美希「ミキはペット」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/30(木) 22:02:49.00
男「……どかしていいのか? よっと……やけに重いな」
???「スウ……スウ…・・・・スウ」
男「・・・・・・人が入ってる」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/30(木) 22:14:08.95
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男の部屋
???「シャワー、ありがとうございました。ちょっと汚れてたから助かったの」
男「えっと君はなんでダンボールの中に寝てたのかな?」
???「う~ん、レッスンがイヤで逃げてきたの」
???「それでちょうどそこの人の家の前にちょうどいいダンボール箱があったから、少し寝ようと思ったんだよ。あはっ☆」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/30(木) 22:35:56.40
男(レッスン……? なにか習い事でもさせられてるのか)
男「君の名前は? 親御さんに連絡したいから、携帯も貸してくれ」
???「ミキの名前は星井美希だよ☆ よろしくね、そこの人! スマホは……これなの!」
男(よろしくねって言われてもどうせすぐ親に迎えに来てもらうんだけどな)
男「じゃあお父さんかお母さんのどっちかに電話して。 こんな時間なんだ。心配してるだろ」
美希「うーん、パパもママものんびりした人だからそんなに心配してないってミキは思うけど……」
男「いいから。とにかく電話をかけてみなよ。いきなり娘がいなくなって心配しない親はいないだろ」
美希「そうかなぁ…・・・じゃあとりあえず掛けみるから静かにしててね。あ……もしもし、ミキだよ。うん…・・・それでね…・…」
男(はあ……仕事で疲れてんのに…・・・子供の世話までさせられて参ったな…・・・ようやく解放されるけど…・・・・)
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/30(木) 22:43:08.73
美希「電話、おわったよ、そこの人」
男「ああ、どうだった?」
美希「うん、ミキ、社長と律子とちょっとイヤな感じになったから事務所に行きたくないよ!って言ったの」
男「なるほど。それでご両親はいつ迎えに来るって?」
美希「? パパとママは迎えになんて来ないよ?」
男「は?」
美希「家に居るとナオお姉ちゃんに事務所に行かされるから帰りたくないよ!って言ったらママはいいよっていってたの」
男「そっか…・・・それじゃあ、どこか友達のうちにいくのか? 今から送るのはちょっと面倒だけど……一人で行かせるわけにも……」
美希「え?」
男「ん?」
美希「ミキ、今日はここにとまるつもりだったんだけど」
男「……え?」
美希「っていうか……しばらくここに住ませて欲しいって思うな、あはっ☆」
男(なにいってんだこいつ)
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/30(木) 22:54:07.79
男「……なんでそうなるんだ?」
美希「だって事務所で寝てると律子がイヤ~なカンジで怒ってくるし、家で寝てるとナオお姉ちゃんに事務所にいけ!って怒られるの」
美希「だから、今はここが一番いいカンジなの! あはっ☆」
男「そうじゃなくて……君はまだ子供だからわかんないかもしれないけど、その、知らない男の部屋に女の子が住むっていうのはいろいろ不味いんだよ」
美希「イロイロ? そこの人はヘンタイさんなの?」
男「……俺がそうじゃなくても周りの人はそう思うかもしれないからね」
美希「ふ~ん、ヘンタイさんもイロイロ大変なんだね。。。」
男「大体君が俺の部屋に出入りするのを人に見られたらどう説明するつもりなんだ? 答えようがないじゃないか」
美希「う~ん、そこはイトコとか答えておけばいいと思うの! ミキのイトコも全然ミキと似てないから、そこの人がミキのイトコでもおかしくないって思うよ?」
男(ヘンなところだけ頭回るな……この娘……くそっ……どうやって追い出そう……)
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/30(木) 23:15:08.45
男「それなら……ペットになるっていうんなら考えてもいいよ?」
美希「え……?」
男「君が、俺の、ペットになるんだ」
美希「…………」
男「まあ愛玩動物ってところだな。俺に愛嬌を振りまいて、それと引き換えに衣食住を君は保証されるんだ、簡単だろ?」
男(まあ……これで引いてくれるだろ。こんな気持ちわるいこという男となんて、俺だって一緒に住みたくないし)
美希「うん……いいよ。 ミキ、そこの人のペットになる」
男「え?」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/30(木) 23:26:14.87
美希「あ……ペットになるんだから、もうそこの人って呼んじゃダメかな?」
男「いや……それは構わないけど……・。そうじゃなくてさ、君はペット扱いされて言いのか?」
美希「? そこの人がなれって言ったんだよ?」
男「まあ……そりゃそうなんだけど。でもペットになるってことは人間扱いされないってことだぞ?」
美希「うーん、ミキそういうのキョウミないから、よくわかんないってカンジ」
男「たとえば……そうだな、君がレッスンを受けて疲れてるとするだろう?」
美希「うん」
男「ついでに友達とケンカしたしして機嫌も悪かったとする」
美希「そこの人がいいたいこと、よくわかんないの。いいたいことはハッキリいって欲しいってカンジ」
男「……そうだね、端的に言おうか」
男「要するにいくら君が機嫌が悪い時でも、君は俺に愛想をふりまいてなきゃいけないってことだよ。ペットになるんならね」
美希「……別に、そんなのカンタンなの」
男「ホントに? 自分の気持ちを押し込めてずっと演技してるっていうのは結構しんどいぞ。君はまだ子供だからわかんないかもしれないけど」
美希「む~、子供扱いしないで! ミキ、できるもん、それくらい」
男「カンタンにいうけどなぁ……」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/30(木) 23:37:22.32
美希「そんなの、パパとママの前でいつもしてたのとオナジことだよ。だから、ミキならできるって思うな」
男「…………・はあ、それじゃあホントに俺のペットになるんだな? 君は」
美希「……そうだよ☆ これからよろしくお願いしますなの! ご主人様☆」
男「……そこの人のままでいいよ、ご主人様はホント、やめてくれ」
美希「……じゃあその代わり、ミキのことはちゃんとミキって呼んで欲しいな☆ せっかくのペットなんだし」
男「それじゃ交換条件になってないだろ」
美希「細かいことは気にしないの! 外でご主人様ってよんでもいいんだよ?」
男「……わかったよ、まあ、よろしくな、ミキ」
美希「こちらこそ改めてお願いしますなの!、あはっ☆」
完
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ちなつ「今回だけですよ!京子先輩!!!」