超小型の補聴器が誕生で、気兼ねなく使えるように
なんと大きさはコーヒー豆以下。
Indiegogoで、7.1mm×5.7mm×4.17mmの超小型補聴器「nanoplug」が開発資金を調達しています。8万ドル(約950万円)の目標に対して、執筆時点で12万8592ドル(約1,530万円)の調達に成功し、売り切れの商品もでています。
これまでも小さな補聴器や肌色などのカバーが付いて比較的見えにくい製品はありましたが、少し横を向けば見えてしまうのが現状でした。このnanoplugは、低度の難聴から重度までをカバーしつつ、外から100%見えないことをターゲットにし、外での使用をためらっていた女性や若年層にとって、気兼ねなしに使えるものになっているんです。
大きさは一目瞭然。
こんなに小さいと指で取ることは絶対に不可能ですが、ご心配なく。ちゃんと専用の器具が付属されています。
実際に装着と取り出すデモンストレーション映像がこちら。
この画期的な超小型化に成功したのはバッテリーの大きさにあります。大きさはゴマよりも小さく、1.357mm×0.85mm×0.2mm。そして、そんなに小さいのに138.888時間(約5.7日)も電力を供給できるのです。
そしてもう一つ画期的なのは、自宅にいながら自分で細かい調整やさまざまな環境(例えば、スポーツや音楽鑑賞など)による設定を4つも保存ができることです。そしてその4つのモードの変更は装着時に耳をタップするだけでできる手軽さです。
こんな夢のような補聴器は、249ドル(約2万9000円)でシングル、399ドル(約4万7000円)でダブルが手に入ります。期限は2014年12月28日までで終了しているのが残念。出資した人は2015年3月には手に入る予定です。
「聞き取りづらい」ではなく「聞こえない」という難聴。いままで、恥ずかしさを優先し危険と隣り合わせだった方には朗報かもしれませんね。
source: Indiegogo
(okeyuhi)
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