ジョジョリオン #039 『追跡』 感想
- イギーのストラップ
- 今月号の付録です。おすましイギー。再現度高いです。適当な球体を持っている人はその上に乗せると更に再現度アップ。
目が閉じてるのも原作の扉絵どおりなのですが、眼光鋭いイケメンぶりを披露してくれてもよかった気がします。
ともあれエルメェスが、CM内で自分のパンティを代わりに差し出しても死守したかった逸品です。ありがたや。
また来月号からは書店でUJを買うとJOJO缶バッジが付いて来るなど、プレゼントが充実しているウルジャン。
缶バッジの後は、ひょっとしてエルメェスのパンティが付録としてついてくる可能性も有り得なくはない気がしてきました。 - 謎を追うのはこの二人(コンビ)。
- 康穂ちゃんとつるぎちゃん。見紛うことなく女子供です。不安です。スタンドもどちらも戦闘向きじゃありません。
つるぎのペーパームーンキングはハマれば恐ろしいですが、パワー自体はなさそうです。
しかし康穂の携帯(ペイズリーパーク)を折り紙化するという、かつてつるぎのやったスタンド技が再登場。
そもそも、この異なるスタンド能力同士の合体技っていうのが珍しい気がします。
スタンドの合体技なんて他は吉良の空気弾や、サンドマンの音とディエゴの恐竜の組み合わせぐらいじゃないでしょうか。
ミスタの発射した弾丸にジョルノが生命を与えたのは、あんまりスタンドの合体技っぽくないですし。 - 大年寺山愛唱
- 大年寺山と言えば仙台に実在するお山。
ですが、大年寺(山)と聞くと、どうしても伝説の寿司職人、大年寺三郎太が脳裏をちらつきます。
大年寺さんは『将太の寿司』という寿司漫画に登場し、全国大会では宮城県代表を務めるという、これまた東北ゆかりの方です。
ただし、彼は多分ジョジョに出てきても遜色ない能力を備えており
『電車にはねられても次の日には寿司を握る』⇒プロシュート兄貴に匹敵する覚悟
『真冬の海に数分間潜り続けて大ダコを素手で捕らえる』⇒偽テニール船長に匹敵する肺活量
『海から上がった後の濡れた体を自らの闘気で乾かす』⇒常敏に匹敵する温度操作能力
という凄まじいお方。勿論、本気で寿司を早握りする際はスタンドも出ます。
もしくは百式観音。 - 杜王スタジアムの職員
- 年齢、住所、勤め先に到るまで抜かりない調査を進めていた康穂ちゃん。
スタンド能力ペイズリーパークの助けがあるとは言え、個人情報知りたい放題です。正直、この娘が怖い。
今の康穂ちゃんなら、定助の正体にも迫れそうな気がしますが、その結果がジョースター地蔵とジョニィ伝説でしたね。 - 等価交換した老人
- すがすがしいまでに欲望全開だったおじいさん。
と言いますか、これを覗き見していた康穂とつるぎは正直、驚愕どころではありません。つるぎの情操教育にも良くない。
そりゃ、つるぎも泣き叫んで康穂に抱きつきます。9歳で高齢者のアレを目撃とか下手すりゃ一生のトラウマもんです。
そして、元気になってヤりまくるおじいさんとおばあさん、桃太郎みたいです。
フルーツの元ネタはキリストと縁深いイチジクではなくて桃太郎の桃なのでしょうか。
あと余計なお世話かもしれませんが、見えない状態でヤりまくって楽しいものかしら。高度な目隠しプレイ?
視力どころか、両の眼球を失うことで、失くしていた左足を再生させた老人ですが、これを等価交換と呼んでいました。
ジョニィ伝説の聖なる遺体が起こした現象とほぼ同じですので、フルーツと聖なる遺体にも接点があるのでしょう。
フルーツの樹木の由来自体が東方家のすぐ近くの、遺体が一時的に根元に置かれたという例の松の木だったりするのでしょうか。
また、この等価交換が自分自身の左脚と眼球だったことから、他人との等価交換までは無理なのかもしれません。
おじいさんが他人にヘタを掴ませるのを良しとしなかったという可能性もあります。あれ?おじいさん、ひょっとしていい人?
その他に地味に気になるのは、岩助(犬)のコチコチ病が治ったのも何かとの等価交換だったのかということです。
だとすると岩助も病気が治ったかわりに何かを失っているのかもしれません。聴力とか。 - 鉢植え
- 植木鉢が違法ではなさそうだとは言え、あの持ち運び方は結構に目立ちます。
フルーツを売るだけなら、それだけ持ち運べばよさそうなもんです。実際、夜露はそうしていましたし。
売人としてはハッタリを利かせるために、鉢植えからもぎたてのフルーツだから効果も高いとかそういう演出なのでしょう。
海原雄山もトマトの鉢植えを至高のメニューで出しました。雄山のはハッタリ以上の意味があってのことですが。 - グシャァッ
- いくら便利なスタンド能力の組み合わせの二人(コンビ)とは言え、流石に追跡がばれて愛唱の反撃を受けるハメに。
康穂の考えた前提通り、愛唱もスタンド使いなのでしょうが、彼の年季が如何ほどか気になります。
ただ、靴を履いているとはいえ、自分の足でペーパームーンキングを踏みつけたところから
そこまでの百戦錬磨というわけではなさそうです。危機感が足りないです。
第五部のジョルノ達なんかは、それはもう少しでも変なものには絶対に直接触れようとはしませんでした。
彼らだったら折り紙の蛙が追跡されていると気付いたら、木の枝でもぶっさして対処したことでしょう。
あるいはジッパーで地面の下へさようなら。もっと酷ければ問答無用で銃弾撃ち込まれてます。
愛唱を相手にするのは9歳児とスタンド初心者の二人。おまけにどちらも非戦闘型のコンビ、危機です。
踏まれたことで、愛唱に対してペーパームーンキングの能力が発動すれば逃げることだけはできるかも。
じょすけて(定助、できるだけ急いで助けに来て。の略)
さりとて、つるぎのスタンド能力を愛唱が常敏から聞いて知っている可能性もあり得ますので
下手にスタンド発動すれば、そこから愛唱に追跡者がつるぎだということまでバレかねません。
つるぎは父親とスタンド能力についての話はしないと言っていましたが
憲助がつるぎのスタンド能力を把握していたことから見て、常敏も息子のスタンド能力ぐらいは知っていそうです。
親であれば自分の子供のスタンド…、ケツの穴であろうとよく知っていて当然とも言えます。
だとすれば常敏は、他人に自分の息子のケツの穴の情報を漏らしたという父親としてかなり危険な男ですね。
今月号で康穂の言った通り、常敏から漂う危険な臭いを感じつつの感想でした。ありがとうございました。