万能細胞と呼ばれる「STAP細胞」の論文をめぐる騒動で新たに2件の不正が指摘された問題で、

元理化学研究所の小保方晴子(おぼかたはるこ 31才)氏は不服申し立てをしないことがわかり、

不正が確定しました。

画像:【小保方晴子】
小保方晴子
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141226-00000001-mai-soci.view-000

6日に報じられたもので、調査委員会(委員長、桂勲・国立遺伝学研究所長)が最終報告書の中で新たに

指摘した2件の改ざんやねつ造について、10日間の不服申し立て期間がありましたが、小保方氏側は申

し立てしませんでした。

これで昨年3月に認定した2件の不正と合わせ、計4件の不正が確定したことになります。

■不正が認定された内容

(1)実験データ画像の切り張り(昨年3月)

2枚の写真の合成で、画像の長さやコントラストの調整がされている
誤って解釈される危険を認識した加工で改ざんに当たる

(2)博士論文と酷似した別の画像の流用(同)

博士論文の画像はSTAP細胞論文とは別の実験
取り違えたと主張する画像も元の実験が特定できず、捏造に当たる

(3)細胞の増殖率を比較するグラフ(昨年12月)

実験が行われた記録がなく、勤務記録と照合しても約3日おきに測定していたと認められないため、捏造と判断される

(4)遺伝子の働き方が変わる現象を示す図(同)

データの一部を仮説に沿って意図的に選別したうえ、手作業で作図して存在しないデータを作り上げており、捏造に当たる


(引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150106-00000014-mai-sctch)

なお、理研には懲戒委員会があり、研究不正が認定された職員は懲戒の対象となりますが、小保方氏は

12月21日付で退職したため、規約などによる処分は受けないとのこと。

しかし、懲戒委員会は問題の大きさを考え、相当の処分を検討するとしています。

ようやく決着がついたと思われるSTAP細胞論文をめぐる一連の騒動。

多額の税金が研究や再現実験に使われましたが、還元して欲しいですね・・