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あれは5年前の雪が降った日のことだったかな
俺たち兄妹は母親の誕生日を祝うためにケーキを買いに行くところだった
いつもケーキを買いに行く洋菓子店(ここのシュークリームがめちゃ美味い)は自宅から歩いて10分ほどの距離があった
いつもなら車を使って行くんだがこの日は雪が降っていたせいもあって兄妹ふたりで歩いて行くことになった

俺｢くっそ……雪降るなら冬用タイヤに履き替えとくんだった｣
妹｢もうお兄ちゃん毎年それ言ってるじゃん｣

そんなことを話しながら洋菓子店までの道を雪を踏みしめながら歩いてたんだ
まさかそれから10分後あんなことが起きるなんて誰も予想出来なかったんだけどね……

妹｢あ、そういえば借りてたDVD友だちに返すの忘れてた｣
妹｢やっば！ごめんお兄ちゃん！私ちょっと家に戻る！｣
妹は突然言い出して雪の中を走って行ってしまった

俺はその時は特に何も思わないで｢ふーん｣とか適当に返事をして走り去る妹の背中をしばらく見てたんだよね
そしたら俺はふとケーキ購入資金の入ってる財布を持ってるのは妹だってことを思い出したんだ
ただケーキを買うだけの用事だったから財布は妹しか持ってないし携帯とかも持ち歩いてなかった
だから俺は仕方なく走り去った妹の背中を追いかけ始めた

それから数分かけて俺は自宅に戻った
ちょうどその時家の玄関には父親がいた
俺｢あれ？妹戻ってきてない？｣
父親｢あ？妹ならお前と一緒に出かけただろ｣
俺｢いやいや、妹は先に帰ってるはずだけど｣
父親｢は？帰ってなんか来てねえぞ？どっかで道草でもくってんじゃねーか？｣
父親｢あいつなら道草の代わりに雪でも食ってそうだけどなハハハハハハ！｣

俺は父親の冗談を軽く流して妹を探しに来た道を戻ることにした

俺はおそらく妹とは別の道を通って先に家についてしまったのだろうと思って
家まで走ったルートとは別のルートを通ることにした

……家から歩いて50秒ほどだろうか
俺はすぐに道端に帽子が落ちているのに気づいた
その帽子は見覚えのある帽子だった
なぜならそれは妹の帽子だったからだ
妹が落とした？こんな家の近くで？

ならなんで俺は妹と合わなかったんだ？
俺はそんなことを考えながらふと足下を見た
帽子が落ちていたすぐ近くにタイヤの跡が残っていた
なぜか急発進したかのように雪に大きな跡をつけたタイヤ痕
嫌な予感がした
俺はそのタイヤ痕を追いかけることにした

タイヤ痕をたどって歩くとほんの数分でとある倉庫にたどり着いた
この倉庫は俺もよく知る倉庫で近所の農家が作物を保管するのに使っていた大きな倉庫だった
タイヤの跡は倉庫の中に繋がっていた倉庫の入り口は重い扉で閉ざされ｢立入禁止｣と書かれたボロボロの木製の札がかけられていた
俺は頭の中で嫌な妄想を思い浮かべながら扉の隙間から中を覗いた

人がいる
何人かの人がなにかをしている
女の声がする
……聞き覚えのある女の声がする

胸糞悪いスレやな

気がつくと俺は逃げていた

見てはいけない何かが倉庫の中で行われているという嫌な予感がしたからだ
頭の中にある妄想をかき消す思いで俺は雪の積もる道を駆け出していた
けれども走っても走っても不安は消えなかった
その不安は次第に大きくなっていった
不安が大きくなると共に俺は冷静さを取り戻していった
大きな不安と充分な冷静さを得た時俺は大きな後悔も得ていた

あの時の自分は今でも何をしていたのかなんで逃げ出してしまったのか分からない

俺は大急ぎで倉庫に戻ると驚くべきものを見てしまった
そこにはおぞましい光景が広がっていた


エキセントリックちくわ！

―fin―

ごめんなさい
テキトーに作り話して最後に意味不明なこと言えば面白いだろとかいう甘い考えでスレ建ててごめんなさい
かなり序盤の頃に寒い終わり方するな、って薄々気付いていましたスミマセン

良かった…本当にレイプされた女の子はいなかったんだ…

日本も治安がいいだの何だの言われてもあるとこにはこういうのあるのは事実なわけで

感情移入力カンストしてる俺は心拍数150くらいまで上がってたのにひどいよ