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モバP「まゆがハサミ構えて迫ってくる」|エレファント速報:SSまとめブログ

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モバP「まゆがハサミ構えて迫ってくる」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:34:01.48 ID:KP+YS8Xeo

~事務所~

佐久間まゆ「お疲れ様です」

P「おかえり、まゆ」

まゆ「はい、ただいまです」

P「撮影どうだった?」

まゆ「ええ、特に問題もなく……あっ」

P「ん?」

まゆ「いえ、あの、順調に終わりました」

P「そうか、まあ撮影の仕事は慣れてるだろうからな」

まゆ「そうですね。でも……お忙しいのは分かりますけど」

まゆ「たまには付き添って、まゆを見て欲しいです」

P「また今度な」

まゆ「はい。約束ですよ? ところで……」

P「まゆ? どうした、ハサミなんか持って」



2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:34:44.05 ID:KP+YS8Xeo

まゆ「いえ、その……」

P「俺の髪でも切ってくれるのか?」

P「でもそれ糸切りバサミだろ? 髪を切るには小さいんじゃないかな」

まゆ「すぐ済みますから、じっとしててもらえますか」

P「何がしたいんだ?」

まゆ「えっと、たいしたことじゃないですから、その……」

P「……あのさ、まゆのことは信頼してるけど」

P「そのハサミ、先が尖ってて危ないだろ?」

まゆ「すぐに分かります。大丈夫です、自前のソーイングセットなので使い慣れてますから」

P「……何をしたいのか言ってくれ」



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:35:12.97 ID:KP+YS8Xeo

まゆ「プロデューサーさんのためなんです」

まゆ「本当にすぐ終わりますから、信じてください」

P(うーん、信用したいけど……何故言おうとしないんだ?)

まゆ「プロデューサーさん……」ジリジリ

P「…………」

P「あーっ、ちひろさんがおねシンの振付の練習している!」

まゆ「えっ!? ……あっ、逃げないでくださいよぉ!」

P「スマン、やっぱり理由が分からないと納得出来ないよ!」ダッシュ

まゆ「もうーっ!」




P(ふう、とりあえずまいたけど……何がしたいんだろう)

まゆ「プロデューサーさん、どこですかぁ?」



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:35:42.07 ID:KP+YS8Xeo

北条加蓮「お疲れ様です……ん?」

P「……」←身を隠している

加蓮「なにしてるの、プロ――モガッ!」

P「しーっ、静かに」

加蓮「……!?」

P「手を離すけど、大きな声出すなよ?」

加蓮(コクコク)

P「ふう、どうやら気付かれなかったようだな……まったく、気をつけろよ」

加蓮「なんで私怒られてるの? 大きな声出してもいいんだけど」

P「あっ、スイマセン。勘弁して下さい」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:36:13.54 ID:KP+YS8Xeo

加蓮「……で、なんなの? かくれんぼ?」

P「いや、よく分からないんだが、まゆがハサミ構えて迫ってくるんだ」

加蓮「そうさせるようなことしたんじゃない? なにか怒らせたとか」

P「心当たりないんだがなぁ」

P「たまには仕事に付き添ってほしいと言ってたが、俺が忙しいのも理解してるようだったし」

加蓮「……以前読んだ漫画なんだけど」

P「うん?」

加蓮「気に入った人の身体を切り取っていつも持ち歩く、っていう……」

P「やめろよ」

加蓮「もちろん髪の毛や爪なんてレベルじゃなく……」

P「あーあー、聞こえない。全然聞こえないなー。2 3 5 7 11 13 17……」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:36:43.03 ID:KP+YS8Xeo

加蓮「まゆが本当にそんなことすると?」

P「思ってないけど、理由を教えてくれないから不安になるだろ」

加蓮「まあ……ね」

加蓮「じゃあ私が聞いてくる。分かったら教えるから」

P「ありがとう、頼むよ」




まゆ「どこ行っちゃったのかしら……」

加蓮「まゆ、お疲れ様」

まゆ「加蓮ちゃん。プロデューサーさん見かけませんでした?」

加蓮「いや、見てないけど。プロデューサーさんがどうかした?」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:37:09.65 ID:KP+YS8Xeo

まゆ「それは、その……ごにょごにょ」

加蓮「なんだ、そんなこと? それでハサミを……」

まゆ「でも逃げられてしまって。たぶん理由を言わなかったからだと思うんですけど」

加蓮「言えばいいんじゃない?」

まゆ「それはそうなんですけど、でも……」

加蓮「あ……ひょっとして言うの恥ずかしい?」

まゆ「……」コク

加蓮「プロデューサーさん誤解してるんだと思うよ」

加蓮「あとそのハサミ。小さいけど先が尖ってるから危ないし」



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:37:39.02 ID:KP+YS8Xeo

まゆ「これしか無くて」

加蓮「事務所にハサミなかった?」

まゆ「右利き用なんですよ」

加蓮「まゆって両利きじゃなかったっけ」

まゆ「ハサミは左じゃないと上手く使えないんです」

まゆ「万が一プロデューサーさんに怪我させたらいけないですし」

諸星きらり「おっつおっつ~! 二人共何話してるにぃ?」

加蓮「うん、ちょっと……あ、そうだ。この際、きらりにも協力してもらおうよ」

きらり「協力? なになに~?」

加蓮「妙な誤解しているプロデューサーさんに、ちょっとしたドッキリ、かな」ニヤリ

まゆ(凛ちゃんや奈緒ちゃんをからかうときと同じ表情になってる……)




きらり「Pちゃん出てきたにぃ。やっほー☆」

P「きらりも来てたのか。やっほー」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:38:08.31 ID:KP+YS8Xeo

P「とりあえずまゆはよそに行った、ってことだけど……理由はきき出せた?」

加蓮「うん、一応……」

P「なんだ歯切れが悪いな。ヤバい話なのか?」

加蓮「そうじゃないんだけどね……」

加蓮(と、気を引いてる隙にきらりにはプロデューサーさんの背後に行ってもらって……)

加蓮「まあ、すぐに分かるよ」

P「それってどういう……」


ガシッ!


P「なっ!?」

きらり「うぇへへー。Pちゃん、ぎゅう~☆」

加蓮(プロデューサーさんが逃げられないようにがっちりとハグ!)



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:38:38.34 ID:KP+YS8Xeo

加蓮(たとえプロデューサーさんでも、きらりのハグからは逃げられないはず……!)

P「お、おい、きらり!?」

きらり「むぇー、暴れちゃダメ~」

加蓮「危ないから、下手に動かないほうが良いよ」

P「どういうことだよ!?」

まゆ「うふ……こういうことですよぉ」

P「加蓮……! まさか騙したのか?」

加蓮「人聞き悪いなぁ。これもプロデューサーさんのためだって」

まゆ「そうです。プロデューサーさんが逃げるから二人に協力してもらったんです」

まゆ「このハサミ、結構切れ味いいですから本当に動かないでくださいね」チャキチャキ



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:39:07.99 ID:KP+YS8Xeo

加蓮(ハサミを鳴らしながら近づくまゆ……)

加蓮(何をしたいのか分からなければ、誤解するのも仕方ないのかな)

加蓮(って、演技指導したの私だけど)


チョキン


P「……ん? 今何したんだ?」

加蓮「鼻毛が出てたから、まゆが切ってあげたの」

きらり「Pちゃん、はずかてぃー☆」

P「もしかしてそれでハサミを? 言ってくれれば良かったのに」

加蓮「もう、察してあげなよ。まゆは鼻毛って言うのが恥ずかしいんだって」

P「加蓮は平気なんだ? 言うのが恥ずかしいって……そんなものか?」



12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:39:37.39 ID:KP+YS8Xeo

加蓮「まゆはキュート属性だからね」

P「分かるような分からんような……」

P「……」ティン

P「まゆ~、『この紋所が目に入らぬか』って時代劇のタイトル、何だっけ?」

まゆ「水戸黄門ですよね?」

P「じゃあお尻の穴を難しく言うと?」

まゆ「こ……あぅぅ」///

P「あれあれー、さっきは同じ発音できたのになー?」

加蓮「やめなよ」

きらり「Pちゃん! めっ、だゆ~!」



13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:40:05.31 ID:KP+YS8Xeo

P「……しかし、どういう単語が恥ずかしいんだ?」

まゆ「どういう、と言われても」

きらり「お尻は言えゆー?」

まゆ「お尻。まあ、それくらいなら」

加蓮「じゃあ、おっぱいは?」

まゆ「おっぱい。……男性の前ではちょっと恥ずかしいですね」

P「んー、なら方向性を変えてゴキブリはどうだ?」



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:40:34.90 ID:KP+YS8Xeo

まゆ「(><)」フルフル

まゆ「声に出したくないです。その名を聞くのも嫌です」

加蓮「まあ、たいていの女子はね」

P「料理好きのまゆにとっては天敵だろうな……」

P「加蓮やきらりも?」

加蓮「必要なときはGって呼ぶかな」

きらり「きらりはごっきーとかごきちゃんって呼んでゆ」

P「おお、きらりっぽくて可愛い」

きらり「うぇへへ~☆」



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:41:04.88 ID:KP+YS8Xeo

P「……ふと思ったんだけどYesNoまくらって」

P「そんな感じで言い出しづらい人が開発したのかな」

きらり「YesNoまくらってなんだにぃ?」

まゆ「えっちしたいときはYesにして意思表示するんですよ」

加蓮(それは平気なんだ……!)

P「まゆ、YesNoまくら要る?」

まゆ「いつでもYesなので必要ないです♪」

P「ははは、こやつめ」

加蓮(……んん!?)



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/16(金) 17:41:35.78 ID:KP+YS8Xeo

以上終了です
生物の授業で肛門と言えない女子がいたのを思い出して



転載元
モバP「まゆがハサミ構えて迫ってくる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421397241/

はじめに

コメント、はてブなどなど
ありがとうございます(`・ω・´)

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