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とにかく"デカい肉"を買え! 元肉屋が教える「肉のハナマサ」徹底攻略法 - みんなのごはん

とにかく"デカい肉"を買え! 元肉屋が教える「肉のハナマサ」徹底攻略法

「プロの為の店」と銘打つ業務用食品スーパー、肉のハナマサを御存知ですか? 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の1都3県でチェーン展開しているお店なのですが、様々な食材を業務用の特大サイズで格安に購入することができるんです。そこで今回は元々スーパーの精肉コーナーで働いていたバーグハンバーグバーグの加藤さんが肉のハナマサの徹底攻略法を解説してくれます。(銀座のグルメ焼肉

とにかく"デカい肉"を買え! 元肉屋が教える「肉のハナマサ」徹底攻略法

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どうも、株式会社バーグハンバーバーグで働いている加藤と申します。

みなさんは、業務用食品スーパー"肉のハナマサ"をご存知でしょうか?

業務用スーパーということで、キロ単位の食材やボトルサイズの調味料なんかを販売しているのですが、"肉の"と名乗るほどですから、特に精肉コーナーが充実しているスーパーでもあるんですよ。肉が好きな人にとっては、まさに天国みたいなお店です。

ですが、"プロの為の店"ってハードルから、あまり活用できていない人もいるのではないでしょうか?

だって、肉の塊を買っても普通の人では調理できないですからね…。

 

 

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というわけで、3年間スーパーの精肉部に務めていた元肉屋のぼくが、"肉のハナマサ"の活用法をお教えいたします! 肉を安くたくさん食べたいって人は見ていってくださいね!(まさかとは思いますが、肉屋は豚肉アレルギーになったので辞めました

というわけで、「肉のハナマサ 銀座店」にやってきましたよ!

 

 

肉のハナマサは、まさに"肉天国"

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こちらが精肉コーナー! ズラララ~っと並んでいるのは

どれも肉! 肉! 肉!

 

 

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ハムは1本単位で売ってるし、ベーコンはバラ肉丸ごとで売ってます! 腐る前に消費できる気がしない!!

 

 

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もちろん、生肉だって塊で販売。食材というか、もう鈍器みたいなもんですよ鈍器。これこそが業務用スーパーのメリットですよね!!

 

 

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ちなみに、ハナマサの値段ですが、このように小さい豚バラブロックだと100gあたり=119円この値段ですが…。

 

 

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大きい豚バラブロックで100gあたり=109円…。

 

 

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さらに丸ごとだと100g=99円と、どんどん安くなります!

デカく買えば買うほどお得になるので「パズドラの魔法石と一緒」「LINEのコインと一緒」と覚えておいてください。課金中毒者にはわかりやすい例えですね!

つまり、僕が言いたいのは"肉のハナマサではできるだけデカい肉の塊を買え!!"ということです。アメリカの親父みたいな超シンプル理論ですが、それこそが肉の前での絶対的な正義なのです!   N・H・M!   N・H・M!(肉のハナマサ)

 

 

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●牛肉のさばき方(モモ肉)

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そんなわけで、ハナマサで買ってきた肉の塊のさばき方をお教えします。例として、牛肉の中では安価で手に入る牛モモ肉。

こんな塊でも、カンタンにさばけます。

 

 

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肉っていうのは、そこら中に硬いスジが入っています。この白い線ですね。

こいつをそのままにして調理すると、歯では噛み切れないので、包丁で肉を割って取り除く必要があります。

 

 

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手で引っ張ればビリビリーっと割れていくので、包丁はその間をちょんちょんと切る程度でOK。

 

 

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外した肉にこういったぶっとい筋が入っているので、包丁の刃を沿わせるようにして、できるだけ肉を傷つけずに取り除いていきます。思春期のハートと同じだと思って扱ってあげてください

 

 

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この真ん中にもぶっといスジが!!

 

 

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スジ~~!! コラ~~!! 何入ってんだコラ~~!!!!

白い部分は全部スジです!

 

 

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こんな感じでどんどん割っていけば、3つのブロックになりました。

 

 

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余った切れ端は、左のようにカレー・シチュー用の肉に。

右の取り除いたスジは、牛スジカレーとか、牛スジ煮込みとかにしちゃいましょう。牛スジはハナマサでも100g=158円するので、捨てるのはもったいないですよ!  賢く使い切りましょう。あと、しょっちゅうカレー作りましょう!

 

 

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モモ肉は脂肪がなく焼くとガッチガチに硬くなる肉質なので、ステーキや焼肉なんかにはあまり向いていません。みんなも太もも硬いでしょ?   なんたって、あの牛の巨体を支えているお肉ですからね。そりゃ硬くなります。

なので、塊はこうして下味を付けて…。

 

 

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表面を強火でササッと焼いて…。

 

 

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弱火で蒸し焼きにしながら10分、その後火を消して15分ほど放置すれば…。

 

 

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ローストビーフの完成じゃ~~~!!!!!!!!

なんかたいそうな料理のイメージがあるローストビーフですが、基本的に"焼いて放置するだけ"でいいので、ハッキリ言って超ズボラ料理です。

焼いて放置ってマニアックなプレイみたいですが、巨大な牛モモ肉を買ったら絶対に作りましょう!!

 

 

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盛り付ければこんな感じ!! 大盛り2皿分ができてしまいました。

100gあたり=148円のローストビーフ!!

貧乏人でも食えるぞ~~~!!!!

よく「180g=1480円」くらいの価格帯で売られているのを見かけるんですが、ハナマサで買って自分で作れば1/5の価格で作れるわけです。8割引きですよ!

 

 

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100gあたりの単価が倍くらいの黒毛和牛のモモ肉なら、こんな感じで適度なサシが入ったローストビーフも作れます。

買ったら100g=2,200円くらいですが、こちらも同じく8割引きの価格で作れちゃうわけです。みんなも作ろうよ! 焼いて放置しようよ!

牛ロース肉で作れば、ローストビーフステーキを作ることもできます。

サッパリしたのがいいか、脂のおいしさを楽しみたいかはお好みなのでどうぞ!!

 

 

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●豚肉のさばき方(バラ肉)

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お次は、ぼくのデカい顔の2倍くらいある豚バラ肉のさばき方です。

 

 

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ぺろ~んとめくれるところがあるので、そこをめくるとこういう血管が浮いていたりします。これを取ってあげましょう。

「血管が好きで好きでしょうがない」「男性の手に浮き上がる太い血管がたまりません!!」という人はそのままでもいいです。マズいけど。

 

 

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あと、バラ肉には骨が入っていることも多いです。アバラ骨に引っ付いていたところですから、解体のときに削られた骨が紛れ込んでいるわけですね。

ぼく、以前仕事の研修で養豚場で解体されるところまで見たんですが、職人さんが包丁をパブニカのナイフみたいに逆手に持って、超高速で豚をバラバラにしていくんですよ。めちゃめちゃ速いので、骨が削れることも多々あるんでしょう。

骨は噛んだらヤバいくらい硬いので、このように指で触ってしっかり取り除きます。

 

 

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バラ肉って脂が多いので、上に乗っかっている余分な脂はお好みでとってください。

 

 

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"バラ肉"というだけあって、あばら骨が入っていた名残で溝の隙間に硬い部分があるので、これもしっかり取ってあげましょう。

 

 

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で、こちらがバラ肉の断面図。

指を刺している右側の方が赤身が多くて色味もいいので、こちらをメインにしましょう。

 

 

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肉は繊維がつながってできているので、肉の目(木目みたいな繊維の線)と交差するように包丁を入れていかないと、硬い肉になってしまいます。

肉は切り方で硬さが変わりますから、注意してください! 肉の柔らかさを決めるのは、アナタの腕次第だ!

肉の目を見定めて、柔らかくなる方向で切るため、一度このようにブロックにします。

 

 

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豚バラ肉は焼肉用にするので、焼肉にちょうどいい厚みに切っていきましょう。

豚バラ肉は「安い牛カルビより23倍うまい(個人の感想です)」ので、ぜひ家焼肉の時は焼きまくってください。脂っこいですが、牛の脂よりはサッパリしていてMORIMORI食べられます(夢が)。

 

 

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●豚肉のさばき方(豚トロ)

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あと、肉屋さんで買うと豚トロって異様に安いです。100g=59円ですよ!?

豚トロって、赤身で肉質が硬い「肩肉」の脂の中に隠れている薄い部分で、豚なのに霜降りっぽくサシが入っている貴重な部位だったりします。

肩肉も、モモ肉と同様に硬いお肉です。肩だろうがモモだろうが、四足動物にしてみれば前足と後ろ足の違いしかありませんからね。基本的に一緒なんです。

 

 

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空けるとこんな感じ。脂が多いのでピンク色ですね。

 

 

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肩肉の脂の中にくるまれているので、基本的にあっつい脂がついています。

全部取ってしまうと夢ばっか追ってる男みたいにペラッペラになるので、適度にそぎましょう。

 

 

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それでも豚トロってペラッペラの肉なので、普通に肉の目に沿って切ると、チンジャオロースの細肉みたいになってしまいます。

なので、画像のように包丁を寝かせて、異様に斜めに切ります。

 

 

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豚バラと豚トロを盛り付けるとこんな感じ。

1枚をさばいた豚バラは、まだこれの3倍以上の量があります。

 

 

 

●豚肉のさばき方(肩ロース)

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豚バラ、豚トロの次にぼくがおススメしたいのが、この豚肩ロース肉です。

 

 

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こうやって立ててみると、上の方は豚ロース肉なんですよ。リブロースという部位に近いです。

肩ロースというだけあって、ロース肉と肩肉の間の肉になっています。

 

 

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なので、2枚分くらいはロースとんかつ用に切れてしまいます。

 

 

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豚肩ロースも豚バラ肉と同様、骨や血管があるので、そぎ落としてください。

 

 

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豚肩ロースはいろんな肉が複雑に絡み合った部位で、肉の目が非常にわかりづらくなっています。

しかし、そもそもロースと近くて柔らかい肉質なので、あまり肉の目は気にせず調理されることが多いのです。

ですが、今回はよりおいしく食べるため、画像で指差している「肩ロース肉の一番うまい部分」だけを割って、キチンと肉の目にそって切ってみます。

 

 

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包丁を入れつつ、肉を持ち上げて切っていきます。

 

 

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割れたおいしい部分がコチラ!

ブリーフみたいな形ですが、キチンと肉の目がわかりますね。

 

 

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これを焼肉用に切ると、柔らかくてうま味の強い肩ロース肉の焼肉用が完成です!

残った部分は、ブロック肉としてカレーとか角煮とかに使ってください。そうです、肉塊をさばいた後はカレーを作りまくってください。そのまま焼肉用に切ってもうまいはうまいです。

 

 

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いかがだったでしょうか?

焼肉のタレやホットプレートを買った代金を入れても、全部で1万2000円ほど。

男6人で2回分の焼肉ができましたから、1回1,000円で焼肉とローストビーフを腹いっぱい食べられるのです!

というわけで…。

 

肉をたくさん食べたいなら、肉のハナマサを活用しまくれ!!

 

ということでございます。

 

みなさんもお試しあれ! 

 

 

店舗詳細

肉のハナマサ 銀座店

アクセスJR山手線 新橋駅 徒歩5分
住所東京都中央区銀座8-10先 銀座ナイン3号館
電話番号(03)3571-1571 ※宅配専用:(03)6252-4087
営業時間24時間営業

 

 

●株式会社バーグハンバーバー

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株式会社バーグハンバーバーグは、変テコなコンテンツ制作を得意とする光の戦士たちです。ギリギリセーフをモットーに絶妙なラインをキープしつつ、ギャップを利かせた企画で世界を闇に包むのが目的です。

会社HP:http://bhb.co.jp/

Facebookページ:https://www.facebook.com/burghamburgburg