7日(現地時間)、海外メディアAndroid Authorityが伝えるところによると、米Intelがウェアラブルデバイス向けに新開発したモジュール、「Curie」を正式に発表したとのことです。
今回Intelが発表したCurieは、その大きさが洋服のボタン程度のサイズにまで小型化されている点をその最大の特徴にしています。しかし、そのサイズに反して、ウェアラブルデバイスを駆動させるのに必要十分以上の性能と機能性が確保されています。
以下、Curieの備える主なスペック。
- Intel製 32-bit 低消費電力「Quark」プロセッサ
- 384KBのフラッシュメモリと80KBのSRAM
- パターン照合アクセラレータを統合した 低消費電力DSP(デジタルシグナルプロセッサ)センサーハブ
- Bluetooth LE
- 加速度センサーとジャイロスコープを組み合わせた6軸センサー
- PMIC形式のバッテリー充電回路(PMICについては「こちら」をご参照ください)
ウェアラブルデバイス向けに最適化が図られているだけあって、かなり省電力性にそのパラメータが割り振られたモジュールとなっていることが窺い知れます。
なお、Curieは2015年下半期中のどこかのタイミングで出荷が開始され、それに合わせて「Intel IQ Software Kit」なるソフトウェア開発キットの提供も開始される見込みとのことです。
さて、既にIntelが独自のウェアラブルデバイスの開発に並行して、いくつもの企業との間にパートナーシップを形成するに至っていることは、多くの人が知るところと思われます。ここ最近のIntelの努力と取り組みの成果は、どのような魅力的な製品として結実することになるのでしょうか。続報に期待です。
ソーシャルシェア
著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
米Intel、最新タブレット向けSoC「Cherry Trail」の出荷開始を正式発表 ―14nmプロセス採用
2015年1月6日
「Google Glass」の第2世代モデル、米Intel製x86ベースのプロセッサを搭載か ―WSJ報道
2014年12月2日
米Intel、スマートグラスメーカーVuzixに約30億円の出資を行っていたことが判明
2015年1月4日
レノボ、新型Androidタブレット「YOGA Tablet 2」と「YOGA Tablet 2 Pro」正式発表
2014年10月10日
米Intel主催アイデアコンテスト、「Make it Wearable」の最終候補のプレゼン映像が公開
2014年10月22日
Surface Pro 4、米Intel製Core MチップとWindows 10を搭載して登場か
2014年12月25日
Armがめだってウェアラブルに特化したチップの話きかないから、バランスよければintelもチャンスありそうだけど、この市場って利益少なそうだよなぁ
儲けの種類が違う
一回当たってくれれば細くとも長ーく
5年10年の世界だからねー
衣類に採用するとなると、洗濯するときに洗っちゃって「アチャーっ!」ってこともあるのかな?
となると防水技術……日本のスマホ業界のノウハウが活かせるといいね。