File:雨の日はファミコンで遊べる (15441664223).jpg - Wikimedia Commonsより引用 なにやらファミコン世代が大ピンチです……
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ファミコン世代が日本の大衆文化をダメにしている (ボンタイ)
こちらの記事が反響を呼んでいる。ファミコン(またはファミコン世代)が日本を駄目にしたという論調は、2000年代以降、たびたび話題に上がっているが、今回の記事では、ドラクエとかFFとかくだらない1本道RPGは大嫌いだ。車のCMの音楽に使ってほしくない。バラエティ番組とか低俗なのが増えた。全部、ファミコン世代が悪いと主張。
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ガラパゴスの吹き溜まりである「ファミコン世代の文化」をツブさなければ日本はクールになれない (ボンタイ)
反響の大きさに続いた記事では、ファミコン世代はおたくかヤンキーしかおらず、ネット原住民で、低俗バラエティ番組が大好き、団地に住んでて、ジャンクフードばっか食べてて、本を読まないという分析を披露。
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ファミコン世代は自分たちがアジアに負けている自覚を持て!・
ファミコン世代にあって平成世代にない強み さらに、これらの記事をアップし主張を展開している。「彼ら世代にバカ売れしたゲーム」はロクなコンテンツではないとのことです。これは「今やったらつまらなかった」ということだと思います。
でも、正直そうなんですよね。
最近、ファミコンやってると疲れる疲れる。つい本気でやっちゃうからなんですけど、年のせいもあるんでしょうね。息子に「ロックマンやって」とか、「マリオやって」とか、せがまれるんですが、どうにも億劫になっちゃって。
それに僕もトヨタのドラえもんのCMとか、虫唾が走るほど嫌いでね。あと、嫁が低俗なバラエティ番組とか見てると、ついつい「囲碁・将棋チャンネル」に変えちゃいますね。
思い返せば、学生時代はクラスにヤンキー(イケてるグループ)かおたくしかいなかったし。毎日のようにコンパしてるやつか、毎日のようにゲーセン通ってるやつしかいなかったですね。僕なんか最初、前者のグループに属してたんですが、ホント、音も立てずに、ゆっくりと後者のグループになっちゃってましたからね……
小説もまったく読まないし。僕が読むのは主に雑学本ってやつですかね。宗教とか、神話、オカルト、物理とか数学なんかの本が好きでね。不思議なもんで、学校卒業してから勉強が好きになっちゃいました。そもそも「勉強」って言葉おかしいですよね。
学校教育が嫌いなやつならいくらでもいるんですけど、勉強が嫌いな人間なんて一人もいないはずなんです。そんなやつ、生きていけませんからね。飯を食うのも、クソするのも勉強ですよ。
我々はアジアうんぬんの前に、まず「大人になったこと」を自覚してませんからね。
それは僕が何度が当ブログで主張さえてもらっていることです。もちろん僕だってそう。平気でクソとか書いてますし、なんか、出世とか、名声とかそんなのどうでも良くて、適当に毎日楽しければいいみたいなところあるんです。
それは我々がファミコン時代に「
クソゲーばっかりやってたから」らしいですよ。僕たちはクソゲーばっかりやってたので、世の中の不条理にも慣れちゃって、達観しちゃったんですって。人生ってたいていクソゲーですからね。まあ、江戸時代とかに比べたら、ずいぶんとイージーモードにはなりましたが。
したがって日本を駄目にしたのはファミコン世代じゃなくて、クソゲー世代なんですね。僕みたいな。(正直駄目と思ってないけど) この記事も「ファミコン」ってところを「クソゲー」に変換すれば、筋の通った素晴らしい記事になってたような気がします。
つまりファミコンのことを悪く言うのは筋違いってことです。こういう、ファミコンを楽しめなかった原因をファミコンのせいにする人間っていうのは、なんか人生うまくいかなかったり、つまらないことがあると、きっと、その原因も他者に求めてしまうんでしょうね。
もしかして日本を楽しめない原因を誰かのせいだと本気で考えてるんじゃないかとさえ思ってしまいます。日本もそうとうクソゲーですけどね(笑)
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私の例で言うなら小学生の時にFC、中学生の時にSFC、高校の時にPS、大学でPS2と常にゲームの進化とともに成長してきたんですけどね。