P「トリガー、オン」
ダダダッ
ガガガガガ…
亜美「律ちゃん! 弾幕厚すぎて突破できないよぉ」
律子「泣き言言わない! ここを抜ければランデブーポイントよ」
伊織『援護するわ! 駆け抜けなさい!』
律子「GOGOGO!!!」
ワールドトリガー×アイドルマスター
※WT設定のみ
美希「正面からなんてミキもなめられたもんなの」
千早「斬り捨てるけれど……かまわないわよね?」
春香「いきますっ!」ポン
ドンッ!!!
…
?「君がP君だね」
P「ええと……?」
?「私が君の身柄を預かることになった○○だ」
P「……高木さんですか」
?「む?」
P「あ、すいません。自国の言葉に訳すとそうなるもので」
高木「タカギ、タカギか。うむ、気に入った。私のことは、これからそう呼んでくれたまえ」
P「ええっ、いやでも……」
高木「なに、コードネームは必要だろう」
高木「君は元々、ニホンという国にいたそうだね」
P「はい。ボーダーという組織で一応兵士をしてました」
P「裏方に移ったあと近界のスパイに拉致されまして……」
高木「ふむ……異世界間の戦争において、君のような他国の情報を持つ人材は貴重だ」
P「捕虜交換なんかで三ヶ国ほど経てここへ」
高木「多くの国を見た君から見て、我が国の感想はどうだい」
P「と、言われましても……」
高木「なに、そう難しく考えずともいい」
P「そうですね……活気がない、というのが第一印象です」
P「あとは……女性兵士が多い……いや、男が少ない……」
高木「うむ、我らが国家<バンナム>は長い間他国と交わる機会があまりなかった。それが、ここ十数年で急激に他国の侵入が増え……兵器開発の遅れた我が国は蹂躙された」
高木「時に確認だが、君の知る戦争において、最も重要な資源とは?」
P「人です。というか、人の持つ生体エネルギーですね」
高木「そうだね。生体エネルギーを利用した兵器が通常兵器を寄せ付けない以上、如何にして生体エネルギーを集めるかがキモとなる」
P「弱い国はいい狩り場……と」
高木「うむ。生体エネルギーの軍事利用に疎かった我々は、エネルギー量に関係なく成人男性の徴兵によって軍をまかなっていた」
高木「が、今や私のような老人や女子供まで駆り出す始末……はっきり言って今や我が国は、存亡の危機を迎えているのだ」
高木「君には、その知識と経験で我が国を立て直す手助けをしてほしい」
P「……資源としてリサイクルされないようがんばります」
高木「まず試験的に、君にある部隊を任せたいと思っている」
P「部隊ですか、指揮の経験はあまりないんですが」
高木「なに、大丈夫さ。これが、メンバーのリストだ」
P「はぁ」
??『あの、お茶をお持ちしました』
高木「む、この声は……。ちょうどいい、入ってきてくれたまえ」
??『は、はいっ』
??「と、わっ、きゃぁっ!」
高木「あ」
P「え」
ドンガラガッシャーン!!
ガシ
バシャ
P「あっつぅ!」
ガタン
ガシャーン!
ギャアアアア
oh…
P「つつ……これがバンナムの洗礼か……おそるべし」
高木「ははは、お茶も滴るいい男だね」
春香「うう……ごめんなさい……」
高木「この子が、××君だ。君の国の言葉だと…」
P「春香、ですかね」
春香「は、はぅか?」
P「……」
高木「彼がこれから君の直属の上官となる。仲良くやってくれたまえ」
春香「あの……よろしくお願いします!」
P「ああ……」
P(見たとこ、いかにも普通の女の子だな。こんな子に戦闘ができるんだろうか?)
春香「?」
P「あの、訓練室とかってありますよね?」
高木「ほぉ……モチロンだとも」
―――訓練室
高木『この部屋は特製のエネルギー壁で出来ている。ちょっとやそっとでは壊れないから、存分に暴れてくれたまえ』
P「だって。遠慮しなくていいから、君の本気を見せてくれ」
春香「……はいっ!」
『戦闘開始!』
春香「いきますっ」
P(起動と同時に肉体を戦闘体に転換……そのあたりはうちの武器と同じだな)
バッ
P(拳銃型……となると主兵装は別にあるか?)
春香「は、速い」
カチカチ
春香「はれ?」
P「………この国のトリガー、安全装置がついてるのか」
タッ
ズドン!
高木『うぅむ、容赦ないねえ』
『頭をぶち抜かれましたね~。戦闘体破壊。春香ちゃんダウンです』
春香「あいたた……うう、痛覚完全オフにしとけばよかった…」
P「その武器は初めて?」
春香「いえその、緊張しちゃって……」
P「えーと、もう一度戦闘体を作れる?」
春香「すいません、ムリです……しばらく時間を置かないと」
P「だよね」
P(今もう一度引き金を引いたら……このコは成す術もないわけだ)
P「君は……何でこの部隊に?」
春香「………ごめんなさい……」
P「いや、ただ気になったからなんだけど」
春香「私……アイドルになりたくて」
P「…………ん?」
春香「アイドル事務所にいたんですけど、そこが潰れて、スカウトされて…」
P「ち、ちょっと待って」
パラパラ
P「このリスト……よく見たら、全員実戦経験がない……しかも半分以上ついこの前まで素人だったようなメンツだ」
P「隊長、いくらエネルギー量が多くても全員実戦経験なしは極端でしょう。いったい、どんな部隊に仕上げればいいんです?」
高木「ああ、まだ言ってなかったね。我が765部隊の目的は、アイドルになることだ」
P「………へ?」
高木「国のために立ち上がった、強くてかわいい少女たち。国民たちの永遠の憧れ。765部隊」
高木「戦えるに越したことはないが、勝てない戦いなどせずとも良いのだ。戦闘は腕力自慢の961あたりに任せておけばいい」
高木「君の役目は、彼女たちをうまいこと守り、活躍させ、宣伝してやること。まぁ、いわばプロデューサーというわけだ」
P「つまり、戦意高揚のための御神輿部隊ですか……。なん……と、いうか、自分には荷が重いような」
高木「大丈夫さ。君たちを見たとき、ピーンと来た。君たちならこの国の救世主になってくれるとね」
P「そんないい加減な……いや? 隊長、あなたのエネルギー量は」
高木「ざっと君の三倍!」
P「では、ただの勘ではなく」
高木「ちょっとすごい勘だ」+
P(エネルギー…トリオン量が多いと、まれに特殊な感覚が芽生えることがある)
P(とはいえ、こんな命令は初めてだ。どうすればいいやら)
高木「では、あとは任せたよ」
P(ともかく……他のメンバーを見ていくとしよう)
あずさ「あの~、おてやわらかに、お願いします」
P「はぁ」
P(こりゃまた大人っぽい美人だなぁ、アイドルにするため集められただけはある)
『戦闘開始!』
あずさ「いきま~す」
P「おっと」チャキ
ガガガッ
あずさ「ひゃっ」
P「接近戦主体ですか、意外ですね」
あずさ「あの、隊長が、剣が絵になるからって…」
P「はは…」
ブン
P「っと」
P(でかいな剣。それに、速い。相当のトリオン量だろう)
あずさ「えいっ、もう、動かないでくださいっ」
P(でも動きは単調だし……武器に振り回されてる感じだ)
P「あずささん、運動、苦手ですか?」
あずさ「あの、おさんぽは得意なんですけど…」
P「射撃戦のが向いてるかもですね。じゃ、終わらせます」
あずさ「!」ム
あずさ「プロデューサーさん」
P「お、なんです?」
あずさ「い………痛くしないでください、ね」
カク
P「痛かったら右手を云々…」
スパ
『伝達系切断! あずささんダウンです』
コメント一覧
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- 2015年01月22日 20:44
- 響は可愛いなあ!!
-
- 2015年01月22日 21:21
- まぁ、悪くない(ツンデレ)
-
- 2015年01月22日 21:23
- お姫ちんまじお尻ちん
-
- 2015年01月22日 23:10
- 近界=こちらからみた向こうの世界(トリオン兵とかがいる世界)
近界民=向こうの世界の人またはトリオン兵のこと
玄界=向こうからみたこちらの世界(ボーダーとかがいる世界)
ここ分かってなかったのかな
捕虜交換なのにトリガー取り上げられてないのか
もしかして作った?
しかも誘導装置を教えようとすれば教えられるPすげえ
-
- 2015年01月22日 23:19
- これ最後のやりたかっただけじゃねぇの?とゲスパー
読みにくいところあったけど面白かったです
-
- 2015年01月22日 23:34
- クロスものは期待しないことにしてるけど
これは結構よかった
-
- 2015年01月22日 23:36
- ワートリって何か知らないけど興味持つくらいには面白かった
-
- 2015年01月22日 23:38
- 意外に、すんなり話が読めた。ワートリ知らんかったが、続編書いて貰えるなら参考資料に見てみようかね(^_-)-☆
せめて、真は武器がナックル型を装備して欲しかった(ワートリの世界に、ナックル型が存在してたらの話だが(^_^;) )
-
- 2015年01月22日 23:53
- トリガー マキシマムドライブ
-
- 2015年01月23日 00:03
- ※8
ナックルは出てないが、素手で敵をぶっ飛ばした筋肉ゴリラならいる
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