2015年はスマートホーム元年? 低すぎる認知度が課題に
意外と知られてない?
すでに海外では、スマートホームがブームになりつつあるところも少なくないようですが、日本国内での現状は厳しい限りのようですよ。例えば、クロス・マーケティングが2014年10月に全国47都道府県で実施した「住生活意識とスマートハウス関連サービスに関する調査」によれば、スマートハウスやスマートホームについて、見聞きしたことがあり、どのようなものかよく知っているとの回答者は、全体のたった5%のみ! なんとなくは知っているという回答者層を合わせても、20代から60代男女の2割をやっと超える程度にとどまったんだとか。
一言にスマートホームといっても、いろんな機能やサービスがあるものの、最も日本で関心が高いのは、自宅に不審者が侵入したときにスマートフォンや携帯電話へアラートが送信されるセキュリティ関連や、外出先から家のカギを遠隔操作で開閉したり、手のひらをかざすと本人認証が行なわれてカギなしで開錠できるスマートキー関連。一方、冷蔵庫が中身をチェックして足りない食材を自動注文するといったスマート家電周りのサービスは、認知度の低さが目立っているようですね。
なお、どのように便利かを伝えられると、スマートホームへの関心レベルは上がったものの、実際に住宅を購入したりリフォームしたりするときに導入を検討するという回答者は1割台と非常に低く、どれだけもっと魅力をアピールできるかが、当面の普及に向けた課題となっているみたいです……。
image by shutterstock
source: クロス・マーケティング
(湯木進悟)
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