1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/01/17(土) 10:24:03.61 ID:???0.net
PL学園から1987年のドラフト1位で中日入りした立浪和義内野手のデビューは、高卒内野手としては前代未聞のものだった。
プロ1年目の開幕戦にいきなり「2番・ショート」で先発フル出場。6月までは3割近いアベレージを残し、
最終的にも110試合に出場して打率は2割2分3厘ながら22盗塁、21犠打でチームのリーグ優勝に貢献した。
立浪を「高卒1年目」ながらショートというポジションで使えたのは、一にも二にも守れたことだった。
ただ、シーズンが夏場に差し掛かった頃に、当時評論家で、後に中日のヘッドコーチとなる一枝修平さんが、
こんなことを言っていたのも鮮烈に覚えているのである。
「あの子(立浪)は確かにうまいけどな、一番の欠点は基本に忠実すぎることやな。
おそらく少年野球からPL(学園)でも、ゴロの捕球はボールの正面に入ってグラブを下から出せと徹底的に教えられとるんやろな」
それはゴロ捕球の基本中の基本である。
ただ、高校野球やアマチュアではそれだけで通用しても、プロの世界では逆に基本がマイナスになることもあるという。
「プロのスピードについていくためには、ときにはムリにボールの正面に入ろうとせずに、バックハンドでさばくことが合理的なこともある。
でも、そういう局面でもあの子は、ムリやりボールの正面に入ろうとして間に合わなくなる。
いくら注意しても体がそう覚えているから、なかなかできへん」
日本ナンバー1の鳥谷にも、よいオファーはなかった。
日本人の内野手、特に二遊間を守る選手がメジャーでなぜ通用しないのか、
ということを考えていたときに、フッと思い出したのが、この立浪のエピソードだった。
阪神からメジャー移籍を目指していた鳥谷敬内野手が、年明けに移籍を断念して阪神に残留することを発表した。
日本における鳥谷は、打てて守れて走れる上に、10年連続全試合出場記録を継続中など、
身体の強さも持ち合わせる現時点でナンバー1の遊撃手であることは誰もが認める存在だ。
しかしこの鳥谷にも、メジャーからはあまりいい契約は提示されなかったという。
トロント・ブルージェイズなど数球団が興味は示したものの、オファーの内容はメジャーの保証もなく2年目のオプションは球団側が持つなど、
いつでも“クビ”にできるものだった。
それだけ日本人野手への評価は低いということなのだろう。
http://number.bunshun.jp/articles/-/822486
2015/01/16 10:40
2: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/01/17(土) 10:25:25.64 ID:???0.net
日本人内野手の苦戦は、身体能力が原因なのか?
このように日本人内野手がメジャーで評価されない一番の理由として、身体的な能力の差が指摘されることが多い。
特に二遊間のポジションには身体能力の高い中南米の選手がひしめいている。
そういう選手と比べると、日本人選手の守備力や肩の強さはどうしても見劣りするということだった。
個人的な身体能力という点で、おそらくこれまでの日本人選手で最も秀でていたのは松井稼頭央内野手だった。
しかしその松井も、ニューヨーク・メッツに移籍した直後はまだ若手だったホセ・レイエス内野手を押しのけて遊撃のポジションを与えられたものの、
結局、守備の問題から二塁へとコンバートされてしまう。
また、タンパベイ・レイズのリーグ初優勝に貢献した岩村明憲内野手も、決してバッティングが通用しなかったわけではなかったが、
二塁上のクロスプレーの守備で膝の靭帯を断裂。それが原因で、メジャーでのプレーを断念せざるを得なかった。
近い例ではミネソタ・ツインズと3年契約した西岡剛内野手も、やはり二塁上のクロスプレーで左すねを骨折して、
わずか71試合の出場で契約を破棄して日本に戻ってきた。
オークランド・アスレチックスと契約した中島裕之内野手も、結局は守れるところがなく一度もメジャー昇格ができないままに、
今季オリックスへの日本復帰を果たしている。
井口「日本人にはメジャーでショートはムリだと思う」
最も成功した日本人内野手である井口資仁内野手は、'05年にシカゴ・ホワイトソックスに移籍すると1年目から3年連続135試合以上に出場して、
チーム世界一の原動力と評価された。その井口本人も「日本人にはメジャーでショートはムリだと思う」と身体能力の差を指摘している一人である。
ただ、である。
アフリカ系アメリカンの選手やアングロサクソン系の選手はもとより、決して体がそんなに大きくない中南米系の選手にも日本人選手は身体能力で劣っているのだろうか?
一つの答えを見たような気になったのは、2013年のドラフトでニューヨーク・ヤンキースの2巡目指名を受けた加藤豪将内野手の守備を見た時だった。
5: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/01/17(土) 10:26:46.89 ID:???0.net
日本人でも、教育次第でメジャー流の守備ができる。
加藤は父親の仕事の関係で米・サンディエゴで育ち、アメリカと日本の国籍を持ってはいるが、両親とも日本人という生粋の日本人である。
ただ野球を覚えたのはアメリカで、現地の子供たちと混じって野球を始め、ランチョ・バーナード高校での活躍がヤンキースの目に留まって指名を受けている。
加藤はドラフト時点でも、そのバッティングとともに流れるような守備のうまさでも高い評価を受けていた。
今季は1Aに昇格して主に二塁を守っているが、ボールに対する流れるような体の動きは、中南米出身かと思う華麗さがある。
特に二塁での併殺プレーで見せる、ステップからサイド気味にスナップを効かせた送球は、まさに日本の“常識”にはないものなのである。
要は身体能力ではなく、教育で日本人でもこういうプレーができるということを示してくれたのが加藤だったわけである。
立浪は高校時代から本当に守備の上手い選手だった。基本を徹底的に叩き込まれ、
バックハンドでの捕球やスナップスローなどは雑なプレーとして極力避けるようになっていた。
ただ、もし立浪ほどのセンスのある選手が、最初から型にはめるのではなく、ボールの流れに応じて、
一番合理的な動きができるように子供の頃から教え込まれていたら、どんな選手になっていたのだろうか、とも思う。
基本から外れることを徹底的に矯正する固定観念。
いま日本の野球界、特に少年野球や高校野球の指導では多くが固定観念に支配されている(全てとは言わないが……)。
基本ができなければ、応用はない。だから子供の頃は、基本を守らせて、そこから外れるプレーは徹底的に指導者によって矯正される。
そういう指導が正しいという固定観念だ。
しかし、少し考え方を変える必要はないだろうか。基本を教えることはもちろん大事だが、もっと大事なことはいかに合理的なプレーができるか。
そのためにはあらゆる方法があるということを子供の頃から体に染み込ませる。
そういう教育こそが、世界で通用する選手を育てるために必要な道ではないかということだ。
バックハンドやベースカバーの動きに合わせたサイドからのスナップスローなどは、雑なプレーではない。
それが自然にできるようになれば日本人内野手も決して、メジャーで通用しないわけではないということである。
以上
6: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/01/17(土) 10:27:45.98 ID:rtYigwv60.net
体格や投げる強さはモンゴロイドでは絶対勝てない
練習なんかで解決する問題ではない
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川崎は打力が問題だが