マイクロソフトが次期デスクトップ版Office の「Office 2016」を今年後半に、Windows 10 用の「Office for Windows 10」を年末に提供すると発表しました。
従来のデスクトップ用Office の流れをくむOffice 2016は、マウスとキーボードでの使用に最適化されています。一方のOffice for Windows 10 はタッチ操作に最適化されるとともに、PC やスマートフォンなどあらゆるWindows 10 端末上で動作する
ユニバーサルアプリとして一からデザインされています。
Office for Windows 10 の入手方法は、スマートフォンと小型タブレットには無料でプリインストールされ、その他のデバイスではWindows Store からダウンロードすることになります。
ダウンロード版の価格は発表されていませんが、小型デバイス版は無料と明記されていることを考えると、少なくとも有料販売にはなると思われます。
Office for Windows 10は数週間以内に
Windows 10 テクニカルプレビューで試用可能になる見込みです。またOffice 2016 の詳細については今後数か月以内に発表予定としています。
昨今
「モバイルファースト・クラウドファースト」を旗印に掲げるマイクロソフトですが、モバイルの代名詞といえるスマートフォンにおいては国内でWindows Phone 端末が正規販売されない状況が続いています。デバイスの垣根を取り払うWindows 10 のリリースとともに、国内展開の本格化にも期待したいところです。
このほかWindows 10 関連の新情報については、先日の発表イベントまとめ記事をどうぞ。
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