来るくらいだもんね。
7. 匿名処理班
ハイスペックだろうと何だろうと、
じゅるりとなったのは俺だけか?
8. 匿名処理班
「このタコが!」なんてもう言えない。
9.
10. 匿名処理班
タコってこの星の生き物じゃないと思うわ
11. 匿名処理班
タコの墨は不味いってのはマイナス
12. 匿名処理班
あまりのハイスペックさに驚愕です!今後タコ様を買えません食べられません(笑)
13. 匿名処理班
タコが文明を持つのに致命的な欠点は、寿命以上に単独行動だってこと。
相手に情報を伝えるためのスキルがまるっきり欠けてるから、経験を他者に
残せない。何を学習し発見しても、そいつの死と共に全部チャラじゃ進歩の
しようがない。
14. 匿名処理班
途中からハイスペックとは関係ないような
15. 匿名処理班
やつらが進化するとクトゥルーもしくはイリシッドだからな
16. 匿名処理班
簡単にフタを開けて逃げ出してしまう(逃げ出すとは言ってない)
17. 匿名処理班
コメントにあったけど、「このタコが」っていうのは、どういった侮蔑の意味があるんだろう?
18. 匿名処理班
昔のSFなんかだと火星人はタコみたいだったけど
あながち間違いでもないね
19. 匿名処理班
タコの寿命が50年とかだったら
間違いなく地球支配してる
20. 匿名処理班
たこ焼き食べたい
21. 匿名処理班
※10
つ アノマロカリス
22. 匿名処理班
蛸は夜になると海からあがってきて畑の大根を抜いて食う
という話はどこから出た話なんだろう?
23. 匿名処理班
美味しいのは生存競争的にマイナスでは。
タコのお寿司食べたい。
24. 匿名処理班
メイン脳は小さくても他に分散してるんだろうな
並列で連動したコンピューターってこと?
25. 匿名処理班
頭は柔らかいよな
26.
27.
28. 匿名処理班
コウモリダコはイカとタコが分岐する以前から存在する
イカでもタコでもない頭足類の一種だぞ
29. 匿名処理班
ペットとして飼ったら懐いてくれるのかな
30. 匿名処理班
庭にガラクタ集めって面白いな!
配置換えたり、こだわりがあるのか…
タコ的には部屋の模様替えとかガーデニングみたいなもんなのか?
あと真面目な解説の中、突然の" 柔らからだ " がじわるww