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とんかつQ&A「ニラと豚肉」 | ホームページ作成サービス「グーペ」のキャラクターブログ「とんかつ教室」

とんかつQ&A「ニラと豚肉」

Q.

おじさんこんにちは。率直に言うと、うちの会社は結構ブラックで「休む」=「やる気がない」として休むだけでもそれなりに理由がないと休ませてくれません辞めるのも考えてはいますが今のところ睡眠も足りなくて就職活動すら元気が出ない状況です。

普段あれだけやらかしておきながら常に元気なおじさんに聞きたいのですが、1日の疲れを寝てる間に回復できるようになるような食事は存在するのでしょうか? 実際いろいろ試してみて一定数以上のカロリーを摂ると起きた時辛いですし、足りないとガス欠な感じで加減が難しいです。


 

お名前:疲労感さん



A




ニラやね。アジア地域でしか栽培されてないニラは、中国では「起陽草」と呼ばれ、古来より滋養強壮の生薬としても用いられてきたんよ。ただニラだけバクバク食って疲労回復するかっちゅうとそうじゃなくて、大事なのは食材同士の組み合わせや。
 
 
人間の筋肉に疲労を感じさせる物質が「乳酸」なんやけど、この乳酸を分解してくれるのが「ビタミンB1」ね。食材で言えば、豚肉なんかに多く含まれとる。ビタミンB1が体内に不足してると、乳酸を分解する力が弱まって、疲労が溜まっちゃうんよ。だから体が疲れた時はまずこの「ビタミンB1」を摂ればええんやけど、ビタミンB1っていうのは水溶性で、体に入ってもすぐに水分で溶けて尿で流れだしちゃうんよ。せっかく乳酸を分解して疲労を回復させる効果のある物質やのに、摂ってもすぐ流れちゃうんじゃ勿体ないよね。


でもビタミンB1を体に入れる時にニラ、ニンニク、ネギなどの強い臭いの元となる物質である「アリシン」を一緒にとると、「アリシン+ビタミンB1=アリチアミン」となって、このアリチアミンは水に流れにくい脂溶性の物質やから、体内に長くとどまることが可能になるわけ。だからアリチアミンを体に蓄えておけば、乳酸を分解する力が底上げされて「精力」のみなぎる力が作れるって寸法や。


ただ気をつけて欲しいのは、せっかくアリチアミンを摂取しても、お菓子とかジュースとか余計な糖分を摂取すると、その分解でビタミンB1が相殺されて疲労を回復させる前に使い切っちゃうことが多いんよ。だから体が疲れやすい人は「アリシン+ビタミンB1を組み合わせて食べる」、「炭水化物や甘いものを摂り過ぎない」ということを意識すればええと思うよ。スタミナ料理と言えば「レバニラ炒め」やけど、この料理はアリチアミンの疲労回復効果と、粘膜を保護するビタミンAの効果が期待できる理に叶った食べ物やね。
 
 
ちなみにおじさんの特殊な消化器官では、「小学4年生の子供さんの上履きから出るダシ+腐敗した回遊魚の目玉」の組み合わせを同時に摂取することでアリチアミンと同じ効果が得られるんよ。だから疲れた時はいっつも涙を流してえづきながら、上履きとマグロの目玉をコトコト煮込んどる。食べた直後はめちゃくちゃ体調悪くなるけど、翌朝には精力がみなぎりまくって長距離トラックに後ろから「おーい!おーーい!」と声をかけながら、新富町のインターチェンジから三郷ジャンクションまで素足で走れるほどやで。こんな体に生まれついて良かったのか悪かったのかホンマわからんね。




 


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