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僧侶「勇者様が赤ちゃんになっちゃいました」ゆうしゃ「おぎゃ」|エレファント速報:SSまとめブログ

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僧侶「勇者様が赤ちゃんになっちゃいました」ゆうしゃ「おぎゃ」

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:31:36.77 ID:dyveeaRd0

僧侶「大変なことが起きました。これは、一大事です」

戦士「ああ」

魔術師「・・・」

僧侶「我々、勇者一行はようやく、魔王の城の一歩手前までやってきました。それは長い道のりでした」

戦士「まあ、決して楽ではなかったな・・・。だが、俺達には魔王を倒すと言う使命がある」



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:32:27.25 ID:dyveeaRd0

僧侶「そうです。だからこそ、我々は魔王城へと向かうのです。そして、魔王を倒すとこが出来るのは・・・」

僧侶「勇者様でしか、成しえないのです。・・・なのに」

ゆうしゃ「おぎゃ」

僧侶「・・・なんで、勇者様が赤ちゃんになっているんですかぁぁぁ!!」



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:33:56.27 ID:dyveeaRd0

僧侶「どういうことなんですかこれは!! 戦士、何か知っていますか!!」

戦士「いや、知らん。と言うか今初めて知った」

僧侶「じゃあ、魔術師!! 何か知っていますか!?」

魔術師「ししし、知らないなぁ。僕の作った薬が原因だとは、とても思えない」

僧侶「あんたの仕業かぁぁぁ!!」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:35:06.24 ID:dyveeaRd0

魔術師「うぐっ!?」

戦士「おい、僧侶!! 流石に襟元掴みかかるのはないだろ!!」

僧侶「戦士は黙っててください!! これは重要な問題なんですよ!!」

魔術師「いや、本当に知らないんだって・・・勇者に飲ませようとしたのは、ただの薬で」

僧侶「だからその薬が怪しいってんだろうがぁぁぁ!!」

ガラガラガッシャーン!!



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:36:21.02 ID:dyveeaRd0

戦士「流石に投げるのはダメだろ!! ってか、僧侶お前、口調変わってないか!?」

僧侶「言いなさい!! 勇者様に何を飲ませたのか!!」

魔術師「ごほっ・・・。僕は、勇者を愛でたかったんだ。そのために、ある薬を配合していた」

戦士「ある薬?」

魔術師「ああ、そうだよ。その薬こそ・・・」

魔術師「ショタ薬!! 勇者をショタにする薬さ!!」

僧侶「おらぁっ!!」

魔術師「なんでジョブ、ベラッ!?」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:37:29.29 ID:dyveeaRd0

戦士「魔術師・・・お前、夜な夜な聞こえていた、気持ち悪い声の正体はお前だったのか」

魔術師「そうさ、僕は夜な夜な、三人が寝静まった後に、この薬を配合していた」

魔術師「すべては、ショタの勇者を愛でるために!!」

戦士「・・・その結果が、これか」

ゆうしゃ「うー」



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:39:10.14 ID:dyveeaRd0

魔術師「どうやら、配合が間違っていたみたいだね。その結果が、赤ちゃん化に繋がった」

魔術師「だけど、そんなこと言ってもしょうがない。さあ、魔王を倒す旅に出かけよう!!」

僧侶「穏便に済ませようとしてんじゃねぇぇぇ!!」

魔術師「ひっ!?」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:40:14.86 ID:dyveeaRd0

戦士「僧侶!! 落ち着け、獣のように魔術師に掴みかかろうとすんな!!」

僧侶「離しなさいよ戦士!! あいつをぶっ殺さないと気が済まない!!」

戦士「お前、今までの敬語どうした!?」

魔術師「なんだよ・・・全部、僕が悪いってのかよ!!」

僧侶・戦士「「その通りだよ!!」」

僧侶「魔術師、あんたどうするつもりよ!! 勇者様をこんなにして、魔王をぶっ殺せると思ってんの!?」

戦士(僧侶の口調がどんどん過激に・・・)



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:41:41.99 ID:dyveeaRd0

魔術師「しょうがないだろう!! 僕の目的は元々、ショタになった勇者を愛でることになったんだから!!」

魔術師「それ以外に、僕が必要とすることなんてない!!」

僧侶「あんたのその、女のくせに、僕なんて言ってるのがすんごくむかつくのよ!!」

戦士「やめろ僧侶!! タックルだけはやめろ!!」

魔術師「だけど、僕は赤ちゃんには興味はない。僧侶、戦士、勇者一行の旅はここで終わりかな」ニッコリ

僧侶「がぁぁぁ!!」

戦士「やめろぉぉぉ!!」

ゆうしゃ「きゃきゃ」



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:42:50.02 ID:dyveeaRd0

戦士「落ち着いたか?」

僧侶「ええ、すいません戦士。迷惑を掛けてしまったようで」

戦士「・・・まあ、な」

魔術師「さて、勇者なしにどうやって魔王を倒す?」

僧侶「魔術師、あんたは黙ってなさい」

魔術師「あっ、はい」



12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:44:26.18 ID:dyveeaRd0

僧侶「しかし、ここで引き下がるわけにはいきません」

僧侶「私が勇者様をおんぶしますから、戦士、ショタ女は攻撃に回ってください」

戦士「えっ? ああ、わかった」(ショタ女・・・? ああ、なるほど)

魔術師「了解したよ」(ショタ女・・・? 誰の事だ?)

魔物A「ぐわぁぁぁ!!」

僧侶「早速来ましたよ!!」



13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:46:06.82 ID:dyveeaRd0

僧侶「ヒール!! 戦士大丈夫ですか!!」

戦士「ああ、なんとか僧侶のヒールで持っている、って感じだ!!」

魔術師「ちょ、まって・・・なんで、僕にはヒールないの・・・?」

魔物H「ぐわぁぁぁ!!」

僧侶「まだまだ来ます!!」

戦士「くそっ!! 量が多すぎるぞ!!」

魔術師「はあはあ、ファ、ファイア!!」



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:48:16.92 ID:dyveeaRd0

僧侶(これが、魔王城付近の魔物達・・・!!)

僧侶(明らかに数が多すぎる、どうすれば・・・)

ゆうしゃ「おぎゃーおぎゃー」

僧侶「あっ、どうしたんですか、勇者様。お腹でも空いたんですか?」

戦士「おまっ、勇者を抱いてる場合か!!」

魔物I「ぐわぁぁぁ!!」

僧侶「へっ? きゃぁぁぁ!!」



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:50:43.93 ID:dyveeaRd0

ゆうしゃ「おぎゃぁー」

魔物I「ぐわっ!? ・・・ぐわぁぁぁぁ」

戦士「なんだ!? 魔物が勇者を見た瞬間、魔物が溶けだしたぞ!!」

魔術師「・・・そうか、勇者の力だ!!」

魔術師「勇者だけが持つ、魔王を倒せる素質。それが今、赤ちゃん勇者に現れている!!」



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:51:55.58 ID:dyveeaRd0

戦士「その結果が、ああだと言うのか?」

魔術師「たぶんね、それに勇者の力っていうのは、純粋な心の表れでもあるから」

魔術師「つまり!! 今の勇者は可愛い!! そう言うことだ!!」

戦士(・・・こいつに聞くんじゃなかった)

僧侶「!! これなら、魔王城へ速攻で行けませんか!?」



17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:54:21.41 ID:dyveeaRd0

魔王城内部

ゆうしゃ「おぎゃぁー」

魔物V「ぐわぁぁぁぁ・・・」

僧侶「よしっ、早く行きましょう!!」

戦士「まさか、赤ちゃんを掲げて魔王城へと乗り込むとは・・・」

魔術師「まあ、実際これが一番効率いいしね」

魔物Z「ぐわぁぁぁぁ・・・」

僧侶「今のが、最後でしたね」

戦士「ああ、目の前にあるのは、バカでかい扉だけだ」



18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:56:25.30 ID:dyveeaRd0

魔術師「この先に、魔王がいると言うわけだね・・・よし、い」

僧侶「行きましょう!!」

戦士(・・・無視って、女の怒りは怖い)

バンッ!!



19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 21:58:36.44 ID:dyveeaRd0

「くっくっく、来たか。勇者一行よ」

僧侶「うっ、この殺気・・・!!」

戦士「今までの魔物とは比べものにならないぞ!!」

魔術師(・・・セリフかぶせられた)

「よく来たな、勇者一行。そして、ここが貴様らの墓場になるのだ」

僧侶「その言葉、そっくりそのままお返ししますよ!!」

戦士「ああ、俺達だって、死ぬためにここまで来たわけじゃない!!」

魔術師(・・・もうやだ、死にたい)



20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 22:00:07.30 ID:dyveeaRd0

「さあ、向かってくるがいい!!」

僧侶「戦士、行きますよ!!」

戦士「ああ!!」(ついに魔術師をシカトしたか)

魔術師(もういいや、ゆうしゃを愛でとこ)ヒョイ

ゆうしゃ「おぎゃー」



21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 22:02:46.99 ID:dyveeaRd0

僧侶「そんな・・・手も足も出ないなんて」

戦士「やはり、俺達には勇者がいないとだめなのか・・・!!」

「くはははっ!! 弱い、弱すぎるぞ!!」

「・・・というか、本当に弱いな。粘ったみたいに見えるけど、さっきから一分も経ってないぞ」

僧侶「うっ」

戦士「そ、そんなこと言うな!! 勇者がいれば、こんなことには・・・」

「そうだ、肝心の勇者はどうした。先程から姿が見えんのだが」

戦士「そ、そうだ!! 勇者と魔術師はどうした!!」



22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 22:04:50.25 ID:dyveeaRd0

魔術師「いないいない・・・ばぁ!」

ゆうしゃ「きゃきゃ」

僧侶「・・・なにやっとんだぁぁぁ!!」

魔術師「渾身のタックル!? がふっ!?」

戦士「何やってんだ、勇者があぶねぇぇ!!」

僧侶「あんた、人が真剣に戦ってんのに・・・」

僧侶「なに勇者様を愛でてんのよ。この、ショタコン」



23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/06(火) 22:06:57.37 ID:dyveeaRd0

魔術師「いや、僕のドストライクゾーンはショタだけど」

魔術師「赤ん坊も嫌いじゃないし・・・だから、ね?」

僧侶「だからって、仲間ほっぽって遊んでる場合かぁぁぁ!!」

魔術師「右ストレート、げふっ!?」

戦士「もうやめろよ!! ホントに
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年01月06日 23:20
      • 魔王が年をとらなければ魔王一択やな

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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