初公開作品も。弥生美術館で幻の画家・橘小夢の妖しく幻想的な作品約200点が展示。

yayoi
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弥生美術館で大正から昭和時代前期に挿絵画家として活躍した「日本の妖美 橘小夢展 ~幻の作品を初公開~」が2015年4月3日(金)~6月28日(日)に開催されます。内務省から発禁処分を受けて没収・廃棄処分の憂き目にあいそうになった「水魔」や実在の遊女「幻太夫」をモデルにした「地獄太夫」など代表作が展示されます。秋田県で数点確認された初公開となる作品も展示されますのでかなり注目の展覧会と言えるでしょう。

橘小夢(1892~1970)の作品のうち、初期の肉筆画は、あまり公開されたことがありません。なぜなら大正12年、31歳の時に小夢は関東大震災に遭遇し、作品の多くを焼失したからです。しかし、郷里の秋田県で数点確認され、ご紹介できることになりました。若き日の瑞々しい感受性にあふれた作品を含む総数約200点の作品により、橘小夢の妖しく幻想的な世界を堪能いただきます

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橘小夢・画 「地獄太夫」 昭和35年頃 紙本彩色
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橘小夢・画 「水魔」 昭和7年
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橘小夢・画 「牡丹燈籠」 大正5年
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橘小夢のことをもっと詳しく知りたい方は以下のサイトがおすすめですよ。是非ご覧下さい。

幻の画家「橘小夢」の原画が恵比寿にあった
http://ebisufan.com/news/sayume.html/

視点・論点 「日本の妖美・橘小夢」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/189425.html 

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展覧会名:
期間:2015年4月3日(金)~6月28日(日)
時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分までにお願いします)
休館:月曜日。ただしゴールデンウィーク期間を含む4/21(火)~5/10(日)は無休で開館。
場所:弥生美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-3
入場料:一般900円/大・高生800円/中・小生400円(竹久夢二美術館もご覧いただけます)