歴史小説作家の陳舜臣が死去
老衰のため90歳で他界
中国を舞台にした歴史小説を数多く発表してきた小説家の陳舜臣さんが、21日朝、老衰のため神戸市内の病院で亡くなった
90歳だった。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れ会を開く予定
陳舜臣さん…お亡くなりに(´;ω;`)。 好きな作家さんがまたひとり。。 ご冥福をお祈りいたします。。
日本と中国の文化に触れて育った
1924年、台湾出身の貿易商の次男として神戸市で生まれた
大阪外国語学校(現・大阪外国語大)を卒業後、同校の助手や家業の手伝いなどを務め、戦後は一時、台湾に住んでいた
90年には日本国籍を取得
幼少時から中国語に親しんでいたこともあり、中国関係は歴史書だけでなく通俗本まで幅広く読み込んでいた
とても愛にあふれた性格だった
おおらかで気取らぬ「大人」の風格で慕われた。関西文化人の大物として豊富な人脈を持ち、講演や座談でも活躍した
編集者や文化記者らにもファンが多かった
阪神淡路大震災の時には、被災者を励ます文章を寄稿
ふるさとの神戸市への思いも強く、阪神・淡路大震災の際は被災者を勇気づける文章を発表し、復興への希望を捨てないよう呼びかけた
地元文壇の顔としても長く親しまれ、69年に兵庫県国際文化賞、74年に神戸市文化賞、84年に神戸新聞平和賞を受賞
中国をテーマにした歴史小説や紀行文を発表し、日中文化の架け橋として活躍した陳さん
「最後まで日中の友好について気にかけていました。最近、日中関係が悪化しているといった話に接するたび、ささいないさかいは越えて、友好な関係を保ってほしいとずっと言い続けていました」
陳舜臣さんの長男で写真家の陳立人さん
40代から執筆活動をし、数々の賞を受賞
陳舜臣さんは神戸市出身で、当時の大阪外国語学校を卒業後、ヒンズー語の辞典の編さんなどに携わる。40代になってから本格的に執筆活動を始めた
神戸にある中華料理店主・陶展文が探偵役を務めるミステリー小説
その後、中国やアジアを舞台とした歴史小説や随筆、紀行文などに手を広げ、92年「諸葛孔明」で吉川英治文学賞を受賞した
感動の西域シルクロード紀行。千年にわたって熱心な信者たちが築いた仏教芸術の宝庫・敦煌莫高窟
膨大な文献と現地取材を重ね人類に「ゆとり」をもたらした姿を発見する
中国の歴史を題材にした作品を多く書き、日本における中国歴史小説ジャンルを確立
平成5年に放送された東山紀之主演の大河ドラマ『琉球の風』の原作を手がける
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