明石「それでは、吹雪の更なる改装と結婚を祝して……乾杯!」
設定などを独自に解釈した部分が出てきます
R-15くらいの話題が出てきます
読まなくても大丈夫ですが、以下のSSの流れを引き継いでいます
赤城「ケッコンショヤカッコカリ」
間宮「この鎮守府もずいぶんと大所帯になりましたから」
明石「鎮守府の創設当初は、まさかここまで大きくなるなんて思ってもなかったよね」
吹雪「司令官と5人で、この小さなちゃぶ台を囲んでた頃が懐かしいです」
間宮「あの頃は、食事の用意も楽だったなぁ……」
明石「人数が増えてからは、伊良湖さんが来るまで大変そうだったもんね」
大淀「だけど、こうして集まるのが祝いの席で本当に良かったです」
明石「しかも改二に結婚だなんて、盆と正月どころじゃないよ」
間宮「本当におめでとう、吹雪ちゃん」
吹雪「ありがとうございます!……結婚って言ってもカッコカリなんですけどね」
大淀「ですね。ケッコンカッコカリの話が出た時に、こうなるだろうとは思ってましたけど」
明石「鎮守府ができた当初は、吹雪がずっと秘書艦だったからね」
大淀「最近は交代制になってるとはいえ、秘書艦歴が一番長いのは吹雪でしょうし」
吹雪「そうですね。一緒に居た時間だけは一番だと思います」
間宮「ずっと苦楽を共にって感じだったし、こればっかりは仕方ないかなぁ」
吹雪「いろいろありましたから。進水式で転覆しかけたりとか……」
間宮「助けようとした提督さんまで海に落っこちたんだっけ?」
吹雪「はい、コツが分からなくてコケちゃって……」
明石「最初は何をやるにしても手探り状態だったからねぇ」
吹雪「他にも、初めての出撃でホ級相手に中破させられて、慰め会を開いてもらったり……」
明石「吹雪はボロ泣き、提督も狼狽えるだけで、見てるこっちが大変だったなぁ」
大淀「実はあの頃、この鎮守府は半年持たないんじゃないかって心配でしたから」
間宮「今なら笑い話に出来るじゃないですか」
吹雪「今では名物みたいになってますよね」
間宮「アイスにまで予算が回らないらしいので、提督の財布から出てるんですけどね」
明石「なるほど、道理で最近はアイスが出ないわけだ……」
明石「あとは……開発でペンギン人形を量産ってのもあったよね」
間宮「提督が処分に困るってぼやいてましたね」
吹雪「それは最近でもよくありますから……」
大淀「余った人形は孤児院とかに寄付したりしてるみたいですよ」
吹雪「そうなんですか?だったらもっと可愛らしくペンギンを作らないと……」
明石「いや、そもそも作っちゃダメでしょ」
明石「そうだよねぇ」
大淀「二次改装だけでもみんなの憧れの的なのに、提督と結婚までしちゃったわけですからね」
明石「雪風や時雨が霞むほどの幸運艦っぷりだよね」
吹雪「えへへ……」
間宮「たまに思うんです。もし私が給糧艦じゃなくて、吹雪ちゃんみたいに戦えたらって」
明石「私も、自分が工作艦じゃなくて、普通の軍艦だったらって思ったりするね」
大淀「私たちはずっと裏方に回っていたから、進水すら遅かったものね」
明石「一度でいいから、秘書艦として、連合艦隊を率いて戦ってみたりしたいよねぇ」
間宮「やっぱり憧れますよねぇ」
明石「そしたら、提督と結婚してたのは私だったかも……なーんて」
吹雪「え、えぇっ?」
大淀「こらこら、新婚の吹雪を不安がらせるような事を言っちゃダメですよ」
明石「あっ、そういう意味で言ったんじゃ……ごめんね?吹雪」
吹雪「いえ、大丈夫です。私は運が良かっただけですし……」
吹雪「それに、重婚も出来るみたいですから」
明石「重婚なんてしたら、その分提督と一緒に過ごせる時間が減っちゃうんじゃない?」
間宮「それに、重婚するということは、提督が他の艦娘とも愛し合うことに……」
吹雪「そ、それは、仕方ないと思いますから」
明石「仕方ないって……もしかして、加賀さんや金剛さんたちに気を使ってるの?」
間宮「ま、まさか脅されてるとか……?」
吹雪「いや、そんな事はないですよ」
吹雪「司令官は素敵な男性です。私みたいな普通の女の子でも、心から愛していますって言えるくらい……」
吹雪「でも、この鎮守府に艦娘は100人以上いるのに、男性は司令官一人しかいません」
吹雪「なのに、艦娘は鎮守府の外には出られないから、司令官一人を取り合う事になっちゃいます」
吹雪「司令官のことを好きな人の気持ちは、私にもよく分かります……」
吹雪「多分、司令官が私と結婚するって聞いて、とっても悲しい思いをしてると思うんです」
吹雪「そんな人たちに『司令官は私と結婚したから、その気持ちは諦めてください』だなんて、私には言えなくて……」
間宮「吹雪ちゃん……」
間宮「言っちゃなんだけど、相手が何人まで増えるのか……」
吹雪「あまり増えすぎると困りますけど、司令官が決めた条件もあるみたいなので」
大淀「どんな条件ですか?」
吹雪「一つ目が、練度の評価が最高であることだそうです」
大淀「なるほど、もしかして最近ゴーヤたちの姿を見かけないのは……」
吹雪「志願して、オリョールに通いつめてるらしいですね」
明石「練度評価が基準って、もしかして私たち、すっごい不利だったりする?」
間宮「わ、私なんて練度の評価すらしてもらったことが……」
明石「そこは料理の腕を評価してもらうしか……」
吹雪「そして二つ目が、あくまでも私が本妻……ということだそうです///」
大淀「それは当然でしょう。吹雪のおかげで重婚ができるのですから」
明石「もし加賀さんとかだったら、重婚とか絶対許さないだろうからね」
吹雪「確かに、赤城さんでギリギリ許されるかどうかですよね」
間宮「そもそも、提督さんは吹雪ちゃんにぞっこんですし……」
明石「重婚したのはいいけど、ずっと吹雪とイチャイチャしてるだけってのもあり得るよね」
大淀「そこは金剛さんみたいに、頑張って振り向かせようとするしかないでしょう」
大淀「吹雪の前で言うのもなんですが、私たちにもまだ希望はあるということですね」
吹雪「はい。でもしばらくは私が司令官を独り占めさせてもらいますけどね」
明石「新婚気分を満喫ってことね。いいなぁ~」
間宮「ほんと、羨ましいです」
吹雪「なんでしょう?」
大淀「吹雪はもう、提督と夜戦はしましたか?」
明石「お、大淀!?」
吹雪「えぇっ?や、夜戦って……あっちの意味ですよね?」
間宮「大淀さんがそんなことを聞くなんて、意外ですね……」
大淀「私だって人並みに興味はありますから。誰も経験したことがない事ですし」
間宮「たしかにそうだけど……」
明石「でも、やっぱり気になるよね。どうなの吹雪?」
吹雪「えっと、その……恥ずかしいですけど」
吹雪「一応……」
一同「おおー……」
吹雪「だけど、赤城さんたちから重婚を許して欲しいってお願いされて……」
間宮「なるほど、赤城さんたちなら十分大人ですもんね」
吹雪「はい、司令官も夜戦はしたことなかったみたいですし、それなら私が初めての相手になりたいなぁって」
吹雪「それに艦娘って、成長するかどうかよくわからないですからね」
間宮「五十鈴さんとかは改装したら胸が大きくなったみたいですけど、自然と大きくなったって話は聞きませんし……」
明石「もしかしたら10年後も、このままの姿かもしれないからね」
吹雪「あと、できるか分からないんですけど、赤ちゃんも私が最初に欲しいなぁって」
間宮「艦娘の赤ちゃんかぁ……できるとしたらどんな感じなんでしょう?」
大淀「艤装とかどうなるんでしょうね?」
明石「もし必要になったら、私が魂込めて作ってあげるよ」
吹雪「その時はおねがいしますね」
間宮「大淀さん、その例えはちょっと……」
吹雪「じょ、除幕式ですか?!……確かにすごい痛かったです」
吹雪「秋雲ちゃんの漫画で予習してたんですけど、痛みが勝って全然気持ちよくはならなかったですね」
一同「……ゴクリ」
吹雪「しかも司令官が無理するなって言って優しくしてくれたんですが、おかげで中途半端で終わっちゃって……」
大淀「……除幕式が完了しなかったと?」
間宮「大淀さん、なんだか下衆い物言いになってますよ!」
吹雪「そうですね。慣れるまでの数回は痛いだけだったので、まともに夜戦は出来なかったです」
明石「でも、慣れると気持ちいいものなんでしょ?」
吹雪「はい、気持ちいいだけじゃなくて、とっても幸せな気分になれますね!」
間宮「いいなぁ~……」
明石「なになに?」
吹雪「えっと、この間の出撃で中破しちゃって入渠したんですけど……」
吹雪「実はその時にドックのお風呂に入ったら、身体の傷と一緒に、その、治っちゃったっていうか……」
吹雪「また除幕式をしないといけなくなっちゃって……」
明石「……そんな馬鹿な」
大淀「いいんじゃないでしょうか?男性は初物を好む傾向にあるそうですし」
吹雪「私が痛いだけならいいんですけど、司令官が気を使ってくれるのが申し訳なくて……」
大淀「それなら、怪我したところにだけドックのお風呂のお湯を塗るというのはどうでしょう?」
明石「塗って治るのかなぁ?長時間浸かってない
コメント一覧
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- 2015年02月01日 23:34
- ああ、やっぱ治るんだ
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- 2015年02月01日 23:38
- よし五月雨ちょっとドック行こうか
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- 2015年02月01日 23:39
- 艦娘の身体って不思議(コナミ感)
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- 2015年02月01日 23:45
- 抜くとき・・・
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- 2015年02月01日 23:52
- 提督も毎回童貞に…メリット・デメリットがあるのか無いのかわからんw
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- 2015年02月02日 00:01
- おい肝心な描写がないぞ
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