湯婆婆「千尋?贅沢な名だね」不二咲「……」
・千と千尋の神隠し×ダンガンロンパ
・台本形式なので脳内補完よろしくお願いします
・最後まで書きためあります
湯婆婆「今日からお前の名前は千だよ」
不二咲「は、はい……」
清「お呼びでしょうか」
不二咲(あ、さっき助けてくれた、清くんだ……)
湯婆婆「新入りだよ、案内しな」
――エレベーター内
不二咲「あのさぁ……清くん」
清「無駄口を聞くな。僕のことは清様と呼びたまえ」
不二咲「えっ……」
――
――――
――――――
清「今日からここで働くことになった、千だ」
不二咲「あ、あのぉ……よろしくお願いします」
とりまき「いくら湯婆婆さまの命令でもそれはちょっと」
とりまき「人くさくてかなわんわー!」
清「ここのものを三日も食べれば臭いは消える。それで使い物にならなければ煮るなり焼くなり好きにしたまえ」
不二咲「そんなぁ……」 グスッ
清「大はいるかね」
大「あぁ!?オレに押し付けんのかよ」
清「弟子を欲しがっていただろう」
大「つーか、そいつ女だろ!」
清「いや、男だ。そうだろう、千」
不二咲「あっ……はい」
不二咲(な、なんで分かったのぉ)
大「おい、マジかよ!?」
不二咲「はい……ごめんなさい……」
大「チッ。やってらんねーよ。ほら、来い」
不二咲「うっ、うっ、ごめんなさい……」
大「お前上手くやったな!」パシッ
不二咲「えっ……」
大「お前トロいからなー、心配してたんだぜ?」
不二咲「……」ウルッ
大「でもま、油断すんなよ?分かんねーことあったらオレに聞け、な?」
不二咲「ありがとう…ございます……あの、大さん」
大「ん?」
不二咲「ここに清って人、二人いるんですかぁ?」
大「二人ぃ!?」
大「廊下は走るなとか、早寝早起きがどうとか、お辞儀の角度がどうとか、学ぶ姿勢がどうのこうのって、あんな口うるせーのが二人もいたらたまったもんじゃねーぞ!」
不二咲「うっ…うぅっ………」
大「お、おい、どうした?大丈夫か?」サスサス
不二咲(帰りたいよぉ……)
――――――
――――
――
不二咲「……っ」プルプル
不二咲(眠れない。外、明るくなってきた)
不二咲(…誰かいる……?)
清「橋の所へ来てくれ。会わせてあげよう」ボソッ
不二咲(……)
不二咲「靴がない」
すす「……!…!!」つ【靴】
不二咲「……あ。ありがとう」
カオナシ「………………」
不二咲(こんな朝に……お客様、なの?)
清「こっちだ」
不二咲「あっ」タタッ
不二咲「千秋ちゃん!僕だよ!……せ、千だよ!病気かな、ケガしてる?」
清「いや。おなかが一杯で寝ているだけだ。人間だったことは今は忘れている」
不二咲「うぅ……千秋ちゃん!きっと助けてあげるから、あんまり太っちゃだめだよぉ!食べられちゃうから!!」
清「これは隠しておきたまえ」つ服
不二咲「あっ!……捨てられたかと思ってた」
清「帰るときにいるだろう?」
不二咲(服に名前が……ちひろ?)
不二咲「ちひろ?千尋って……あ、僕の名前だ」
清「湯婆婆は相手の名を奪って支配する。いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだ。いいな?」
不二咲「僕もう取られかけてたよ。千になりかけてた」
清「名を奪われると、帰り道が分からなくなるんだ。僕はどうしても思い出せなくて」
清「しかし不思議だな。不二咲くんのことは覚えていた」
不二咲「清くん……僕、頑張るね」
不二咲「ウジウジしてばかりいられないよね。出来ることをやらなくちゃ」
不二咲「だから、ちゃんとご飯を食べて、ちゃんと寝て、働かなきゃ。大丈夫、清くんが励ましてくれたもん」
清「君は強いのだな」
不二咲「強い……?そう、なのかな」
清「あぁ、そうさ」
不二咲「……」
兄役「大と千、今日から大湯番だ」
大「はぁ!? あれはカエルの仕事だろ!」
兄役「上役の命令だ。骨身を惜しむなよ」
大「チッ」
不二咲「あのぉ……?」
大「汚れ客専用の風呂だ」
ザーザーザーザーザーザーザーザーザー
不二咲(すごい雨だなぁ。みんな傘さしてないけど、寒くないのかな)
カオナシ「……」
不二咲(あっ、今朝の)
カオナシ「……」
不二咲(やっぱりお客さんだったんだ)
不二咲「あ、あのぉ、そこ濡れませんか?」
カオナシ「……」
不二咲「えっと、ここ開けときますね!」
カオナシ「……」
カオナシ「……」
大「……」ゴシゴシ
不二咲「……」ゴシゴシ
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
不二咲(昨日ちゃんと食べなかったから、お腹すいて力でないよぉ)
不二咲(……いや、元々力弱いけど)
大「あー! もー! 無理に決まってんだろ! いつから洗ってねーんだよきったねーな!!」
大「こりゃ薬湯いれなきゃ駄目だ。千、番台で薬湯の札もらってこい」
不二咲「あの……薬湯の札、もらえませんか」
兄役「駄目だ。手を使え、手を」
不二咲「でも、あのぉ、薬湯じゃないと駄目みたいで……」
不二咲(僕のせいで、大さんにまで迷惑かけるわけにはいかないし……どうしよぉ……)
カオナシ「……」
不二咲(あっ、さっきの)ペコリ
兄役「ん?」クルッ
カオナシ「…………」じぃ
不二咲(あれ、札がこっちに……)パシッ
不二咲「あ、あのぉ……ありがとうございます!」
兄役「あ、えっ!?おい、待て」
不二咲(あのお客さんのおかげ、だよね)
不二咲(あうぅ……いいのかな。でもこれがないと……)
大「へぇ、いい札くれたじゃねーか」
不二咲(うぅ……ごめんなさいぃ)
大「これを付けて、引っ張るんだ。んじゃ、オレは朝飯とってくっからな」
不二咲「はぁい」
不二咲(頑張れそう。大さんも、お客さんもいい人だし、清くんもいるし)
不二咲「えへへ」
カオナシ「アッ……アッ……」
不二咲「あ……。あの、さっきは、その、ありがとうございます」
カオナシ「アッ……」ジャラジャラ
不二咲「え!?こんなに沢山の札……」
カオナシ「アッ……」ジャラジャラ
不二咲「あのぉ、ごめんなさい。札は一つで十分なんです」
カオナシ「…………アッ…」スゥー
不二咲「ふぇ!?消え……あああああーーー!!!」
不二咲(お湯が溢れて……早く止めなきゃ!!あ、さっきのお客さん、札は残したまま……あああ、戻しに行かなきゃ、怒られちゃう)
不二咲「うぅ、大さん……」
湯婆婆「千、初仕事だよ」
不二咲「え!?」
不二咲(大さん、まだ戻ってないのに……)
湯婆婆「いいね!?返事は!!」
不二咲「は、はい!」
不二咲(僕一人でもやらなきゃ……)
山田「でゅふふふふふふふふwwwwww」プゥーン
不二咲「うっ…グッ……!!」
不二咲(臭い……それになんだか、デロデロしてる……う…ぅ)
山田「ふひひひひwww風呂ですぞwww何ヶ月ぶりですかなwwwwww」
湯婆婆「い、いらっひゃいまへ」プルプル
不二咲「い、いらっしゃ……ま……ングッ」
不二咲「ど、どうぞ……こちらに…」プルプル
不二咲(早く終わらせなきゃ、早く終わらせなきゃ、早く終わらせなきゃ、早く終わらせなきゃ、早く終わらせなきゃ、早く終わらせなきゃ)
大「あ、あれ、千? おい、千!!」
大「うわっ!?飯がぁぁ!!……腐臭にやられたのか」グチャ
不二咲「入って、くだひゃい」プルプル
不二咲(うわぁ……お湯がみるみる濁って……)
不二咲(そうだ、お湯を足そう。お客様相手だし、札使っても怒られない……よね)
山田「ファーwwwwwこりゃーいい湯だぁwwwでもぬるいwwwww」
不二咲(なんだか臭いに慣れちゃった自分に危機感を覚えるよぉ……)
不二咲「あの、ちょっと待ってて下さい!!」
ぶしゃああああああああッ!!
不二咲「あぶっあぷっ……ふぅ、」
山田「うほwwwいいお湯wwwww」
大「千ーーー!!大丈夫か!!」
不二咲「大さぁん!!」
大「釜爺にありったけの湯を出すように頼んできたぜ!!最高の薬湯を奢ってくれるってよ!」
山田「不二咲千尋殿wwwww涙目ペロペロwww」
不二咲(え?この人、)
不二咲「あの
コメント一覧
-
- 2015年01月22日 23:28
- 世界観が中途半端すぎる。
ダンガンロンパのキャラが演劇しているだけじゃん。
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク
何でこんなのまとめたんだ