2015年01月20日

ウェイバーくんが立派に成長した10年後　「ロード・エルメロイII世の事件簿１」再入荷

三田誠氏のFateスピンアウト小説「ロード・エルメロイII世の事件簿１」が、メロン秋葉原1号店、とら秋葉原店Aに19日に再入荷した。「Fate/Zero」に登場した"ウェイバー・ベルベット"が主人公で、虚淵玄氏のオビコメントは『10年の歳月を経てたくましく成長し、ロードの名を冠された彼は一味も二味も違う』になってた。

著：三田誠氏・イラスト：坂本みねぢ氏
「ロード・エルメロイII世の事件簿１ case.剥離城アドラ」

ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ、グレイ、ロード・エルメロイII世

ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトら

とらのあな秋葉原店A

メロンブックス秋葉原1号店

とらのあな秋葉原店Aの
パネル

Fateスピンアウト小説で、著：三田誠氏・イラスト：坂本みねぢ氏の「ロード・エルメロイII世の事件簿１ case.剥離城アドラ」が年末に入荷していたのがさくっと完売していて、19日にメロン秋葉原1号店、とら秋葉原店Aに再入荷した。

「ロード・エルメロイII世の事件簿」は、（主に）「Fate/Zero」の登場人物で第四次聖杯戦争の参加者の一人"ウェイバー・ベルベット"の成長後を描いたスピンアウト小説みたいで、「ロード・エルメロイII世の事件簿１.case.剥離城アドラ」の登場人物紹介では『ロード・エルメロイII世：魔術師の総本山・時計塔に、十二人のみ存在する君主のひとり。魔術の腕は二流ながらもその知識は瞠目に値する』、「Fate/Zero」の著者・虚淵玄氏のオビコメントは『10年の歳月を経てたくましく成長し、ロードの名を冠された彼は一味も二味も違う』になってた。

TYPE-MOON Wikiによると、ロード・エルメロイII世（＝Fate/Zero10年後のウェイバー・ベルベット）は『自身は魔術師として平均的で凡庸だが、他人の埋もれた才能を見抜き、鍛え上げることにかけては時計塔随一。ゆえに彼の元で学んだ魔術師の全員が大成し、教え子たちを集めれば時計塔の勢力図が変わる、とまで言われることも』などなど。

『時計塔』。それは魔術世界の中心。貴い神秘を蔵する魔術協会の総本山。この『時計塔』において現代魔術科の君主（ロード）であるエルメロイII世は、とある事情から剥離城アドラでの遺産相続に巻き込まれる。城中に鏤められた数多の天使、そして招待者たちそれぞれに与えられた〈天使名〉の謎を解いた者だけが、剥離城アドラの『遺産』を引き継げるというのだ。だが、それは高位の魔術師たちにとってすら、あまりにも幻想的で悲愴な事件のはじまりであった――。裏表紙

「ロード・エルメロイII世の事件簿１ case.剥離城アドラ」の感想には、yuu_beさん『設定から仕掛けから凝りに凝っていて、これはさすがの三田さんですわ……と唸るばかり。そしてもちろんただのミステリーで終わるはずはなく、バトルも盛りだくさん。各キャラの見せ場や演出も完璧』、ざ・せかんど・えふしーつーさん『あの彼がこんなふうに成長して、こういうふうに生きているのかと思うととても感慨深い』、もふみ鳥ぴよ～るさん『こいつはすげぇぞ。何がすごいってzeroファンがzero知識だけで楽しめて、かつ重篤な型月ファンも発狂できるという点が素晴らしい』などがある。

なお、三田誠氏は「ロード・エルメロイII世の事件簿１」のあとがきで『生涯星を得ることはなくとも、誰よりも星を知る人間として、彼を描いたつもりです』、『現在の構想としては一年に一冊。毎年冬にお会いできればと思っています』などを、虚淵玄氏の解説で『10年の歳月を経てたくましく成長し、ロードの名を冠された彼は一味も二味も違う。若き日の屈折は胸のうちに秘めたまま、持ち前の分析眼に年の功たる狡知で磨きをかけて、ダンディな魅力で存分に魅せてくれる！』などを書かれている。

「ロード・エルメロイII世の事件簿 1 case.剥離城アドラ」特設ページ / 三田誠氏のTwitter



「時計塔には、十二の学部が存在する」	「ロード・エルメロイII世の洞察は本質に迫りすぎていた」	「あの子、どうなってますの――！」「やめておけ」