官房長官 岡田新代表に国会での建設的議論を期待
1月19日 12時29分

　民主党の岡田新代表は、１９日、幹事長などの執行部人事に着手します。
　菅官房長官は岡田新代表に対し、安倍政権への批判だけでなく、具体的な政策を示して、来週召集される通常国会で建設的な議論を行うよう期待を示しました。

　１８日の民主党の代表選挙で選出された岡田新代表は、１９日午後、党本部に入り、幹事長などの執行部人事に着手します。
　これに関連して、菅官房長官は、記者会見で、「先の衆議院選挙でも、民主党は『分厚い中間層』などと言っていたが、具体的にどうやって、そういうものを作るかという政策は全くなかった」と述べました。
　そのうえで、菅官房長官は、「民主党は、批判するだけでなく、具体的にどういう対応をするのかということを国民の皆さんに明らかにしていく必要がある。民主党の皆さんには、『反安倍政権』や『反自公政権』ということではなく、建設的な議論を国会で行うよう望みたい」と述べました。
　また、菅官房長官は、「今度の国会で、今年度の補正予算案や新年度・平成２７年度予算案をできるだけ早く成立させることによって、具体的に個人消費のてこ入れや地方経済の底上げが可能になるので、国会の中で、できるかぎり早く成立させていただいて、経済の好循環を全国津々浦々にまで拡大するように全力で取り組んでいきたい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150119/k10014786651000.html