1: ムーンサルトプレス(宮城県)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 22:43:13.65 ID:qjc0H6CW0●.net
明治維新の成功を違う角度から見てみよう
維新ヒーローの陰に旧幕臣がいた!

今年の大河ドラマは『花燃ゆ』。吉田松陰の妹・文を主人公に、松蔭はもちろん、久坂玄瑞や高杉晋作など長州の
志士たちが、その生き様をたっぷりと魅せてくれるであろう。大河ドラマで幕末物は当たらないなどというジンクスは
いつのことやら、『篤姫』『龍馬伝』『八重の桜』、そして今回の『花燃ゆ』と続くのも、近代日本の立ち上がりを振り返り、
このところの閉塞感を打破するヒントを得たいという空気があるのだろうか。

ちなみに長州が舞台となるのは1977年の『花神』以来、38年ぶりだそうである。明治維新以来、現総理も含めて
もっとも多くの総理大臣を輩出した地である。地元の皆さんはさぞかし期待しているに違いない。

■覆される幕末のイメージ
さて、となればまた維新と「志士」の本はたくさん出版されることだろうと思うのだが、今回ご紹介する本は維新と
「幕臣」の本である。

旧態依然とした幕府と、保身に汲々(きゅうきゅう)とするのみで時代の流れに取り残された幕臣。それに対して
進取の気風に富み時代を読み、日本を近代化すべく戦った薩長をはじめとする西南雄藩と志士たち。しかしこうした
イメージは修正されつつある。

たとえば戊辰戦争における鳥羽・伏見の戦いのイメージはどうだろう。3分の1の兵力しか持たなかった倒幕軍に
敗れたことから「幕府軍は数ばかりで、装備は古くさい鎧兜」だったのかと思いきや。実際には洋式装備の歩兵隊が
八個連隊・9800人もおり、フランス軍事顧問団の指導を受けた精鋭部隊も擁していたという。

海軍ともなれば幕府軍が圧倒的で、主力艦の「開陽丸」も、当時、世界最大級の軍艦だったし装備も極めて優秀
だった。薩長含め、対抗できる戦力は国内には存在しなかったのである。

幕府も時代の変化には充分に危機感をもち、軍制や税制、そのほかさまざまな改革を少しずつ積み重ねてはいた。
そもそも開国・近代化を目指したのは幕府の方が先だったではないか。だが残念ながら幕府はガバナンスに失敗し、
蓄えた優秀かつ大切なリソースも生かしきれず、明治維新となる。
転載元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1420378993/
古代文明とか神話とか詳しい人来てよ詳しくなくても来てよ
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4804620.html
幕臣


2: ムーンサルトプレス(宮城県)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 22:43:40.78 ID:qjc0H6CW0.net
■維新時に秩序が保たれていたことは、幕府のおかげ
では幕府がそれまでに積み重ねたものはすべて無駄になったのかというと、実はそうではない、というのが本書
『明治維新と幕臣』のテーマである。

明治維新は非常に大きな政治変動ゆえに、その変化ばかりに目を奪われがちだが、「いかにして統治したか」という
行政の面からみると、江戸から明治への連続性が見えてくるというのである。

“明治維新に際して、戊辰戦争において戦地となった場所は例外として、全国津々浦々が混乱を極め、略奪や
暴行が横行したという事態に至っていないということは、少なくとも社会生活を維持できるような秩序が保たれて
いたということになる。つまり、行政が機能しない状態にはほとんどならなかったということになろう”

たとえば大災害のときなどでも、日本人は秩序正しくふるまうことが折々話題になるが、道徳心もさることながら、
行政に対する信頼感が実はとても大きいのである。行政がきっと対応する、援助がくると信じられるからこそ、暴動や
略奪にはならない。

天下の体制ががらりと変わっても、幕末の人々が落ち着いていられたのも、日常生活に直結する行政が機能し
続けていたからなのである。

新政府による旧幕臣の登用というと、勝海舟や榎本武揚、渋沢栄一などの大物の名前を思い浮かべるが、ここで
頑張ったのは旗本や御家人などの幕臣たちであった。今風にいえばノンキャリの官僚たちである。

薩長土肥や越前・尾張などの雄藩は、藩の規模、いわば地方自治の規模での統治の経験しかなく、全国規模の
統治は未経験だった。そのノウハウや人材を持っていたのは幕府のみだったのだ。

明治政府による旧幕臣の登用については「国難にあたり、敵味方の分け隔てなく優秀な人材を登用した明治政府の
度量」という見方もあるが、実情は徳川400万石の幕領を統治する行政組織をそのまま活用しなければどうにも事が
動かない、というのが実情だったようだ。



3: ムーンサルトプレス(宮城県)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 22:44:07.12 ID:qjc0H6CW0.net
“見方によっては皮肉ではあるが、明治政府は、江戸幕府という前政権が有効に機能していたからこそ、全国政権と
しての体裁を為すことができたともいえよう”

「岩倉使節団」は、欧米の制度や法制を視察・研究するために派遣された専門官のほかに、実務にあたる書記官を
多数含んでいたが、書記官の多くが幕末期の外交交渉にあたった旧幕臣であったという。それゆえに彼らは、使節団
における地位は低くとも知識や経験は豊富だった。

現実の外交交渉の場ではかれらに頼らざるをえず、岩倉さえも頭が上がらない始末。しまいにはホテルの部屋割り
に至るまでバチッと仕切ってしまったという。260年にわたりこの国を平穏に運営してきた幕府の官僚たちの意地を
感じるエピソードである。

■いつの時代も組織力が重要
変革の時、人々はヒーローを求める。新しいビジョンを示す人物を求める。しかし、どんな優秀な人物がどれほど
すばらしいビジョンを描こうとも、それを実現するためには組織が必要であり、最前線で実行していく力をもつ人材が
不可欠なのだ。

その人材の層にどれほどの厚みがあるかが、その社会の力、基礎体力ともいうべきものだろう。それがしっかりして
いれば、どんな社会変動があっても乗り越えてゆけることを、幕臣たちの働きが教えてくれる。

明治政府の改革を支えた無名の幕臣たちを思いながら、「人」の力の大切さを軽んじるような世の中になりません
ようにと願うのである。
http://toyokeizai.net/articles/-/56892



5: ビッグブーツ(東京都)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 22:52:47.51 ID:hBr1RFkP0.net
日本は昔から実務担当者が優秀だから
ボスが誰でも話はちゃんと回った
戦争とか大きい話は下が頑張ってもボスの無能決定が脚を引っ張った



7: 毒霧(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 22:55:58.88 ID:3RC0gMBs0.net
>>5
責任が明確だと日本人は優秀なんだよな



36: キチンシンク(東京都)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 23:35:33.68 ID:liv4dtmD0.net
幕府側譜代筆頭ながら積極的に倒幕に参戦して
近藤勇を追い詰め捕縛したり
藩士から明治政府の司法大臣とか輩出した井伊藩みたいのもおるでよ



39: ショルダーアームブリーカー(西日本)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 23:38:40.64 ID:8k7PbuyW0.net
日本に限らず革命やクーデターで政権が大きく変わっても実務を司る役人は
たいていはそのまま引き継がれることが多いだけなんじゃね?



62: ナガタロックII(兵庫県)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 23:56:40.12 ID:9i3NZFUC0.net
>>39
このあたりが正解だわな



43: ミラノ作 どどんスズスロウン(チベット自治区)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 23:41:38.99 ID:gnxT+0sj0.net
徳川時代の分厚い文化経済学問 あってこそ
既に独自に世界レベルに達していたわけで
無いのは科学技術と近代思想だけ だったんだから



46: キングコングニードロップ(家)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 23:44:22.62 ID:jkgM+dBM0.net
田舎から上京してきたヤル気だけの下級武士に
政府の運営なんて出来る訳ないじゃん
滅ぼした王朝の遺臣を積極採用するなんて中国歴史みればよくわかる



49: チキンウィングフェースロック(関東・甲信越)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 23:47:11.31 ID:j4xGPy1fO.net
幕臣は官僚と同じく一生厚遇が保証された優秀なエリート故に保身しか頭になかったんだろう
松陰や高杉みたいなキチガイが好きに動ける組織じゃなかったろうし
でも才能ある奴はちゃんと薩長政府でも重用されてる



64: ブラディサンデー(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 23:57:32.60 ID:9/bA9UGB0.net
>>49
長州なんて士族がその場しのぎで平民騙して利用していただけでは?
戊辰戦争終わると露骨に家柄主義に回帰して平民切り捨ている鬼畜



66: ドラゴンスープレックス(京都府)@\(^o^)/:2015/01/04(日) 23:58:50.05 ID:RqpadL+30.net
明治政府に幕臣結構参加してるしなぁ



79: マシンガンチョップ(三重県)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 00:09:21.50 ID:/sOcmYTG0.net
慶喜が徹底抗戦してたら日本終わってたと思う
あっさり返上できる有能



87: 32文ロケット砲(家)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 00:18:24.12 ID:mNT7LO/y0.net
いい加減奥羽列藩同盟や会津の抵抗勢力も靖国に祀ってあげなよ
国の為に戦ったのにあんまりな仕打ちだ



90: ツームストンパイルドライバー(関東・甲信越)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 00:23:22.57 ID:Ry1Pp2CSO.net
>>87
会津側が嫌がるだろ
未だに山口県からの和解パフォーマンスなんかもガン無視だし



96: ボマイェ(catv?)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 00:29:37.34 ID:VNsKILaF0.net
帝国主義の荒波が押し寄せる幕末の日本において、旧弊な幕府の行政方針や硬直した官僚組織では対処出来ずにいた。
世界に対応していくための日本にしていくためには根本的な変革が必要だった。
薩長連合が倒幕の狼煙を挙げて江戸に迫ったのはある意味チャンスだったのかもしれない。
日本にとって最大に幸福なことは江戸城無血開城という選択肢を成し遂げることができたことであり、上野、東北、北海道での局地戦があったものの比較的スムーズに新政府の行政機構に移管された。
旧幕臣の中で明治新政府に登用されたのは当然のことである。
そして江戸城無血開城の立役者でありその後倒幕後の将軍家や旧幕臣への世話係として明治新政府を影からバックアップした勝海舟に対しても満腔の敬意を表するものである。



100: ドラゴンスクリュー(京都府)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 00:33:36.72 ID:Hu2qvtQO0.net
>>96
江戸城を無血開城させたのは山岡鉄舟だよ
勝なんて口だけ野郎で嫌われまくってた



107: トラースキック(中国地方)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 01:15:49.37 ID:Ak22/Ex10.net
「無血開城は立派」
なんて言ってるやつがいるけど、立派でもなんでもなくそうするしかなかった。
そうするしかない連中・・・つまり兵士として価値ゼロの集団だから無血開城しただけのこと。

ふつうはスターリングラードでも、硫黄島でも、アラモ砦でも必死に戦う。
江戸にどれだけの人口がいたのか知らないが、恥ずかしい話である。



109: ナガタロックII(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 01:34:21.40 ID:MWVeKUmG0.net
>>107
普通なら徹底抗戦してた、そして日本は泥沼の内戦へ。
普通じゃないから凄い。



112: キングコングラリアット(家)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 01:53:18.51 ID:h0zKhf+N0.net
>>107
その例は全て内戦じゃなじゃん



113: トラースキック(中国地方)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 02:00:01.16 ID:Ak22/Ex10.net
>>112
結果的にはそりゃ無血開城はよかったさ。
ただそれは「イキがっててスイマセン。戦争する根性もない自分らが支配者なんて間違ってました」
っていう平伏と悔恨の表明としてでだな。
あとから日本の将来のために「無血開城してやったぜ!」なんていうのは、もう一回しばかれたいかって感じだよ。



108: ドラゴンスクリュー(京都府)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 01:26:05.07 ID:Hu2qvtQO0.net
外国勢力が虎視眈々と狙ってる中
内戦で国力を落とすわけにはいかなかったから無血開城は立派でいいんだよ
結局戊辰戦争起こしてるけど



122: ストマッククロー(WiMAX)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 05:59:49.23 ID:MQ8qqVoh0.net
>>1
>そもそも開国・近代化を目指したのは幕府の方が先だった

徳川慶喜などは早々に開国の判断をしていた
二転三転したのは朝廷で幕府がそれに振り回されているのに乗じて
薩長に倒されてしまった
幕府は勝てないわけではなかったと思うが本気で戦っていれば
そこに乗じたのは外国だったかもしれない
開国して外交を重視することに幕府と倒幕とで違いはなかったが
旧来の身分制度の改革と薩長による主導権奪取



130: リバースパワースラム(東京都)@\(^o^)/:2015/01/05(月) 07:22:37.59 ID:Xy4rjr1O0.net
アヘン戦争で清王朝が西洋列強の餌食になっているのを目の当たりにしているので
危機感が幕府、その他諸藩というミクロな視点ではなく
いずれ日本にも同じ手口で内政干渉してくるのは
容易に予測が立ち内戦などしている暇など無かったのが実情




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なんか理系の面白い話あげてけ

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