2015年01月27日

小島アジコ / はてな村奇譚「はてな村と呼ばれているネットコミュニティを戯画化」

小島アジコ氏の冬コミ新刊『はてな村奇譚』がZIN秋葉原店に入荷してる。株式会社はてなが運営するWEBサービスを利用するディープユーザーのコミュニティを漫画化した全102ページの同人誌で、まえがきは『はてな村と呼ばれているインターネットコミュニティを戯画化したもの』になってた。

小島アジコ氏の冬コミ新刊・同人誌「はてな村奇譚」

「あの、穴の中で蠢いているバケモノは何なんですか？」
「はてな村民のなれの果てです。一度でもはてな村の食べ物を食べるとああなるのです」

「これがはてな村の最大勢力、ウォッチャーです」

「狂ってる！この村は狂ってる！」
「え？今ごろ気付いたんですか？」

実写化もされた「となりの801ちゃん」などを描かれている小島アジコ氏の冬コミ新刊『はてな村奇譚』が、COMIC ZIN秋葉原店に入荷してる。

『はてな村奇譚』は、前書きによると『はてな村と呼ばれているインターネットコミュニティを戯画化したもの』とのことで、はてなブログやはてなブックマークなどの、株式会社はてなが運営するWEBサービスを利用するディープユーザーのコミュニティを題材に、小島アジコ氏が2014年8月からWEB連載されているマンガを同人誌にされたもので約100ページ。

作中では、道に迷った旅人が偶然に京都の片隅にある寒村「はてな村」に辿り着き、メガネっ娘の案内で「はてな村」の様子や、承認欲求を求めてうごめくバケモノ、バケモノにもなれずありのままの自分を認めて欲しい２等村民、はてな村民を踏みつけてアクセスを稼ぐイケダハヤトの片足、犬の加野瀬村長、精神科医のシロクマ、はてな村のアイドル魔理沙、ブクマ売り、はてなに忠誠を誓ったセイントたちなどが登場し、「まつり（＝ネット炎上）」をむかえてるお話。

はてなブログ、はてなダイアリー、はてなブックマークなど、株式会社はてなの運営する一連のインターネットサービスがあります。そして、それらのサービスの間違った方向のディープユーザーたちのコミュニティがあります。そのコミュニティは若干の揶揄（と、使用している利用者からは自嘲を）を込めて、"はてな村"と呼ばれています。この漫画『はてな村奇譚』は、そんなはてな村と呼ばれているインターネットコミュニティを戯画化したものです。　
まえがき

同人誌『はてな村奇譚』の感想には、太陽がまぶしかったからさん『日常的に使っているサービスが過剰に戯画化されたものを読むと「いやいや」と「そういうとこもある」が同居して、奇妙な感覚になる』、三沢文也さん『なんと！新作カットが同人誌限定で収録されてる！しかもあの大物ブロガーがはてな村民を踏み潰すという胸熱展開ｗｗｗ』、さるそばさん『Webで読むより4割増しで面白いですね。普通にﾌﾞｪｯﾍｯﾍってなります』などがある。

なお、同人誌『はてな村奇譚』のあとがきで、小島アジコ氏は『続きはorangestarの雑記にて連載しております。あと、題字の「はてな村奇譚」ですが、これはフォントを使ったのではなく、手書きで書いています。下巻もよろしくお願いいたします』などを書かれている。

小島アジコ氏のホームページ「orangestarの雑記」 / 新刊告知