1: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/08(木) 23:15:53.95 ID:mtLrvU6V0

男「いや、そんな事一言も言ってないからな。これからお前が暇かどうか聞いたんだ」

幼馴染「あら、そんな事聞いてどうするつもり?もしかして、予定が無くて暇しているわたしの家にいきなり乗り込んできて、
    親がいない事を良い事に無理矢理抵抗出来ないわたしの下着を脱がして口に突っ込んで、そのまま無茶苦茶にする気でしょ?」

男「新しくゲーム買ったから、一緒にやろうと思ったんだけど」

幼馴染「なるほど、買ったのはえっちなゲーム。わたしの目の前でえっちなゲームをして、そういう場面ばかり流す算段ね。
    それから性知識の薄いわたしに『もっとえろい事教えてやるよ』と言って色々な事を手取り足取り教え込むのね。この策士」

男「馴染ってこのゲームやり込んでたろ?だから協力プレイとかしたいなぁって」

幼馴染「……まさか策士を上回る奇術師だったなんて。逆に教えられたい派……つまりえっちでは受けに回りたいって、そういう思惑なのね」

男「って、考えてみりゃ馴染は結構進んでるから初心者と一緒にやるの面倒か。やっぱ止めとく――」

――ぎゅっ

幼馴染「……い、一からキャラ作るから……一緒にやりましょ」

男「あ、あぁ……な、馴染、袖伸びちゃうから、あんま引っ張るなって」





元スレ
幼馴染「あら……わたしとえっちしたいんじゃないの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420726553/


6: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/08(木) 23:26:06.31 ID:mtLrvU6V0

【4Gよりも4なのは】

幼馴染「それにしても、今更4を買ったのね。新しい物がもう出ているのに」

男「CMでやってた4Gだろ?俺飽きっぽいからさ、途中で飽きても嫌だし、だったら中古も安いこっちにしようかなって」

幼馴染「なるほど……『俺は飽きが早いから、新品を徐々に調教するよりも、中古の調教済みの方が好みだぜ』と暗に訴えているのね。鬼畜魔人」

男「だってさ、1000円くらいで買えるならそっち選ぶだろ」

幼馴染「……貴方の鬼畜思考は読めているわ。前に所持していた女子の姿を想像し、それを元にキャラを作り、そして――わざと卑猥なモンスターにやられる気でしょう。
    そして暗転した一瞬の内に何が起こったのかを妄想の肴にし、色んな意味で満足するのよ。1000円の元は取れるわ」

男「……まぁ、一番は馴染がこれしか持ってなかったからなんだけどな。ほら、4なら一緒にやれるだろ?」

――ぼすっ

幼馴染「……い、一緒にヤレるとか……やっぱり貴方はいやらしいわね。……いやらしいわ」

男「どうして鞄で顔を覆ってるんだ」





7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/08(木) 23:27:35.12 ID:mN4QYGgVo

なんかこういうキャラの幼馴染って新鮮に感じる




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/08(木) 23:29:55.93 ID:JsBj45G40

男のスルースキルが凄い




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/08(木) 23:33:18.69 ID:AscNR6LeO


今年も幼馴染SSは絶好調のようです




10: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/08(木) 23:35:25.73 ID:mtLrvU6V0

【その子を選んだ理由】

幼馴染「今日、友に口調を直したらもっと人付き合いが楽になるって言われたの。余計なお世話だけど。余計なお世話なのだけど」

男「お、おう。あぁー……そういや学校にいる時、変な御淑やか口調してたけど、あれの事か?」

幼馴染「友が薦めてきた蔵書を昼休みの間に読み終えて、一字一句逃さず完璧に暗記し、それを復唱していたのよ。
    5人のヒロインの中で一番違和感のないキャラを選んだつもりだったのだけど、どうだったかしら?」

男(無表情、棒読みでいきなり淑女口調で会話を始めたから、何かの前兆かと勘繰ってしまってたんだが……なんと返すのが正解なんだ)

幼馴染「あら、やっぱり貴方のような鬼畜ドSは純真無垢な子が好きなのね。もしくは生意気な子を自分好みに調教、かしら」

男「あぁー……そうだ、馴染は何でそのキャラ選んだんだ?真似し易いから?」

――ぼすっ

幼馴染「……わたしは読み終わってるから、読んで見ると良いわ。あぁ返すのは明日で良いわよ」

男「な、馴染?なんで顔面に小説押し付けて来るんだよ」


幼馴染「……その巻で主人公に告白する子だからよ……おばか」





13: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/08(木) 23:47:46.05 ID:mtLrvU6V0

【悪戯好き】

幼馴染「あ、そういえば……後で貴方の家に行くから。留守にしないでおいてね」

男「へ?なんか今日あったか?」

幼馴染「小母様と小父様が夜遅くなるから、貴方の夕飯を作ってくれってお願いされたのよ。
    ついでに明日のお弁当の仕込みも出来るし、貴方が課題をサボらないか見張れるし、一石二鳥だから引き受けたわ」

男「――……一言も聞いてないんだけど」

幼馴染「貴方が遅刻寸前まで惰眠を貪っている間に、小母様から頼まれたのだから当然じゃない。
    あぁ家族がいないからと袋の鼠になったわたしを駆除しようとするのは駄目よ?無論性的な意味で」

男「いや、確かに遅刻ギリギリまで寝てたけどさ。それでも息子に一言も伝えないのはどうなんだ」

幼馴染「ふふ、わたしは貴方の驚く顔が見れて満足よ。さ、課題もやるから準備しておきなさいね」

男「――……はい」





14: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/08(木) 23:59:10.89 ID:mtLrvU6V0

【女教師とは】

――カキカキ

幼馴染「……………………」ジー

男「ここがx^2だとして、そーいやこれ公式あったな。それを当てはめると……――なぁ」

幼馴染「あら、解けた?それとも分からないところがあったのかしら?」

男「いや違くて、あんまり見られてると集中し難いんだけど……。そういう馴染は課題しなくても良いのか?かなりの量だろこれ」

幼馴染「教える側の人間が、問題の解き方把握してない、なんて思う?きちんと昼休みの間に片付けてあるわよ。
    もしくは質問に託けて、暗にわたしの服装への不満を訴えているのかしら。女教師役ならタイトスカートだろ、と」

男「……あー、暇ならゲームでもしてて良いんだぞ?ずっと見てても退屈だろ」

幼馴染「それで貴方が集中出来るなら良いのだけど……人って、周りに影響され易いのよ?
    身近で遊んでる人がいたら、気になって勉強に集中なんて出来る訳ないんだから。それに……退屈なんてしてないから、気にしなくて良いわよ」

男「そっか。それなら良いんだけど……あ、それと馴染、ちょっとここが分かんなくて――」

――カキカキ
…………
……………………カッ

幼馴染「……そういえば、貴方の持っている参考資料的には、女教師はタイトスカートとセットで黒タイツなのよね。忘れていたわ」

男「」ビクッ





15: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/09(金) 00:15:08.73 ID:BAwR+NsX0

【貴方の好物】

男「や、やっと終わった……っていうか明日が提出日なのに、この量の課題出すってどうかしてるだろ」

幼馴染「問題自体は捻られてないし、必要な公式と応用の仕方さえ覚えていれば、遅くても2時間掛からない量じゃない。
    他の教科は課題も出てないし、生温い方よ。さてと……それじゃぁわたしは夕飯の準備してくるわね」

男「……俺も手伝おうか?」

幼馴染「じゃが芋の皮すら剥けないのに、手伝いも何も無いでしょ。出来るだけ早く作るから、テレビでも観て待ってなさい。
    あ、それと、料理中のわたしに背後から抱き着くなら、事前に一声掛けること。料理最中にあんな事されたら危ないんだから。
    裸エプロンなら……そうね、着替えと心構え含めて……30分は欲しいわ。流石にハードル高いもの」

男「しないし裸エプロンも頼まないからな!いやさ、朝飯も馴染に任せっ放しだし勉強も見て貰ったし……なんか手伝えたらなぁって」

幼馴染「あら、わたしは別に見返りなんて期待してないわよ。全部わたしが好きでしている事なんだから。
    そうねぇ……幼馴染として、あえて言うなら……次のテストで少しでも良い点を取るように努力なさい」

男「……今日の夕飯って何?」

幼馴染「露骨な話題変更ね。まぁ、テスト前は勉強漬けにする予定だから別に良いけど……それと――」


幼馴染「貴方の好きな豆腐ハンバーグにしたからね」ボソ

男「いっ!? いきなり耳元で言うなって!」

幼馴染「ふふっ、相変わらず耳が弱いのね。ふぅ、満足満足。それじゃ、大人しくしてるのよ」





17: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/09(金) 00:29:56.58 ID:BAwR+NsX0

【毎日味噌汁を(ry】

幼馴染「どうかしら?普段通りだと飽きちゃうだろうし、少しばかり趣向を凝らしてみたのだけど」

男「……きのこを入れた?」

幼馴染「近いけど、不正解ね。なら優しい先生が、即興で脳内構築したクイズ形式のヒントを出してあげるわ。
   ――小さい時は皮被り、大きくなって皮が剥け、立派にそそり立つ物ってなんでしょう。最初がタ行で、最後が『コ』の物よ」

男「――あぁ、タケノコか!通りでコリコリしてる筈だ」

幼馴染「豆腐ハンバーグの柔らかい食感に、良いアクセントでしょう?それとコリコリって何だか卑猥な響きよね。
    他にも麺がシコシコしている、ちゅーちゅーと飲み物を飲む……あら、上級者の貴方はふーふーと息を吹き掛けるだけでも興奮するのかしら?」

男「おぉ、味噌汁も美味いな!なめたけも入ってるし……んー、ずっと飲みたいくらいだ」


――ダンッ


幼馴染「お、おおおおおお……っ!えほっ、えほっ!…………こほん。
    御代わりいるでしょう?早く御茶碗を寄越しなさい。そ、それと……味噌汁くらい、毎日作るから、安心なさい」

男「おい馴染、俺まだ飯半分くらい残ってるぞ。っていうか派手に咽てたけど大丈夫か?」





18: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/09(金) 00:40:40.40 ID:BAwR+NsX0

【怪奇現象?結局は只の仕掛けじゃない】

『お分かり頂けただろうか?修学旅行中に撮影された男子生徒の集合写真の中に紛れて映る、その黒々とした姿。
 一番左の生徒の影に注目して頂こう。そう、影に紛れた松崎しげるが紛れ込んでいるのである』キャー

男「なんか最近の心霊特番ってこう……あー作り物だなって直ぐに分かるもの増えたよな」

幼馴染「合成の仕方が海外と比べて安っぽい事が、そう思わせるのでしょうね。海外の映像は良く出来ているもの」

男「……馴染は怖かったりしないのか?」

幼馴染「あら、もしかして少女漫画並みの展開を期待したの?残念な事に、わたしは科学で証明不可能な事は信じない主義なのよ。
    でもこの場合は業とでも怖がった方が良かったかしら。そうして貴方は怖がって縮こまる無防備なわたしを組み伏せる気ね。
    それで口を塞ぎながら『ホラー映画以上に怖くて、痛い思いをさせてやるよ』という気に違いないわ。あら鬼畜」

――ぎゅぅぅぅぅ

男「ならがっつりと腕に引っ付くのを止めてくれないか。その……色々当たってるんだが」

幼馴染「貴方は知っているかしら。幽霊は突き詰めればプラズマで説明付くのよ?結局科学で説明出来るちんけな物なんだから。
    物が揺れるポルターガイストも、電磁波が原因になっているに過ぎないの。ただの幻影錯覚なの」

男「……あー……ホットミルクでも飲んで落ち着くか?俺作ってくるからさ――」

――――ぎゅぅぅぅぅぅぅぅ

幼馴染「い、行っちゃ駄目よ……おーくん、傍にいなさい」

男「あー……はいはい傍にいるからなー?」
 (っていうかてんぱった時におーくん言う癖は治ってないのな)





19: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/09(金) 00:55:14.86 ID:BAwR+NsX0

【朝起こすのは基本】

――ジリリリリリリリリリリ……ゴンッ

幼馴染「あら……頑丈な目覚ましを贈って良かったわ。毎朝こんな止め方してたら、普通は機械が持たないわよね」

男「んぅぅ……ぐぅ」

幼馴染「あんなに大音量な目覚ましを枕元で聞いても起きないなんて、どれほど眠りが深いのかしら。
    寝不足……はないわよね。部屋の電気は1時には消えていたし。……となると、自慰による疲労という可能性も……」

男「すぴぃ……」

幼馴染「1回の自慰は、100mを全力疾走した時と同等の体力を消費する……らしいし。もはや毎日が陸上部レベル……。
    しかもわたし達の年代だと、日に2回は平均で致すのよね。多い人は3回、4回……惰眠を貪るのも納得ね」

――グググググゥ

幼馴染「でも、そろそろ起きて貰うわよ。貴方の遅刻に巻き込まれる訳にはいかないんだから」

男「うぅ〜……なじみん、あとちょっと寝かせてくれ……」

幼馴染「誰がなじみんよ。ほら、早く起きなさいな。朝御飯も冷めちゃうじゃない」





20: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/09(金) 01:06:20.93 ID:BAwR+NsX0

【二人乗り?勿論です、プロですから(幼馴染の)】

幼馴染「まさか寝坊した挙句に、だらだらと朝食を嗜むなんて……相変わらず良い度胸してるわね」

男「悪かったって!今日休みだと思ってたんだよ!」

幼馴染「祝日の休みは来週に振り替えたって、何度もLHRで担任が言っていたじゃない。
    まさか休日だと早合点し、小躍りした挙句に人の話も聞かずにいた……とか、そんな小学生並みの理由ではないわよね」

男「……あ、馴染!坂道だからしっかり背中に掴まれよ!」

幼馴染「ふふ……話を逸らすのは、相変わらず下手なままね。それより貴方は知ってるかしら?自転車の二人乗りは、列記とした道路交通法違反なのよ。
    警察に見つかったら注意勧告されて、学校にも連絡がいって……なるほど貴方はそれを狙っているのね。標的は婦警かしら?
    わざと捕まるような真似をして婦警の注意を引き、あわよくば本物の婦警といやらしい事を致そうという魂胆ね」

――ポムポム

男「……さっきから頭触ってるけど、どうかしたのか?」

幼馴染「後ろの方の寝癖、付いたままだったのよ。でも……やっぱり手じゃ無理ね。学校に着いたら直しなさいな」

男「跳ねてるって言っても……どれくらい跳ねてるんだ?」

幼馴染「――そうねぇ……妖怪が寄り付いてきそうなくらい、かしらね。ね、鬼○郎?」ポム

男「着いたら直ぐに直すわ……」





33: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/10(土) 00:20:26.93 ID:qP2cMHVc0

【高翌嶺の花の幼さん】

「今回の学期末テストも学年1位だったんだってよ、幼さん!しかも全科目!」

「模試でも全国トップクラスだったのよね。流石だわぁ〜……」

「聞いたか?幼さんの運動テストの結果、歴代で5本指に入るレベルだってよ。何で陸上部入らないのかねぇ、勿体無い」

「顔もスタイルもモデル顔負けだもんな。知ってるか?あのバスケ部の部長の告白、軽く振ったらしいぜ」

「やはり次期生徒会長は彼女しかいないな。今回は自薦のみでなく、他薦制度も導入しようか」


幼馴染「やはり学校でのプレイは多岐に渡るわね。空き教室、保健室、準備室、体育館倉庫、体育館裏、プール、シャワー室、図書館、
    屋上……あら、わたしとした事がメジャーな所ばかり挙げてしまったわね。
    マイナーな場所も外せないわね。ドS、鬼畜魔王な貴方としては放送室でマイクON状態生放送公開プレイも捨て難いわよね」

男(なぜ言われてる本人はこんなにも残念なのだろう)




34: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/10(土) 00:30:33.94 ID:qP2cMHVc0

【授業中の思考】

男(他の生徒が寝てるような授業中、幼馴染はどんな事を考えてるんだろうか。例えば古文――)

幼馴染(……源氏物語ってえろいわよね。こう、泥のような物があるわ。兄の婚約者を寝取ったり、それが敵の娘だったりと。
    敵の娘って事は、最後には軍に慰み者として引き渡す場面もあれば……駄目よ、それじゃ寝取られ物過ぎてくどいもの)

幼馴染(しかも、源氏は22歳……紫の上は14歳。年の差……8……行為に及ぶこと自体が問題な訳で、年の差的にはあまり問題ないのかしら。
    力で捻じ伏せ屈服させる……響きが力強くて良いわね。無理矢理はあまり好きじゃないけど。愛が無いものね)


男(数学……は流石に真面目だろうな――)

幼馴染(π……安直ね。中学生並みだわ。ω……分からなくはないわね。√45450721=6741.7……まぁ、そうなるわね)


先生達「「生徒、幼さんは自分達の授業を良く聞く優等生だ」」

男「駄目だやっぱ!」





36: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/10(土) 00:37:59.96 ID:qP2cMHVc0

【料理も上手】

男(やっと昼休みか。体育とか体動かす科目が無い日だと、なんか長く感じるんだよなぁ。っと、弁当弁当……――、
  あれ……?おっかしいな、弁当入れた筈なんだけど……あー、そういや遅刻しそうで焦ったから、置いて来ちまったかも)

――コトン

幼馴染「貴方が鞄の中身に手を突っ込んで、女性の体を弄る様に激しく嬲っているのは、これを探しているからかしら?」

男「ん?あー弁当、持って来てくれたのか!」

幼馴染「放置プレイをお弁当に施すまでになっていたなんて……上級者過ぎてわたしには付いていけないレベルだけど。
    まさか貴方は無機物が擬人化して見える奇病にでも掛かっているのかしら?随分前にそういうゲームをやっていたものね」

男「そこまで知ってるのか……って違う。馴染の弁当が美味いからさ、学食が味気なく感じるんだよな。
  まぁあの安っぽい感じもたまには良いんだけど……馴染が弁当作ってくれた時に学食行くのもなぁって」

――ペシッ

幼馴染「……もうちょっと、作る回数……増やしてもいいのよ?」

男「いやぁ流石にそれは悪いしな、弁当代も馬鹿にならないだろうし。っていうか馴染、何で教科書顔に当ててるんだ」





37: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/10(土) 00:43:42.41 ID:qP2cMHVc0

【何が始まるんです?食べさせ合いっこだ】

男「なぁ馴染……なんで弁当は持ってきたのに、肝心の箸だけ入ってないんだ。食べられないだろ、これ」

幼馴染「……アラ、ウッカリシテタワ」

男「露骨に棒読みになるなよ。なんか故意に忘れたみたいじゃないか」

幼馴染「でもほら、良く御覧なさい。こちらにきちんと一膳の箸があるわよ。使用済みだけど。使用済みなのだけど」

男「……お前今使ってるじゃないか」

幼馴染「昔の偉人達はとても聡明な頭脳をしていたわ。そして編み出したの、一膳の箸で二人が物を食べられる方法を。
    合言葉を合図にし、二人で息を合わせ、相手に食べ物を分け与える。人それを『あ〜ん』と――」

男「学食で割り箸貰って来るわ。馴染も飲み物いるだろ?ついでに買ってくるよ」


幼馴染「あ……からかい過ぎて、冗談だと思われたのかしら。はむ……結構、恥ずかしかったのだけど」





38: 新人 ◆4jPnOLgqH. 2015/01/10(土) 00:46:04.53 ID:qP2cMHVc0

【食べさせ合いっこだと言ったな?あれは嘘だ】

男「ほら馴染、抹茶オレで良いよな?何時も飲んでるし」

幼馴染「あ……ありがとう。確か100円だったわね。鞄の中に財布があるから――」

男「あぁ良いよ、弁当も作って貰ってるし、お礼だと思って受け取って置いてくれ。まぁこれぐらいじゃ足りないだろうけど。
  ――って、あれ?馴染、その黒いのって俺の箸じゃないか?」

幼馴染「え?あ、この箸?これは新しく買ったわたしの――」

男「なんだ、あったなら言ってくれれば良いのに。割り箸持ってき損だったな。まぁ良いや、頂きます」ペロ

幼馴染(新しく購入したわたしの箸なのだけど……しかも今さっき使い終えたばかりの使用済みなのよね。
    というか食べ始める前に箸を一舐めする癖、まだ治ってないのね。まるで行為に及ぶ前に舌なめずりする獣さながら。
    早く治させないといけないけど……まぁ今日は役得かしら。そうよね、元はといえば御弁当を忘れた彼が悪いのだから――)

幼馴染「まさか全て貴方の計画だったりしないわよね?御弁当箱の中の箸を業と別の場所に置いたりしてないわよね?
    いや有り得るわ。これがお前の唾液なんだなゲッヘッヘと下衆な笑みを浮かびつつ、使用済みの箸で色々するのね。流石鬼畜魔人」


男「相変わらず平常運転だなおい」






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