『月刊ララ』連載、「ウラカタ!!」の1巻です。
「桜蘭高校ホスト部」を代表作とする葉鳥ビスコの最新作は大学が舞台。桜蘭高校と比べると対象年齢層を上げてきた感じです。そもそも大学生が主人公という作品は思ったほど多くありませんから。
七石大学の1年生・栗栖 蘭丸(くりす らんまる)は超ネガティブ思考の持ち主。日向(ひなた)よりも日陰が好きで、よく口にする言葉は「ごめんなさい」。
これというのもロクな人生を送ってこなかったからです。昔から男子には からかわれ、あることがきっかけで女子にも嫌われ、部を一つ潰しかけ、体育祭を台無しにしたとなじられるなど散々な目にあっては こんな性格になるのも当然か。
そんな栗栖が大学のベンチで休んでたら、花嫁がゾンビに襲われる場面に遭遇してしまう! いや、映画研究会の撮影なんですがね。監督から なんで部外者が混じってるんだなどと言われても、特に規制してなかったんだからしょうがないだろうよ。けれど栗栖にとっては「また迷惑をかけてしまった」と ごめんなさいを連呼。自分の責任じゃないのにこうしてしまうのは もはや習性ですな。
この撮影現場で出会ったのが美術班。略して美班。七石大学には映像系サークルが4つもあり、それぞれが好きなジャンルの映画を撮影している。その4つのサークル全ての衣装手配や特殊メイク・大道具 小道具を作っているのが美班だという。
部長は俺様な性格の郷田 流司(ごうだ りゅうじ)。郷田は栗栖が弱気な性格をいいことに強制的に部室に連行して色々と手伝わせるわけですよ。
でもそんな中で栗栖のネガティブ思考に警笛を鳴らす言葉を投げかけるなど、少なからず気に掛けるんです。そんな郷田に栗栖もまた感情が変化していく…
そこへ重大事件が発生してしまう。明日、特撮同好会に引き渡す予定だったミニチュアのジオラマセットが壊れてしまったのだ。今からはどう直しても間に合いそうもない。そこで栗栖が覚醒する、というか才能を開花させるのです。
いつもの弱気な顔はどこへやら、部員たちに的確な指示を出し、自分もまた驚異的なスピードで物を作り上げていく。栗栖は手先が器用で「作る」ことは昔から得意だったのだ。
冒頭の「女子に嫌われた」のはプレゼント用に女子から頼まれて編んだマフラーが栗栖が作ったものだとバレたから。「部を一つ潰しかけた」のは模型部に入ってないのに栗栖の作った作品が入選して模型部が やる気を無くしたから。「体育祭を台無しにした」のは多くの部から製作物を依頼されて請け負いきれず、半分を断わざるを得なかったから。
つまりどれもこれも栗栖の作った物が悪い方へと転じてしまったことがネガティブ思考になった原因だったのです。
栗栖の活躍によりジオラマは無事に修復完了。
「おまえは美班の救世主だ…!!」
郷田からこう言われ、自分の居場所を見つけた感じのする栗栖でした──
映画製作の裏方を見せていく作品で、特撮好きな私としても興味ある内容。ネガティブ思考を何とかしたい人にも最適な一冊ですね。
ウラカタ!! 1 (花とゆめCOMICS)
ウラカタ!! 1 (花とゆめコミックス)[Kindle版]
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
「俺は石川が居なくてもこの程度は描けるんだよ!」
ってアピールがすごいw名無し仮面ライダークウガ 五代はまだクウガじゃなかったオリジナル展開へ先代クウガ(ヒロサガの設定だとリク)は本編ではベルトを取られたことで死んでしまったので、今回の漫画化ではifの展開が見られましたね。
そしてコウモリ怪人ことゴオマ電子の海から名無し様男塾外伝 伊達臣人 神の領域に棲む男の正体は まさかアイツなのか?当時の画風の際限は作者以上なんだけど、
イマイチ新しいものに挑戦してないのが残念だな・・・
どのネタも旧作の焼き直しで、
同じ素材を使ったツクールみたいになっち名無し「とある科学の超電磁砲」 ショタコン疑惑の結標さんが少年をナンパする?査楽>青ピからHな夢をもらう
黒子>説明不要
あわきん>しょたこん
作中テレポーター全員集合
全員とも変態じゃないか
この事実から空間移動能力者のパーソナルリア名無し激マン! マジンガーZ編 ハレンチからマジンガーへと時代は移っていく今じゃ広告代理店といえば電通だけど、さすがに当時は他にもあったのか名無し