モバP「shiny smell」
P「ん?」
珠美「来月のスケジュールのことなのですが」
P「……悪いが、今手が離せなくてな。また後で、改めて伝えるよ」
珠美「……そうですか」
珠美「………」
唯「プロデューサーちゃんが冷たい?」
珠美「あまり積極的に、珠美と話そうとしたがらないのです」
唯「ふむっ……何か心当たり、ある?」
珠美「……あるには、あるのですが」
唯「なになに?」
珠美「……その、最近……臭いが、気になってて」
唯「ニオイ?……あ~、たまみん剣道やってるんだっけ?」
珠美「はい。アイドルになったとはいえ、部活はまだ続けているのですよ」
珠美「そうですね。行ける日はそう多くないのですけど」
唯「……でもたまみんって、今は全然そんなニオイしないね」スンスン
珠美「あぁ、それは唯さんのおかげです」
唯「え?ゆいの?」
珠美「去年、珠美に制汗剤をくれたじゃないですか。これメチャクチャ効っく~☆って」
唯「あ、アレかー☆」
唯「たまみんのニオイが、プロデューサーちゃんには届いている……のかも?」
珠美「………」
唯「……うん、分かった!」
唯「ゆいがたまみんのお悩み、パッパラパーッと解決してあげる♪」
珠美「ほ、本当ですか?」
唯「もち!いー考えがあるの☆」
唯「うんうん♪これも結構いい香りするんだよねー☆」ピッピッ
珠美「足首にかけるんですか?」
唯「そだねー、他にも……って、たまみんは香水、使ったことは?」
珠美「まだ制汗剤くらいしか……」
唯「そっか。あ、使うのはちょっぴりでいいから」
珠美「えっ」ドピュッ
唯「あっ」
珠美「うぅ……」
唯「まーでも、あの量ならニオイもさすがに大丈夫だって♪……多分」
珠美「多分って……」
唯「あ、プロデューサーちゃんはっけーん☆」
P「………」スタスタ
珠美「ぷ、プロデューサー殿!」
P「ん?」サッ
P「……土曜日のオーディションなら、既にエントリー済みだが」ササッ
珠美「?……プロデューサー殿?」
P「悪いが、ちひろさんに呼ばれてるんだ。話なら後にしてくれ」ダッ
珠美「あっ……」
珠美「……近づく度に距離を置かれました」
唯「えぇ~?どゆこと?」
唯「うーん……」
珠美「やっぱり、この香水でも珠美の臭いは……!」
唯「大丈夫大丈夫♪次は何とかなるでしょ☆」
珠美「次?」
唯「ちょい、待っててね。助っ人呼ぶから☆」ポパピプペ
唯「あ、もしもし♪今すぐ、ゆいの所まで来てくれるかな?」
唯「いいともーっ☆」
美嘉「自分で聞いて自分で答えるとか意味分かんないんだけど★」
唯「ちゃーっす!おっそーい☆」
珠美「え、えっと……?」
唯「その道のプロ、カリスマギャルを呼んでみた♪」
美嘉「で?何でアタシを呼んだか教えてくんない?」
唯「じゃー、美嘉ちゃんよっろしくー☆」
美嘉「おい★」
珠美「以前はこんなに避けられはしなかったのです……」
美嘉「体臭が変わったとか?日頃の食べ物でも変わるらしいけど」
珠美「食事ですか?……これといって、特に変えた覚えは無いのですが」
美嘉「あとは、男の人って結構匂いに敏感らしいから……」
唯「美嘉ちゃんは、何か良いの持ってる~?」ゴソゴソ
美嘉「勝手に人のバッグを漁るな★」
珠美「あ、かわいい形してますね」
美嘉「今年出たばっかりの新作★バラの香水なんだけど……」
唯「えっ?」
美嘉「何?」
唯「ムスクでもキメてそうなのに、フローラル系使ってるんだ?超意外☆」
美嘉「べ、別にいいでしょ。アタシがフローラル系使ってて悪い?」
唯「ううん♪カワいートコあるんだね、美嘉ちゃんもっ☆」
美嘉「うっさい★」
珠美「あ、はい。足首に少し」
美嘉「んー、まぁいいかな。香りが重なってもイケるらしいし」
珠美「……美嘉さんの香水を使わせてもらうなんて、申し訳ないです」
美嘉「あぁ、別にいいって★……でも足首だけじゃ、ちょっと足りないっぽいかな」
珠美「え?」
唯「こことか☆」ピトッ
珠美「ひゃんっ!」ビクッ
唯「う~な~じっ☆」スススッ
珠美「ふあぁっ!?」ビクン
美嘉「……唯?ちゃんとつける場所分かってる?」
唯「分かってまーす♪きゃはっ☆」
珠美「えっ?……そ、そんな所まで!?」
美嘉「あとは、ひざの内側とか……」
珠美「ぁ……!」プルプル
唯「うんうん、イイ感じイイ感じ☆」
珠美「香水って、こういう付け方をするのですか……」
美嘉「普段は足首だけでもいいんだけどね。ケースバイケースってことで」
唯「……お、プロデューサーちゃんハッケン!」
P「モバコインカードを買いに行かないと……」スタスタ
珠美「ぷ、プロデューサー殿!ちょっとよろしいですか!」
P「ん?どうし……っ!!」
P「あ、明後日、ゲホッ!ゴホッ!」
珠美「!?」
P「ゴホッ!……あ、ああ、済まな、ゲホッ!」
珠美「だ、大丈夫ですか?」
P「ん、だ、大丈、ゴホッ!……ち、ちょっと、トイレにっ……ゲホッゲホッ!」
唯「……炎のー匂い染ーみーついーt」
美嘉「唯」
美嘉「参ったなぁ、これ以上ないくらいヘコんでる……」
唯「……竹刀でパーンと、守ってない脇を叩かれたみたいな?」
美嘉「例えが全然分かんないんだけど」
唯「たまみんが言ってたんだけど、何かすっごく痛いんだって☆」
美嘉「いや、そんなのどうでもいいから。どうすんのよ、彼女」
唯「んー……あ、ちょい待って!」
美嘉「?」
唯「ゆいにいー考えがあるの☆」ポパピプペ
唯「とゆーわけで、やってきました我が女子寮♪」
美嘉「呼び出すんじゃなかったの?」
唯「アナタが来なさいって言われちゃった☆」
美嘉「……アタシもそう言えばよかった」
珠美「………」ズーン
千夏「早かったのね……あら、珍しい組み合わせ」
唯「ちなったんちゃーっす!」
千夏「はいはいちゃっすちゃっす」
唯「Amamizonでゴー☆ジャスな香水買ったってホント?」
千夏「……誰から聞いたのそれ」
唯「えっとぉ、里奈ちゃんでしょ、あとフレちゃん、美紗希さんに……」
千夏「はぁ……ダメダメ。今度ばかりは流石に貸せないわ」
唯「す、少しだけ!ほんのちょっぴりだけ、たまみんのために!」
千夏「……珠美ちゃんに?」
美嘉「えぇっと、実は……」
コトッ
唯「こ、これが……!」
千夏「ええ。イギリス王室御用達とも言われてる、チョー高級なパルファン」
美嘉「うわぁ、初めて見たかも……」
千夏「無関心な人をも振り向かせる、ちょっとした魔法よ」
千夏「濃度が高いから、ほんの少しで効くの。その分高価なのだけれど」
唯「それじゃ早速つけt」
千夏「待った」
美嘉「3滴!?」
千夏「それでも十分過ぎるくらいだから。あと、今日はダメ」
珠美「え?」
千夏「もういくつか、つけてるんでしょう?つけ過ぎは逆効果よ」
唯「じゃー、たまみんの代わりにゆ
コメント一覧
-
- 2015年01月18日 21:10
- タイトル、笑顔かと思ったら匂いだった
-
- 2015年01月18日 21:22
- シンパシー、感じちゃうー♪
-
- 2015年01月18日 21:25
- Pがクンカーとは新しいな、最近は蒼いクンカーの被害にあうPをよく見ていたから新鮮だ
-
- 2015年01月18日 21:30
- 有香さんのが一番ですフルート
-
- 2015年01月18日 21:34
- Pがクンカー…しきにゃんとしぶりんその他はアリだったのにこの落差は何なんだろう…
-
- 2015年01月18日 21:38
- Shineから始まる悲しい事件を思い出した
-
- 2015年01月18日 21:38
- ニナチャーンは察せるいい子
なお現実
-
- 2015年01月18日 21:41
- 俺は茜ちゃんとトライしたい
-
- 2015年01月18日 21:44
- タイトルから漂う変態臭
-
- 2015年01月18日 21:54
- じゃあ俺はキャッチボール後のユッキにヘッドスライディングしたい
-
- 2015年01月18日 22:00
- 仁奈の誤魔化し方かわいいな
-
- 2015年01月18日 22:21
- ご、ゴルフの後なら…
-
- 2015年01月18日 22:22
- 我那覇くんのところに!我那覇くんのところに行かなきゃ!!(禁断症状)
-
- 2015年01月18日 22:35
- 干した布団の匂いとかそういうのを想像してたのに…
-
- 2015年01月18日 22:35
- むせる
-
- 2015年01月18日 22:36
- 美優さんと汗だくになる程交わりたい
ということでやりましょうボロン
-
- 2015年01月18日 22:37
- 智香の腋ではなかったか……よし!
-
- 2015年01月18日 22:38
- みくにゃんとアツアツのおでん芸をやりながら汗だくになりたいので、みくにゃんのファンやめます
-
- 2015年01月18日 22:38
- ※13
(ジョキン
-
- 2015年01月18日 22:39
- ※16
(グチャ
-
- 2015年01月18日 22:40
- なんか市原さん銭湯に来たオヤジみたいになっとるがな
-
- 2015年01月18日 22:43
- まあ香水が苦手だっていうPの気持ちも分かるな。そもそも日本人は体臭とかそういうの気にしすぎなんだよ。匂いっていうのはもともと異性にアプローチをかけるための求愛行動の道具であってセッ○スアピールってわけ。自分にとって魅力的な異性って匂いで探すものなんだよ。つまり何が言いたいかっていうとスポーツ少女の運動後の匂いは最高だっていうことさ。
-
- 2015年01月18日 22:44
- 荒木先生の汚部屋で汗だくで交わりたい。(直球
-
- 2015年01月18日 22:51
- ちっちゃかわいい(かわいい)
-
- 2015年01月18日 22:54
- ×××「ジョゼフィーヌ、今晩は勘弁してくれ」
-
- 2015年01月18日 23:06
- 普段汗かかなさそうな子を汗だくにしたい
ふみふみとか由愛ちゃんとかふみふみとか
-
- 2015年01月18日 23:11
- 奈緒の脇を…!
-
- 2015年01月18日 23:16
- 久々に水野さんを見たと思ったらこれだよ!
-
- 2015年01月18日 23:34
- eがoに見えたにはきっと珠ちゃんのせいだ・・・
-
- 2015年01月18日 23:37
- ※22
自分が最も好きな体臭を持つ異性は自分と遺伝子が全く違う遺伝子で愛称が良い相手って噂があるんですが本当ですか?
後、異性の体臭って本当に良く感じる物なんですか?
-
- 2015年01月18日 23:58
- ※30 女子が一定の年齢になると父親や男兄弟の匂いに嫌悪感を持つようになるけど、これは近○相姦を防ぐ為だと言われている。これはあくまで俗説だけどこう考えると匂いと遺伝子は何か関わりがあるように思える。
個人的には異性の匂いというのは確かにあると思う。どれだけ美人でも嫌な匂いがすれば一緒にいたいとは思わない。自分の中では匂いの占める比重はかなり大きいよ。
-
- 2015年01月18日 23:58
- ※25
ジョゼフィーヌ、風呂に入らないでおいてくれ。
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク