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貴音「…もしもし」


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エレン「駆逐艦に勤務することになった」








1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 06:49:44.83


貴音「指定の場所に着きました」

貴音「…このような卑怯な事はおやめなさい」

貴音「この四条貴音、逃げも隠れもしません」

貴音「ですから…!くっ…痴れ者めっ」

貴音「……いいでしょう」

貴音「そのかわり…分かってますね」

貴音「では>>5を…」

貴音「……」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 06:52:10.30


みかんの汁を目に入れる



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:01:53.96


貴音「みかんを買ってまいりました…」

貴音「さて…みかんの汁を目に入れることなど容易いことです」

貴音「…」モグモグ

貴音「甘くてとてもよいみかんですね」

貴音「……」

貴音「わかっております……いざっ」スッ

貴音「……」プルプル


貴音「くっ……」プルプルプル


貴音「……!」プシュッ

貴音「あぁっ!!……!くぅ……!」

貴音「ふぅ…ふぅ…」ポロポロ

貴音「これくらい…なんともありません」ポロポロ


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:07:42.82


貴音「…もしもし」

貴音「えぇ…しかとこの目に入れてまいりました」

貴音「では……!…>>16ですか?」

貴音「約束を反故するというのですか」ギリ

貴音「……!」

貴音「わかりました。今は従っておきましょう…」

貴音「……」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:10:05.31


響に臭いと言う



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:17:48.88


貴音「……」

貴音「……」ハァ

響「はいさーい!」

貴音「!」ビクッ

響「あれ?誰もいないのー?あ、貴音!はいさい!」

貴音「え、えぇ…おはようございます。響…」

響「うん!一瞬誰もいないのかと思ったぞ、他のみんなは?」

貴音「今は出ておられます…」

響「ふーん、そうなんだ」

貴音「はい…」

響「……」

貴音「……」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:27:12.17


響「どうしたの?貴音」

貴音「ど、どうかしましたか?響」

響「それはこっちのセリフだぞ!何かあったの?自分に出来ることがあるなら何でも言ってね」

貴音「い、いえ…私はいつも通りですよ、響…」

響「貴音…自分はそんなに信頼できない…かな?」

貴音「そんなことありませんっ!!」

響「じゃあ言ってよ!今の貴音の様子がおかしいことくらい自分わかってるんだから!!」

響「自分じゃ力になれない…かもしれないけど、話すだけでもずっと楽になったりするんだぞ」

響「だから…」ジワ

貴音「響…」オロオロ

響「貴音ぇ…」ジッ

貴音「……」

響「……」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:32:36.51


貴音「ひ…響」

響「なに?貴音」

貴音「あの…ですね」

響「うん」

貴音「その……」

響「……」

貴音「うぅ……」

響「ゆっくりでいいよ?」

貴音「……く、」

響「く?」

貴音「く、くs…」

響「…?」

貴音「臭いです…」

響「え…?」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:40:10.13


貴音「臭いのです…響…」

響「え、…ちょっ…貴音っ…え?じぶ…」

貴音「……失礼します…響…」スッ

響「あっ…貴……音…」

響「……」

響(貴音…涙目だったぞ…)

響(自分…そんなに臭かったのか…?)ジワ

響(たくさん動物飼ってるけど…お風呂だって…ちゃんと入ってるし…)

響(でも貴音の…あの反応……自分、本当に臭いんだな…)

響「ははっ…」ポロ

響(もう貴音…ううん、みんなには近づかないようにしよう…)

響「これ以上…嫌われたくないもん……」ポロポロ


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:44:25.20


貴音「…もしもし」

貴音「…私はあなたを許しません」

貴音「くっ……えぇ、あのような事もうしたくありません」

貴音「響がどれだけ…」ウル

貴音「……!」

貴音「>>34…?」

貴音「……わかりました」ギリ






34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:46:10.48


買い物帰りのやよいから荷物をひったくる



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 07:58:14.30


やよい(うっうー!今日はたくさんもやしを買えたよ~)ニコニコ

やよい(それに普段は買えないお肉も特売とタイムセールが重なってとっても安く買えちゃったよ)ニコニコ

やよい(ふふっ、みんなー、今日のもやし祭りは豪華だよー!)ウキウキ

やよい「長介たち、きっと喜んでくれるだろうなー!」ニコニコ

やよい「うっうー!そうと決まれば急いで帰らなきゃっ!」

やよい「んしょっ…」ニコニコ


貴音「……」ズキズキ


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 08:15:29.14


やよい「~♪」

貴音「……」グイッ

やよい「はわっ!!」ドテ

やよい「あっま、待ってくださいー!!ん~」ズルズル

貴音「くっ……」グググ…

やよい「だ、ダメですーっ!!これは今日のもやしま…あっ」パッ

貴音「……」タタタタ

やよい「あ、か、返してくださいーっ!!だ、誰か…あっ…」トテトテ…コケッ

やよい「うぅ…」ペタン

やよい(ごめんね…みんな…今日のもやし祭りは…中止に…なっちゃ…た)

やよい「うぇっ…」ポロ

やよい「うわあぁぁああああぁあああん」ポロポロ


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 08:24:28.92


貴音「…もしもし」

貴音「うぅ…やよい……申し訳…ありません…」ジワ

貴音「……>>57!?まだこれ以上するというのですか!?」

貴音「くっ……覚悟しておきなさい…此度の報いは…必ず!」

貴音「……」

貴音(早く……)グッ


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 08:26:55.96


雪歩にお茶を淹れてもらってからそれを鉢植えに捨てる



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 08:40:38.25


貴音「萩原雪歩…」

雪歩「あ、四条さん、どうかしたんですか?」

貴音「えぇ…あなたの淹れるお茶はとても美味しいと聞きました」

雪歩「そんな…私なんてダメダメで…でもお茶を褒められるのは、うれしいですぅ」

貴音「…私にもお茶を淹れてもらってもよろしいですか?」

雪歩「え、あ、はい!待っててくださいね!すぐに淹れてきますぅ」ニコ

貴音「……」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 08:45:55.36


雪歩「お待たせしました~」コト

貴音「…ありがとうございます」

雪歩「……」

貴音「……」

雪歩「……」ドキドキ

貴音「……」スッ

雪歩「……?」

貴音「……」スタスタ

雪歩「四条…さん?」

貴音「……」パシャァ

雪歩「!!?」

雪歩「え…?」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 08:57:02.08


貴音「……」

雪歩「え、あの…私…四条さんの…気に触ること…しちゃいましたか…?」

雪歩「あ…そうですよね…こんなちんちくりんでダメダメな私が、四条さんの前にいること自体が烏滸がましい…ですよね」

雪歩「そんな…私が淹れたお茶なんて……飲むに値…しませんよ…ね」

雪歩「ごめんなさい……私…調子にのっちゃってました…」スッ

雪歩「こんなダメダメな私なんか穴に埋まっていればいいんですぅ!!」ザクザクザクザク!!!

貴音「……」

貴音「…失礼します」スッ


雪歩「ふぇええええええんん」ポロポロ


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 09:06:06.93


貴音「…もしもし」

貴音「響、やよいに続いて雪歩まで…」

貴音「狙うなら私を狙いなさい!」

貴音「……>>81ですか」ギリィ

貴音「……」

貴音「えぇ、もう何も言うことはありません」

貴音(まだ…ですか)


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 09:10:34.74


響やよい雪歩の奴隷になる







91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 09:23:04.26


貴音「響…」

響「うぎゃっ…た、貴音…」ビクッ

貴音「…」スッ

響「こ、来ないで!」

貴音「!」

響「じ、自分…臭いんだろ?近づいたら匂いがうつっちゃうぞ!」

響「さっき、またお風呂に入ってきたんだけど…自分じゃわからないから…」

響「ごめんね貴音…もう自分みんなに迷惑かけないように近づかないようにするから…」

響「だから…貴音も自分に近づかないよにして…ね」ポロ

貴音「……」

響「あれ…違うんだ…貴音…これは…涙じゃなくて…あはっ…これじゃまた迷惑かけちゃうね…」

響「ごめん…貴音…すぐ……止めるからっ…嫌いに……うぇっ…」ポロポロ

貴音「響……」ポロ


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 09:30:38.28


響「どうして貴音が泣くの…?」ポロポロ

貴音「すみません…すみません響…」ポロポロ

響「あ…ダメだぞ…貴音……近づいたら…」

貴音「いいえ…聞きません…」

響「自分…臭いんだから……近づいたら…うぅ…」

貴音「すみません響…あなたは臭くなどありません…」ギュ

響「うぅ…今更……そんなこと言われても…ひくっ…信じられない…ぞ」

貴音「響…どうか先ほどの言葉を撤回させてください…」

響「うぅ…」

貴音「あなたはお日様のような…とてもいい匂いが致します」ギュゥウ

響「う…嘘だぁ…」ポロポロ

貴音「嘘ではありません…!」

響「!」ビクッ


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 09:44:49.86


貴音「響…私の言葉を信じてください…」ギュゥウ

響「うぅ…でも…」

貴音「全て…全て私が悪いのです…どれほど響が傷つくかもわかっていながら…」

響「うぇっ…ひくっ…」

貴音「何度謝ろうと…許してもらえぬかもしれません…ですが、響はけして臭くなどありません!」

貴音「響…すみません…すみませんでした…」ポロポロ

響「ひくっ……っく…ホント…?」

貴音「はい…響」

響「貴音…自分の事…嫌い…じゃない……?」

貴音「私が響を嫌うことなど…たとえこの世が終ろうともありえません」

響「ホントにホント…?」

貴音「本当に本当です…」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 09:50:16.01


響「うぇっうぇええええぇええん!!怖かったぞ…自分…みんな…貴音に…嫌われたんじゃないかって…」

貴音「不安にさせて申し訳ありません…響」ポロポロ

響「ひくっ…でも…嫌われてないんだよね…?」

貴音「響を嫌っているものなど誰もいません…!」

響「うぅう…よかったぁあっ…うぇええええん…貴音ぇえええ」ギュウウ

貴音「響…!響!」ギュウ


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 10:01:20.12


貴音「響…落ち着きましたか?」

響「うん…」

貴音「では響…」

響「?」

貴音「私を罰してほしいのです」

響「え!?」

貴音「響の気の済むまで、私を咎めてください」

響「い、いいよ…別に」

貴音「いいえ…それでは私の気が済みません!」

貴音「此度、私が犯した過ちは非難叱責を然るべきなのです」

貴音「どのような言葉も暴力も甘んじて受け入れます…それほどの事を私は響にしてしまいました」

響「そ、そこまで自分、気にしてないぞ!」

貴音「いいえ響…お願いします…!さあっ!」

響「うぎゃっ…うー…あ、じゃあ!!」


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 10:09:41.84


貴音「…響…本当にこのような事でよろしいのですか…?」

響「あ、喋っちゃダメだぞ貴音!今貴音は自分のペットなんだから!」

貴音「わ…わんっ」

響「そうそう…んー!よしよしっ!!貴音はかわいいなぁ」ナデナデ

貴音「わ、わんわん」

響「ここがいいのか?」ワシャワシャ

貴音「くぅ~ん」スリスリ

響「あははっ貴音には罰としてしばらくは自分のペットとして過ごしてもらうからな!」

貴音「わん!」ニコ

響「自分の気が済むまで可愛がってやるから覚悟するさー!」


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 10:21:54.53


浩太郎「ねえちゃん…今日はなんで重湯なの?」

浩司「もやし祭りじゃなかったのー?」

長介「こらお前ら!」

やよい「ぐすっ……ごめんね…ごめんね…」ポロポロ

かすみ「お姉ちゃん…」オロオロ

浩司「お腹すいたー」グゥウ

浩太郎「全然足りないよー」

長介「……」グゥ

やよい「ごめんね…お姉ちゃんが…うぅ…もっとしっかりしてたら……ひぐっ」ポロポロ

かすみ「お姉ちゃん…」ポロ


127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 10:31:32.06


コンコン

浩司「?」

浩太郎「ねぇちゃん!誰か来たー!」

やよい「うぅ…ごめん…ね…ごめんね…」

かすみ「ぐすっ…」ギュゥ

長介「俺が出るよ!

コンコン…

長介「はーい!今出まーす!」

やよい「…ひくっ……長介ぇ…ごめんぇ……ありがと…」


131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 10:42:33.33


長介「あ、ちょっと…!」

貴音「…」

浩司「おねーさん…誰?」

かすみ「…?」

貴音「やよいっ!」ダキッ

やよい「はわっ!?…ひくっ…だ、誰ですか…?」

貴音「やよい…私です…貴音です!」

やよい「た、貴音さんですか!?…す、すみません!っぐす…今…とてもお見せできる…顔じゃ…」ポロポロ

貴音「申し訳ありません…すみません…やよい!」ポロポロ

かすみ「な、泣いてる…?」

やよい「ど、どうしたんですか!?貴音さん!わ、私貴音さんに謝られるようなこと…」

貴音「したのです…やよい!」

やよい「え…?」

貴音「やよいを泣かすような…愚かな事を私はしてしまったのです…」ポロポロ


134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 10:53:16.40


やよい「え?え?あ、あの…」

貴音「やよい…今日、すぅぱぁへ買い物に行きましたね?」

やよい「…はい」グシ

貴音「荷物は…どうしました……?」

やよい「……ぐすっ……誰かに……盗られっ…うあっ…」ポロ

貴音「…その犯人が…私…なのです…」

やよい「…え?」

貴音「申し訳ありません…やよい…」

やよい「そんな…貴音さんがそんなことするわけないです…!」

貴音「いえ…私なのです……その証拠に…」ガサッ

やよい「これ…え、でも…あれ…?」

貴音「やよい…私は許されないことをしてしまいました…」ポロポロ

貴音「どうか…どうか!私に罰を与えてください」






147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 11:04:04.22


やよい「あ…あの…」

貴音「はい…どのような事も喜んでいたします…!どうか」ズザァ

やよい「はわっ!?貴音さん!顔を上げてください!!」

貴音「いいえ…罰を受けるまで、この顔を上げることは出来ません…!」

やよい「うぅー…ど、どうしよう…」

貴音「……」

やよい「…あっ」スッ

貴音「…やよい?」

やよい「貴音さん!めっですよ!!」ムニィ

貴音「ふぁ、ふぁい…おうひあけあいあせん…」

やよい「あはは、何言ってるかわかりませんよー?」

貴音「も、申し訳ありませんと言ったのです…」

やよい「はい…許します!盗られた時はすっごく悲しかったですけど、今はこうやって戻ってきました!」

貴音「で、ですが…!」


152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 11:15:18.79


やよい「…それに、貴音さんが意味もなくあんなことしたとは思えません!」

貴音「……」

やよい「何か訳があったのかなーって…勝手ですけど」ニコ

貴音「やよい…申し訳ありません…!申し訳ありません…!!」ポロポロ

やよい「もう許してるんですから謝らなくてもいいんですよ貴音さん!」ギュ

貴音「…はい…申し訳ありません…」

やよい「あはは、また言ってますよー」

やよい「あ、そうだ!では貴音さんももやし祭りに参加してください!」

貴音「え…?しかし…」

やよい「ダメですー!これは罰なんですから、貴音さんは断ることは出来ませんっ!」

貴音「……はい、では…お言葉に甘えさせていただきます…!」ペコ

やよい「うっうー!じゃあみんなもう少しだけ待ってね!!ちょっと遅くなったけどもやし祭りを始めまーす!!」

浩太郎・浩司「やったーっ!!」

かすみ「ふふ…よかった」ニコ

長介「うん」


159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 11:28:14.80


雪歩「ふぇっ…ひくっ…」ポロ

――k―ほ―――

雪歩「うぅっ…っく」グスッ

――えm――か――きほ――

雪歩「ふぇ…?」グス

貴音「聞こえますか…雪歩」

雪歩「し、四条さん…?」

貴音「はい…四条貴音です…」

雪歩「私なんかに…ひくっ…何のようですか?」

貴音「先の事について…謝りたいのです」

雪歩「いいんですぅ…あれは私が悪いんですから!!うぅ…」

貴音「いえ私が…とにかく、お話がしたいので穴から出てきてくれませんか?」


166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 11:39:58.45


雪歩「うぅ…」オズオズ

貴音「雪歩…本当に申し訳ありませんでした…」

雪歩「あ、あの…」

貴音「先ほどの私はどうかしていたのです」

貴音「いえ…いい訳などすべきではありませんね…」

貴音「私は雪歩の淹れてくださったお茶を…これは雪歩を侮辱したと同じ事です…」

雪歩「……」

貴音「怒りはもっともです…何をされても文句言える立場でありません」

貴音「さぁ…雪歩…気の済むまで私を罵り侮蔑してください…!」

雪歩「……」


169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 11:48:40.61


雪歩「……」トコトコ

貴音「……」

雪歩「……」コトッ

貴音「雪歩…?」

雪歩「飲んでください」

貴音「…はい」ズズ

雪歩「ど、どうですか?」

貴音「真、美味です…」

雪歩「よかったですぅ」

貴音「あ、あの…」

雪歩「これも飲んでください…!」

貴音「ゆ、雪歩?」

雪歩「飲んでくれるまで許しません!」

貴音「……」コク


181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 12:10:59.13


雪歩「四条さん…お茶っていろいろな淹れ方があるんですぅ」

貴音「はい…」

雪歩「でも私まだまだ練習中で…ダメダメな私が淹れるお茶なんて…!」

貴音「雪歩…あなたの淹れてくれたお茶…聞いていた通り、本当においしく淹れられていました」

貴音「あなたはだめだめではありません…このような素晴らしいお茶を無駄にした私の方がだめだめです…」

貴音「本当に…申し訳ありません…!」ペコ

雪歩「ふふ…」

貴音「どうしましたか雪歩…?」

雪歩「四条さんが雪歩って呼んでくれててうれしいんですぅ」

雪歩「今まで萩原雪歩って呼ばれてたのに、少し距離が縮まった気がしますぅ」ニコ

貴音「雪歩…」ポロ

雪歩「…また、お茶を淹れたとき…飲んでくれますか?」

貴音「…是非!」


187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 12:23:19.16


貴音「はい…真、迷惑をかけましたね」

貴音「えぇ…感謝しております」

貴音「じいや…あの子に代わっていただけますか?」

貴音「…」

貴音「息災でなによりです…えぇ」

貴音「それでこそ四条の人間です」

貴音「…私にはとても大切な仲間が出来ましたよ」

貴音「はい…では、ともに高みを目指しましょう」

貴音「ごきげんよう」

                          おわり


188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/11(金) 12:27:48.00












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