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ワニノコ「俺ってもしかして…」





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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:54:29.97


ワニノコ「もしかしてさ…本当は俺にはワニノコって名前があるのか、ゴールド。」

ゴールド「ああ。だけど今のお前のニックネーム、まあつまりこの世界での『名前』は【ビルゲイツ】だ。
      …そして認めたくないけど、俺の今の名前は【たけし】だ。」

ワニノコ「どうしてこうなった。……まあお前の名前はさておきな。」


ゴールド「…決まっているだろ。“奴”の陰謀さ。」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:56:14.54


プレイヤー「いやあ、金銀版になって結構システムが変わったな。とくこう と とくぼうってなんだ?説明書を、と…」


ゴールド「…」

ワニノコ「(…イライラするなあ。とっとと次に進んでくれねえかな…)」

ハネッコ「(あら?貴方は何故“奴”が必要に先に進まないか考えはしないの?)」

ワニノコ「(考えるまでもないね。それは単に、“奴”がうすのろでノロマだからさ。)」

ハネッコ「(あら。うすのろでノロマだったら、もっと進むペースが遅いはずよ。)」

ワニノコ「(じゃあ、うすのろとノロマの称号は外してやろう。
      “奴”がこのゲームをプレイするのが初めてなだけだ。これで決まりだろう。)」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:58:38.38


ハネッコ「(当っているようでハズレね。
      聞いたところによると、今から数年前にこのゲームによく似たゲームが向こうの世界で出されているらしいのよ。
      “奴”はもうそのゲームをクリアしているらしいのよ。)」

ワニノコ「(はぁ。いったいどこから仕入れた情報なんだか…。
       じゃあそのゲームをクリアしておきながら、どうして今、“奴”は取扱説明書と睨めっこをしているんだ?)」

ハネッコ「(あら、わからないの?
      つまり、前作のゲームと今作のゲームでは、何かゲーム上での仕様の違いがあるんでしょう。
      大方のプレイヤーはそのような違いには、最初から気にもせずにスイスイとプレイをするところを、
      どうやら“奴”はその点には最初から注意しながらプレイを始める性質のようね。)」

ワニノコ「(全く…気にしすぎだぜ。プレイしていれば途中で否応なしにも理解できるだろうに…)」

ハネッコ「(だから、そこが大方のプレイヤーとは違う、と言っているのよ。)」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:59:59.73


プレイヤー「お。ポケモンに道具を持たせよう、だと?なになに…」


ゴールド「…」

ワニノコ「(…ところで、お前が言っている『数年前に出されたゲーム』ってどんなゲームなんだ?)」

ハネッコ「(ゲームの設定である世界観はこのゲームと共通しているようね。
       システム面では、前作からの要素を引き継ぎつつも新たな要素を取り入れたりもしている、と聞くわ。
       ゲームのスペック上の観点から言えば、グラフィック・メモリー量などが今作と前作とでは違いが出ているようね。)」

ワニノコ「(へー。よく知っているな。)」

ハネッコ「(まあメモリー量などに関しては、それぞれハードウェアと呼ばれる物が違っているからしょうがない面があるらしいわ。
       前作は白黒の作品だったと聞くしね。)」

ワニノコ「(白黒だと!?おいおい、信じられねえな。)」

ハネッコ「(あら、何か問題でもあるのかしら?)」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:04:00.30


ワニノコ「(考えてもみろよ、白黒だぜ?今までいろいろと見えていたものが見えなくなるぞ、きっと。)」

ハネッコ「(よくわからないわよ。それに、犬も視覚はほとんど白黒しかないらしいわよ。)」

ワニノコ「(ワニなんだけど…)」

ハネッコ「(いいじゃない、白黒も。問題は色ではないわよ。
      それともカラーである方が、自分は時代の最先端を行く者だ、と勝手な自負をしながら、誇らしくでもなるのかしら?
      自分は開発されたプログラムの一端に過ぎないのにね。)」

ワニノコ「(…く。“奴”が、たまたまプレイしたら草むらを歩いたらでてきた分際のくせに…この【わたこ】が!)」

ハネッコ「(あら、なにかしら【ビルゲイツ】くん?)」

ワニノコ「(ぐ…ぐぐ。)」


プレイヤー「…へえ。とくしゅが分けられていたのか。よし、ぼちぼちやっていくか。」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:05:11.25


―――― ヨシノシティ ポケモンセンター ―――

プレイヤー「よし、今日はここまでだな。」

  プゥン


ゴールド「…“奴”は落ちたか?…よし、今日のお勤め終了、と。」ドサッ

ワニノコ「さっそくポケモンセンターのソファを独り占めかよ。まあ御苦労さん、ゴールド。」

ハネッコ「右に同じくよ、ゴールド。」

ゴールド「ああ。ただ歩くだけでもこんなに疲れるもんだとはね。
      まあ歩くとはいっても、歩かされているんだけどな。…ああ、ナースさん。オレンジジュースちょうだい。」

ナース「…ガキが(ボソッ)」スタスタ





14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:09:46.29


ゴールド「…お前らはいいな。
      ゲームがこうして起動してない時でしか喋れない俺と違って、
      お前らはゲームが起動している時でもボールの中でポケモン同士でコミュニケーションをとることができる。
      お前らにとっては、ポケモンの特権さまさま、といったところじゃないか。」

ワニノコ「人間の特権はどうなったんだよ。」

ゴールド「人間にも特権はあるさ。
      ただ、俺にはあるべきものは無く、無くなるべきものがある。それだけのことさ。」

ワニノコ「おいおい暗いな。もっと明るく生きてみないか?」

ゴールド「はぁ。よく検討してみるよ。」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:10:57.90


ポケモンじいさん「おお!きみがたけしくんか!」

オーキド「ほれ!このポケモンずかんじゃ!」


ゴールド「…」

ワニノコ「(…テンション高ぇな、この爺さんたち。隣に立っているゴールドが霧のようにかすれて見えるぜ。)」

ハネッコ「(あら、ポケモンのタマゴよ。なかなか神秘的じゃない。興奮もしたくなるわよ。)」

ワニノコ「(ふん。俺は恐ろしいと思うがね。俺と同じ顔して且つ同じ名前の奴がタマゴをわって出てくるんだぜ。
      これを恐怖と言わずして何というんだ。)」

ハネッコ「(あら。名前は同じじゃないわよ。あなたにはビルゲ…)」

ワニノコ「(あーあー、その名前を言うな!俺が悪かった。神秘的だな、こりゃ!)」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:12:13.10


ウツギ「こ、これは!ポケモンのタマゴじゃないか!!」 ズザザ

   プゥン


ゴールド「疲れませんか?そんなオーバーリアクションで。」

ウツギ「…あー。ライター持ってない?」

ゴールド「すいません。俺、未成年なんで。」

ウツギ「仕方ないな…確か胸ポケットに…あった。」

ゴールド「換気扇回しましたか?」

ウツギ「おいおい。開発者がそんな親切につくってくれたと思うかい?」

ゴールド「…窓、開けますね。」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:13:52.80


ゴールド「…それで、先ほどの質問ですけど…」

ウツギ「…ふー。この役も結構ね、肩が凝るもんなんだよ。」

ゴールド「ポケモン研究所の所長ですよね。そんなに苦労するものではないんでは…」

ウツギ「実はね…ポケモンについて研究している学者だけを集められた飲み…いや、研究会があるんだがね。
    その会の中で、私が幹事に選ばれてしまったんだよ。
    毎週、居酒…いや、発表会を行う場所を選定しなければいけないし、会員の連絡名簿もつくったりと…大変だよ。」

ゴールド「…へー。そうなんですかー。」

ウツギ「…ずいぶんと受け流した答えじゃないか。」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:16:34.98


ゴールド「…いや、毎日5~10kmを走破している自分と、どちらが肩が凝るのかな、と考えていたところです。」

ウツギ「…まあこの話はいいんだ。君の先程の質問だがね、私は演技でやっているよ。私はこのゲームでは、
     『ポケモンについての知識は目敏く詳しいけれど、おっちょこいちょいでひ弱で、
     あまり頼りにならないポケモン博士』という役を演じなければいけない。
     そう言う意味では、君からのタマゴの報告を聞いた時に、後ろにすごい勢いで仰け反る、という動作はこの役からして言えば、当然のことなのさ。」

ゴールド「…なんだか発表劇の舞台裏を聞いているような感じです。」

ウツギ「そうだな。詰まる所、我々はきっと“奴”に劇を見せているのだろう。演者は私たち、照明係はゲーム会社の開発者とでもしておくかい。」


ワニノコ「…なんか雰囲気おもくね?」

ライバル「…ああ。」

ハネッコ「そういえばあなたが研究所を襲ったことになっているのよね。」

チコリータ「そうともさ!」

ハネッコ「あらチコリータ。私はライバルに訪ねたのよ?まあ、お元気そうでなにより。」

チコリータ「どもどもっす。」

ワニノコ「おいおい。ザコリータはすっこんでろよ。」

チコリータ「あ゛?」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:19:17.72


ウツギ「ここに存在するプログラムたちは演者といえども、劇が終わっても劇中の役になりきったまま過ごす者は多々いる。
     私はそのような人々になりたいと常日頃思ってはいるんだがね。成りきれないんだよ。」

ゴールド「素のウツギさんは中々冷静に世の中を分析しているようですけど。」

ウツギ「なりきったほうが楽じゃないか。日々の生活で、何も考えなくてよくなるんだからね。
     それもいいが、舞台裏での生活も大事だ。役者は同じ共演者と日常面での繋がりを深めることによって、
     劇としてはますます観客が見入るものになるだろう。
     その点で、君は劇中では無口で通しているから、舞台裏ではさぞ苦労していることだろう。」

ゴールド「当たり前です。どうやら、ゲーム中では俺にはセリフは回ってこないようですしね。
      ご近所付き合いにも関わってくるんですよ。
      隣町では俺に対して、ピコピコと音を鳴らして接近し、
      話を聞くだけ聞いてなにも発さずにその場を去る失礼な若者という印象を抱く人が多いらしくて。苦労していますよ。」



チコリータ「てめえなんか俺のすいとるでピューバタンだろうが。」

ワニノコ「はん、だったらやってみろよ。あれ、ザコさん。まだすいとるって技は覚えてないんですかー?」



ライバル「…ポケモンでも人間でも雰囲気おもいんだけど。」

ヒノアラシ「…ちがいない。」





22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:21:21.45


――― マダツボミの塔 ――――

ぼうずの エイソウは マダツボミを くりだした!
マダツボミ「ちーす!」

ぼうずの ソウネンは マダツボミを くりだした!
マダツボミ「ちーす!」

ぼうずの コウセイが しょうぶを しかけてきた!10


プレイヤー「長老か。てか、長なのにキャラ一緒じゃん…まあ、どうせこいつもマダツボミだろ。
        レベル稼ぎだ!いけ、はねこ!」

ハネッコ「(せいぜいつるのムチで喘いでいるがいいわ。ふふふ…)」

ワニノコ「(今回ばかりは“奴”に同意だな。)」

ゴールド「…」


ぼうずの コウセイは ポッポを くりだした!

ポッポ「ちーす!ww」

全員「…嬲り殺してやる。」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:23:00.02


―――ポケモンセンター ―――


ゴールド「…ぐがー。」

ワニノコ「おい、起きるんだゴールド。そろそろ“奴”が入ってくる時間だぞ。」

ゴールド「……おいおいレッド。プログラムなのに時間なんてわかるはずないぜ…ムニャムニャ」

ワニノコ「はぁ?なに寝ぼけてるんだ?おら、ナースさんが腕によりをかけてつくったクッキーだ。
     俺は是非食べたいんだが、特別にお前にやるよ。ほら、食え。」

ゴールド「……がふっ。 げほっげほっ。…なんだか…苦いんだが。」

ワニノコ「やっぱりな。…目が覚めたか寝ボスケ。」


ナース「…ガキが。」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:24:45.12


ゴールド「…主人公も色々と疲れが溜まって大変なんだよ。…それで?」

ワニノコ「見ろ。もう18時56分だ。“奴”がそろそろ来るから指定の座標位置につけよ。
      左の民家の入り口前から歩数で左1、下2の距離だぞ。」

ゴールド「…本当だ。空が暗いな。」

ワニノコ「おいおい、しっかりしてくれよ。」

ゴールド「…なんだか、夢を見ていた気がするんだ。」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:26:45.27


ワニノコ「プログラムでも夢を見るのか?そうだとしたら、とんだ笑い話だぞ。」

ゴールド「…うっすらとしか覚えてない。
      夢の中では、ここと非常に似ていて、けど明らかに違う世界に俺はいた。そこでは違う“俺”が旅をしていたんだ。」

ワニノコ「わけわかんないぞ。」

ゴールド「…ああ。ただの夢だ、忘れてくれ。」

ワニノコ「なんだかなぁ。まあいい。先に行ってるぜ。」


ゴールド「…プログラムでも時間を知ることができるようになったんだな。」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:29:14.70


――― ゲームショップ ―――


店員「らっしゃいあせー!」

ワニノコ「わてら売られてしまうん?」

プレイヤー「飽きてきたし売るか・・・」

店員「700円で買取やす」

プレイヤー「チッ、まあいいかつまんねーし」

店員「ありがとうございやしたー」


END


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:29:35.50


――――ヒワダタウン ―――――


プレイヤー「ロケット団のイベントも終わり、ジムリーダーも倒した。今日はこれで終わりだな。」

   プゥン


したっぱ「ふぅ。」

ゴールド「あれ。まだ帰ってなかったのか。」

したっぱ「いやぁ、ここからチョウジシティまで移動しなきゃいけないんだぜ。
      どうせ“奴”がチョウジにまで到達するには時間がかかるのは間違いないしさ。だから、束の間の休憩というところだ。」

メリープ「大変だね。」

したっぱ「お、【でんこ】か。いやー、お前にはこっぴどくやられたぜ。この辺りは電気タイプ優遇ゾーンだな。」

メリープ「おいおい。でんきしょっく覚えるまで、こちとら必死にたいあたりで我慢してたんだ。これからは僕の時代だよ。」

ワニノコ「俺にも時代が来ないものかねえ。」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:31:42.50


――― コガネシティ ――――


プレイヤー「おお。この町はでっかいなぁ。探索は明日にしよう。」

プゥン


ゴールド「…ついにコガネについてしまった。」

ゴールド「…みんなに大事な話がある。」

ワニノコ「どうしたんだ。かしこまってさ。」

モココ「そうだよ。なんか気色も顔色も両方悪いよ。」


ゴールド「ゲイツ。俺とおまえは親友だ。そうだろ?」

ワニノコ「い、いきなりどうした?」

ゴールド「答えてくれゲイツ、いやワニノコよ。どうなんだ。」

ワニノコ「あ、ああ。まあ仲は悪くはないよな。」

ゴールド「そうだよな。お互いに助け合うことによってその絆は深まりをましていくんだよな。」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:33:28.22


モココ「気持ち悪いね、どうしたんだろう?」

ハネッコ「よくないことがおこるわ。」

ゴールド「この町は所せましと商店が並んでいる。
      場所によっては、デパートのグラフィックの巨大さをまともに受け、営業が成り立っていない店も多々ある。」

ワニノコ「…」

ゴールド「どんなに良い店だって客が来なきゃ営業はできない。可哀相だと思わないか!
      だから、俺たちが店に代わって営業をすればいいんだ!営業といっても一種の宣伝だ!
      旅を続ける中、俺たちはチャンピオンを目指す以外にもこうしたチャリティー活動もやっていくべきだと思うんだ!!」

モココ「気持ち悪いなんてもんじゃない。宗教なら間に合ってます、って感じだよ。」

ワニノコ「……おお!見直したぜゴールド!!そうとは露知らずだったぜ!!それで、俺にも何かできることはあるのか!?」

ハネッコ「…どうやら入信したようね。」





36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:35:14.51


ゴールド「ああ、勿論だとも!お前に是非やってもらいたいことがある!!」

ワニノコ「なんでも言ってくれよ!」

ゴールド「…」

ワニノコ「ワクワク。」

ゴールド「お前は今から自転車屋に行く!」
ワニノコ「おう!」

ゴールド「そしてこう言うんだ!!」

ワニノコ「なんていうんだ!!!」

ゴールド「『今度ゴールドという男が借りる自転車には補助輪をつけておいてください』と。」



ワニノコ「…は?」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:36:17.19


ゴールド「…ワニノコ。俺たちは親友だ。そうだろ?」

ワニノコ「ねえ、それがチャリティーとどう関わってくるの?」

ゴールド「…市民の活性化に繋がる!」

ワニノコ「抽象的すぎてわかんねえよ。」

ハネッコ「というか自転車こげなかったのね、ゴールドって。」

ゴールド「いや、今はその話は関係ない。」

ワニノコ「そう言い切れるお前がすごいよ。」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:37:50.04


ワニノコ「練習しろよ。最初から自転車に乗れた奴なんて数えるほどしかいないぜ、きっと。俺たちも手伝ってやるからさ。」

ハネッコ「ほら、自転車借りてきたわよ。」

ゴールド「…これは俺個人の問題だ。みんなを巻き込むわけには…」

モココ「おいおい。何言ってるんだよ、僕たち仲間でしょ?」

ハネッコ「モココの言うとおりよ。私たちはこれからずっと一緒に旅を続けていくのよ?
      仲間の悩みはみんなで解決するものだわ。」

ゴールド「…ありがとう。みんな。」

ワニノコ「ゴールド。がんばろうぜ。俺が後ろを抑えててやるから…」

ゴールド「…ワニノコ。お前はそれよりも自転車屋に行き店主に、後輪の…」

ワニノコ「黙ってこげ。」


プレイヤー「ん?なんか自転車の速度、前作より落ちたかな?なんかノロノロしてる感じが…」

ゴールド「…」キーコキーコ

ハネッコ「(補助輪がついていても、“奴”にはわからないものね。)」

ワニノコ「(そのとおりだな。)」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:39:31.39


たけしは めのまえが まっくらに なった!

ミルタンクの ふみつけ!
たけしは めのまえが まっくらに なった!

プレイヤー「鬼門すぎる…」

プゥン

――― コガネジム 入り口前 ――――

ゴールド「…みんな。準備はできたか。」

ワニノコ「…ああ。覚悟はできた。」

ゴールド「その意気だ。…モココ。」

モココ「任しといてよ。僕は今日一瞬だけモココをやめる…ただそれだけだよ。」

ゴールド「…ハネッコ。」

ハネッコ「焼酎10本と日本酒6本、それにビール1ダース。…完璧よ。」

ゴールド「…よし。お前ら、乗り込むぞ。プライドなんてものは道頓堀にでもどこへでも捨ててこい。」

全員「…おう。」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:41:36.06


――― コガネジム 内部 ――――

ゴールド「はいどーもー!ゴールド御一行でーーす!!」

ワニノコ「いやー、皆さん本当にお強い!あ、ミルタンクさん。今日も変わらずお美しい!」

ハネッコ「ミルタンクさん、ピッピさん。あなたちには本当に敵いません。
      同じ♀として尊敬の念を抱いて止みませんわ。」

ゴールド「みなさーん!杯はお持ちになられましたか?ああ、ピッピさん。これはどうも。
      え?はい。生中一つはいりまーす!」

全員「よろこんでー!」

ワニノコ「あれ?モココ、もしかしてー?イッキいっちゃう系ですかー?」

モココ「うはwお前ふざけん…ああ皆さん、手拍子しないでwいやいや、しませんからねw 
    そんな… うひょーーー!モココ、いかせてもらいます!!」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:42:35.21


ワイワイ ガヤガヤ


ゴールド「…となり、いいかな。」

アカネ「…なんというか、心中お察しします。あなたたち、いつもあと少しの所までいかれるのに…」

ゴールド「…あの、口調がおかしくない?」

アカネ「…あの関西弁は営業用なんです。」

ゴールド「……なんというか、お互い苦労してるね。」

アカネ「…お酒、よろしいでしょうか?」

ゴールド「…付き合うよ。」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:43:38.71


プレイヤー「相手のミルタンク馬鹿か?なんで狂ったようにミルク飲みまくってるんだ?」


ゴールド「…」

ワニノコ「(…二日酔い作戦、なんとか成功したな。)」

ハネッコ「(…ええ。その代わり受ける代償が大きすぎたわね。)」

モココ「(…頼む。誰か寝させてくれ…)」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:45:17.03


プレイヤー「おお。タイムマシン機能?ふむふむ…初代からポケモンを連れてこられる。すげえな。さっそく何か送ってみるか。」

アリゲイツ「(“奴”は一体全体何に興奮しているんだ?)」

ポポッコ「(あら、知らないのゲイツ?いつか話した前作の赤版とかいう作品とポケモンを交換できる機能がここにはつけられているみたいよ。)」

ガーディ「(そんなことも知らないなんて、ゲイツはまだまだお子様だガウ)」

アリゲイツ「(黙れ。とってつけたようなキャラしやがって。)」


プレイヤー「向こうのピカ版とセットして…と。こっちからは適当にキャタピーでも送るか。」


ゴールド「…」

モココ「(ピカ版ってなに?)」

ポポッコ「(どうやら赤版以外にも亜種が存在しているようね。)」

アリゲイツ「(アカだろうがピカだろうが俺はごめんだぜ。
        白黒の奴等がこっちにくるんだろ?どうせガーディみたいな、無意味に語尾に『~だべ』とか付けている奴らなんだろうよ。)」

ガーディ「(誇り高き我を侮辱するとは貴様、万死に値するガウ)」

ポポッコ「(はじまるわよ!)」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:47:25.48


レポートに書き込んでいます でんげんを きらないでください


プレイヤー「おおすごいな。本当にできた。」


アリゲイツ「(さてさて、ピカ版から来たとかいう来訪者の顔を拝ませてもらうか!)」

二ドラン♀「(な、なんですか…ここどこですか。なんで私連れてこられたんですかぁ・・・・・)」

アリゲイツ「(モココよ。)」

モココ「(うん。白黒も悪くない。)」





55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:49:01.85


―― アサギジム ―――


ミカン「…がんばってくださいね。」

プレイヤー「く…なんということだ。こんなことでときめいてしまうとは…」

プゥン


ゴールド「…ミカンさん!“奴”だけでなく、俺もときめきました!まずは友達からよろし…」

ミカン「あっつー。ここ、超あついんですけどー」

ゴールド「…ミカン…さん?」

ミカン「あんたさあ。戦ってる時にいちいちさぁ、ちらちらとこっち見てこないでくれる?超うざかったんですけどー」

ゴールド「…あの…その…喋り方…は」

ミカン「あ?営業用と分けてんだけど。」

ゴールド「…さい…ですか。」

アリゲイツ「かくしてゴールドの初恋、ここに散る。」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:52:07.46


ゲーム内の男「金曜日になるとどうくつの奥から声が聞こえてくるんだ…」

プゥン


ゴールド「そういうことで急いで駆けつけて見れば、お前かよ。」

ラプラス「ほう。坊ちゃんは私をご存じで?」

アリゲイツ「おい、こいつとは初対面のはずだろ。」

ワタッコ「そうよ。前に会ったことでもあるの、ゴールド?」

ゴールド「ああ…そうだよな。おかしいな…寝ぼけているのかな…」

ラプラス「なかなか楽しそうなメンバーだ。ご一緒することができて嬉しく思いますよ。」

ガーディ「よろしく頼むガウ」

モココ「仲良くやっていけたらいいね。」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:53:36.13


アリゲイツ「よし、今日はラプラスの加入を祝ってパーっといこうぜ!」

ガーディ「まて。貴様、我が入った時はそんなことをしなかったではないか!どういうことガウ」

モココ「よし、いこうか。」

ガーディ「待て。貴様らグルか!待てガウ」

ワタッコ「こないだ良いお店見つけたのよー。」

アリゲイツ「よし、いこう。」

デンリュウ「いこう。」

ワタッコ「そういうことになった。」

ガーディ「適度にウザいガウ」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:55:16.30


――― チョウジタウン ――――


オーダイル「いかりまんじゅう、美味いな。」

ゴールド「でかくなったな、お前は。」

オーダイル「ふふふ。遂にゴールドを見下ろせるようになったぜ!向かうところ敵なしの俺は最強だぜ。」

ワタッコ「しびれごな」デンリュウ「かみなりパンチ」

オーダイル「え、ひどくね?」

ワタッコ「食べ過ぎよ、ゲイツ。そのうち糖尿病でも発症して倒れるんじゃないかしら?」

オーダイル「はん。ワタッコよ、いっておくが酒の飲みすぎも糖尿病の原因の一つだからな。」

ワタッコ「ぎくっ。」

ゴールド「ぎくっ。」

オーダイル「…ちょっと署まで来い。」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:57:15.74


ラプラス「いや、ここはいい世界だ。そう思われませんか。」

ゴールド「相違ないな。」

ラプラス「画面の処理速度・ポケモンに持ち物を持たせることができる・時間によって変化する外の景色。
      いや、最近のゲームというものは素晴らしい。」

ゴールド「…まるで前作を体感した上での発言のようだ。」

ラプラス「そうしておこりもしない想像を膨らませるのは一向に結構。
      しかし私は所詮、金銀版のプログラムの一つにすぎないのですよ。
      町の中を自由に歩くことはできても、門から外へは許可が下りるなしには出ることはできない。
      喩えるならこのような感じでしょうか。」

ゴールド「…口がよくまわるな。」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:01:24.33


ラプラス「話は変わりますが向こうの人間界では、
     『楽園』と『地獄』という二分された世界が存在すると信じられているらしいですが、坊ちゃんはご存じでしょうか?」

ゴールド「…それぐらいは知っているさ。もっとも、俺はそんなものなんて信じてないけどな。」

ラプラス「まあそんな堅いことは言わず、この際信じてみるのも一興。
      そんな二つの世界がこの“世界”にも適用されるのだとしたら、坊ちゃんならここはどちらの世界だと思われますか。」

ゴールド「…はぁ。だとしたら楽園じゃないのか?」

ラプラス「ほう。先を促してもよろしいですかな。」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:04:31.87


ゴールド「…理由は簡単さ。俺は地獄ほどの苦しみをまだ味わったことがないし、見たこともない。」

ラプラス「くくく。なるほど。実に、坊ちゃんらしい価値観だ。」

ゴールド「…話はこれで終わりでいいか?」

ラプラス「ええ。どうぞ、どこへなりとも、若人どうし仲良くと。」

ゴールド「…アカネさんと食事してくる。」

スタスタ


ラプラス「…価値観が変化すると果たしてこの“世界”も変化するのか。くくく、だとしたらそれもまた一興。」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:06:54.20


―― チョウジタウン ―――


ワタル「カイリュー!はかいこうせん」


プレイヤー「人に向ってはかいこうせんとは。このチーターが。」


ワタル「たけしくん!てわけしていくよ!(何故だろう、心が痛い。)」


―――― チョウジタウン ちかロケット団アジト ――――

プオンプオン

したっぱ1「しんにゅうしゃはっけん!にがしはしないぜ!」

したっぱ2「ひみつの スイッチを おさないかぎり お前のまえに あらわれ つづけるぜ!」


プレイヤー「は?意味わからん。」ピコピコ





72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:08:57.17


どうもラプラスがラブプラスに見えてしゃあない



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:09:46.64


プオンプオン

したっぱ1「しんにゅうしゃはっけん…(以下略」

したっぱ2「ひみつの…(同略」

プレイヤー「また同じ奴らかよ。うざいな。」

プオンプオン

したっぱ1「しんにゅうしゃ…(以下略」

したっぱ2「ひ…(以下略」

プレイヤー「…なんだかいらついてきた。一回切ろう。」

  プゥン


ゴールド「…あー。お疲れ様。」

したっぱ1「ぜえぜえ…ヒワダからわざわざ赴いた途端にこれかよ…」

したっぱ2「俺たち今いい汗かいてるな…はあはあ…」

オーダイル「プログラムって汗かくのか?…」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:11:20.49


デンリュウ「でも、いったいあんたたち何時まで出て来るの?」

したっぱ1「お前らも…“奴”と同じで、こいつ等うぜえとでも思ってるんだろ。」

ワタッコ「ええ、まあ。」

したっぱ2「そこは否定してほしかったぜ…」

したっぱ1「“奴”がポケモン像の横を通りすぎるたびに、それを物陰で見つめている俺たちはな、落胆するんだよ。
      それも束の間、お前に勝負をしかけるべく往復で走らなくちゃいけないんだ。
      な?どっちが辛いかなんてすぐにわかるだろ。」

ゴールド「…だったら、お前らが出て来なければいいんじゃないか?」

したっぱ2「そんなこと、俺たちに出来るわけないだろ。わかっていて聞いてるだろ。」

ゴールド「…まあ“奴”が来るまでに水分補給でもしておいたら。」

したっぱ1「今ので2キロは痩せたな。」

したっぱ2「ああ。」

ゴールド「お前らプログラムだろ。」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:16:29.62


プレイヤー「おお、ひとし?お前も金銀買ったのか!
       …そうそう、昔のソフトと通信交換できるんだよなw…わかったw今週末に対戦しようなw」

オーダイル「(“奴”は誰かと電話をしているようだ。)」

ガーディ「(対戦と言っていたガウ。どうやら“奴”は友達と通信対戦を敢行するらしいガウ。)」

プレイヤー「あ、その前にガーディ進化させるか。ほれ、拾ったほのおのいし。」

ガーディ「(が、がう…)」

ワタッコ「(すごいわ。ガーディが光り始めたわ。)」

デンリュウ「(おお…神々しい。神となったことだし、じゃあねガーディ、元気でね。)」

プレイヤー「まあかえんぐるま覚えたし、もういいだろ。」

 おめでとう! ガーディは ウインディに しんかした!


ウインディ「(そのようなわけで改めてよろしくたのむウイ。)」

オーダイル「(もう死ねよ、頼むから。)」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:18:27.50


プレイヤー「あとは…ピカ版からも戦力連れてくるか。あいつはストーリー用としても使えるからな。」

ゴールド「…」

ワタッコ「(また新たに仲間がくるみたいよ。)」

デンリュウ「(ようやく6人目の旅の仲間なのかな。)」

ウインディ「(ふん。強化された我の前では全てが埃のようウイ。)」

ラプラス「(楽しみですな。)」

プレイヤー「よし、こっちはキャタピー、と。」

オーダイル「(毎度思うけどさ、キャタピーて可哀相な役回りだよな。)」

デンリュウ「(つまり、こうして送られてくるポケモンはキャタピーの犠牲で成り立っているんだね。)」

ウインディ「(いやな言い方ウイ。)」


レポートを かいてます でんげんを きらないで ください


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:21:18.04


プレイヤー「よし、今日は寝るか。」

プゥン

サイドン「うっす。自分、ピカ版にいたサイドンっす。これから皆さんよろしくっす。」

オーダイル「ニックネームは【まさる】なのか。」

サイドン「そうっす。でも、あんまり呼んでほしくないっす。」

オーダイル「(ニヤリ)まさるー。まーさーるー。」

サイドン「すいません。つのどりるっす。」

オーダイル「ぐは…やるじゃねえか。」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:23:21.89


ワタッコ「サイドンさんはピカ版ではレギュラーメンバーだったの?」

サイドン「うっす。でも“奴”の友達との件で、一時赤版にいたこともあるっす。」

ウインディ「赤版というのは、“奴”の友達のソフトのことかウイ?」

サイドン「そうっす。何でも、向こうのソフトにいるピカチュウさんがピカ版で必要だったらしいので。
      それでも、期間付きの通信交換でしたっす。」

ゴールド「…ふぅん。」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:26:40.33


プレイヤー「おお、ひとし。久しぶりだな。」

ともだち「うひょーーwwまじでひさしぶりじゃーんww」


オーダイル「(なんだあいつは…生理的に受け付けないぜ)」

サイドン「(ああいう奴っす。気にしない方がいいっす。)」


ともだち「さっそくはじめようぜーw」


ワタッコ「(私、通信対戦なんて初めてよ。どうしたらいいのかしら…ああ。化粧をするのを忘れたわ。)」

サイドン「(安心するっす。俺も初めてっす。)」

ウインディ「(たぶんいつもどおりにやれば…大丈夫ウイ)」


ともだち「じゃーやろうぜーw」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:32:04.59


あいての ゴールドは フシギバナを くりだした

いけっ! まさる!


サイドン「(!!あなたは…フシギバナさんじゃないですか!!)」

フシギバナ「(?…えと、どちらさまですか)」

サイドン「(あなた、赤版にいたフシギバ…うわ、もどされる!)」

もうもどれ! まさる!

いけっ! ホットドグ!

ウインディ「(ふ…大切なのは名前じゃないウイ…そう、心だウイ!そうであろう、フシギバナ殿よ?)」

フシギバナ「(正直ダサい名前だと思います。)」

ウインディ「(…もう嫌ウイ)」


プレイヤー「楽しかったな。」

まさる「ああ、まさかあそこでお前のオーダイルがよーww…」


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:33:41.27


サイドン「(しめた!“奴等”はトレーナーを対戦ルームで放置しているっす!話しかけるチャンスっす!)」

サイドン「(あのー…フシギバナさんっすよね?)」

フシギバナ「(ああ、これはこれは。先程は面白いバトルをありがとうございます。)」

サイドン「(いえいえっす。うーむ、話すとどこまでもフシギバナさんに似ている…)」

フシギバナ「(ああ、あなたの言っているフシギバナとは私の親のことでしょうか?)」

サイドン「(え、親がいるんすか!?)」





87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:37:13.90


フシギバナ「(私の親はコガネシティでたまごを産みました。そこから生まれたのが私です。
        元の親とは一度話す機会がありましたが、どうやら別のソフトから通信でおくられてきたようです。
        その後にすぐに戻ってしまいました。)」

サイドン「あの…元の親ってなんですか?」

フシギバナ「ああ。私の片方の親は私の元であるフシギバナですが、もう片方の親は…メタモンなんです。」

サイドン「メタモン?メタモンってあのにゅるにゅるの奴っすか?」

フシギバナ「そうです。そのにゅるにゅるとした体で親のフシギバナを…」

サイドン「(わー!わー!もう言わなくていいっす!)」

フシギバナ「それで…私の親は私を産んだ時のことを話す時は決まって顔を鞭でおおい話し出したものですよ。
       『あぁ…あの時は死よりよっぽど恐ろしいものを味わいました』、とね。」

サイドン「は、はは…フシギバナさんがどうやら大変な目にあったことはわかったっす。…」


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:40:08.61


―――― セキエイ高原 ――――


ゴールド「…そしてそんなこんなでここまで来てしまったな。」

オーダイル「本当にそんなこんなだな。」

サイドン「うわー。久しぶりっす。ここに来るのは。」

ワタッコ「あら。前作から場所は変わってないのね。」

サイドン「そうっす。でも、微妙に建物の配置が違う気がするっす。」

オーダイル「そうなのか…」


ゴールド「…じゃあ、まあそんなこんなで四天王戦、頑張るか。」

全員「おう!」


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:42:02.21


カリン「ほんとうに つよい トレーナーなら すきな ポケモンで
    かてるように がんばるべきよ」

プゥン


ワタッコ「カリンさま…その言葉待っておりました。一生ついていきますわ。」

オーダイル「…できれば、そのまま戻ってこなく…(ボソッ)」

ワタッコ「カリンさまの糧にでもなれ!」

オーダイル「ぎゃーー!吸われる吸われる‐!」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:44:55.45


ワタル「ドラゴンつかいの ワタル いざ まいる!」


プレイヤー「きも。チーターめ。」


ゴールド「…」

オーダイル「(チーター野郎め。)」

ワタッコ「(最低ね。)」

ウインディ「(屑ウイ)」

サイドン「(前作からまだ懲りてないっす。)」

ラプラス「(素直にれいとうビーム)」


ワタル「(…なんでこんなに心が痛いんだろう。)」


レポートに かきこんで います でんげんを きらないで ください


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:46:13.68





                 1部     完



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:47:57.05


2部
――― ウツギ研究所 ―――


ミカン「ええ!?祝賀会は延期ですって!!」

タンバ「…解せぬ。」

ミカン「どうしてよ!!私なんかこの日のためにお酒類を一切禁止にしてたのよ!!」

ヤナギ「わしなんか日本酒を三合も持ってきたというのに…」

ウツギ「…ちょっと一服、と。」

ウツギ「…ふぅ。さっきも言ったと思うけど、まだゴールド君は、ああすまない。たけし君はこのゲームをクリアしたわけではないんだよ。」

ゴールド「いや、名前はゴールドのままでお願いします…」

ウツギ「ゴールド君はようやくこのゲームの半分を超したあたりにいる。
     だからゴールド君のチャンピオン撃破を祝う祝賀会はカントーのジムリーダーたちを撃破…つまりゲームをクリアしてからだ。」


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:49:27.77


ミカン「カントーのジムリーダーをこっちに来させればいいじゃない!」

ウツギ「せめてバッジを手に入れてから呼んでくれ、とさ。」

ミカン「キーー!たけし!こうなったらさっさとカントーを全制覇しなさい!」

ゴールド「…それは俺じゃなくて“奴”に言ってくれ。」

アカネ「…大変ですね。主人公って。」

ゴールド「…今さらな感じがしなくもないけどね。」


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:52:51.77


―――カントー地方 ―――

プレイヤー「うわー。サントアンヌ号も懐かしいし、なによりクチバシティに着いた。涙が出てきそうだ。」

ゴールド「…」

オーダイル「(…そんなに懐かしいのかねぇ。)」

ワタッコ「(私たちは初めて見たからわからないわ。)」

サイドン「(うぅ…ううう…)」

全員「(!!)」

サイドン「(ここの居酒屋でゴローン先輩と飲んだなぁ…うぅ。)」

ウインディ「(な、なにを言っているウイ?)」

オーダイル「(奴は今、センチメンタルな気分なんだ。そっとしておいてやろう。)」


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:54:54.15


――― シオンタウン ――――

オーダイル「(おお、でっかいラジオ塔だなー。)」

プレイヤー「お、全然怖くない…」

サイドン「(お、全然怖くない…)

――― むじんはつでんしょ跡 ――――

ワタッコ「(働いてる職員さんも大変そうね。)」

プレイヤー「あれ、有人になってる…」

サイドン「(あれ、有人になってる…)」

――― セキチクシティ ―――

デンリュウ「(えー。園長さん、旅行だってさー。)」

プレイヤー「ああああ、サファリパークが閉まってるぅぅ…」

サイドン「(ああああ、サファリパークが閉まってるぅぅ…)」


オーダイル「(ハモッてる!ハモってるから!!)」





100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:56:14.08


ゴールド「…そんなこんなでカントーもバッジが8つ揃ったな。」

オーダイル「いくらなんでもそんなこんなすぎるだろう。」

ワタッコ「なんかジムリーダーのレベル帯はみんな一緒だったわね。」

ウインディ「ゲームのご都合主義だウイ」

デンリュウ「あとは…あそこだね。」

ゴールド「…ああ。」


――― イワヤマトンネル ―――

ライバル「…」

ゴールド「…」


プレイヤー「よし、ライバルに勝ったぞ。」

  プゥン


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:01:09.10


ライバル「…久しぶりだなゴールド。」

ゴールド「…本当に久しぶりだな、ライバル。」

ライバル「…全然連絡くれないじゃないか。」

ゴールド「お前なぁ。俺に電話番号教えてくれていないじゃないか。
      その上、戦ったらすぐどこかに行っちゃうし。お前、いつも何処にいるんだよ?」

ライバル「…コガネのゲームセンター。」

ゴールド「…まじかよ。お前も苦労してるな。」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:02:47.43


ラプラス「なんでしょう。あそこから負のオーラが見えます。」

ニューラ「気にするな。あいつはいつもあんな感じなんだよ。」

メガニウム「これはワタッコさん。お久しぶりです。」

ワタッコ「お久しぶりね、メガニウムさん。」

メガニウム「ここで会ったのも何かの縁です。そうだ、美味しい店がウバメの森に出来たんですよ。よければ今から…」

オーダイル「久しぶりだな、カスニウム。」

メガニウム「これはこれはーw図体ばっかりでかくなりやがったカスダイルさんじゃないですかw」

オーダイル「森の中にレストランなんてあるのかよ?」

メガニウム「ああ。注文が多い店なんだよ。」

オーダイル「だったらてめえの体に塩でもふってやるよ。」

メガニウム「てめえにもクリームでも塗ってやるよ。」


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:04:32.18


――― ワカバタウン ――――

タケシ「えー、ジョウトの皆様。大変長らくお待たせいたしました。
     ゴールドくんがワタルを完膚なきまでにぼこぼこにしたことを記念して、祝賀会を開きたいと思います。」

ワタル「…耐えろ。耐えるんだ、俺。」

タケシ「それでは乾杯の音頭をゴールドくんにお任せします。」


ゴールド「諸君は素晴らしい!!」

全員「うひょーー!!」

ゴールド「今日は思い切ってやろうぜ!!」

全員「うひょひょーー!!」

ワタル「うお!?いつの間にかシャンパンファイトになってる!!」


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:07:50.44


ミカン「じゃあミカン、愛のプレリュード 歌っちゃいまーす!」

キョウ「王様ゲームするぞー!」

アンズ「あ、クソ親父!クジに細工しやがったな!卑怯め!」


ゴールド「うおーーー!一気飲みさせてもらいまーす!」

グリーン「待てよ!」

ゴールド「ぐ…何気なく飲むつもりだったのに…バレたか。」

グリーン「イッキが一人とは限らないぜ!」 ドドーン

全員「うおーーー!ドンペリだーー!!」

グリーン「ゴールド!勝負だ!」

ゴールド「ああ!!」

―― 後日 ―――

ゴールド「プログラムなのに…二日酔いって…」

オーダイル「まあ自業自得だよな。」


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:09:26.46


ゴールド「ふぅ。やっと平和な時代が訪れたな。」

オーダイル「お前の平和とはどういう事を指すのかはわからないが、
        まぁ俺とお前が今、芝生の上で寝転がっているぐらいに、のんびりできるようにはなったな。」

ゴールド「こうして、各地を転々としていて思ったことがあるんだ。」

オーダイル「なんだよ?」

ゴールド「たとえばここに配置されている花のグラフィック。あそこに敷かれている海のグラフィック。
      どれもプログラムの一つにすぎない。…だけど、よく見てみると綺麗だと思わないか?」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:10:41.36


オーダイル「綺麗というか、よくできているとは思うな。」

ゴールド「なんだろうな…確かによくはできている…この景色をゲームがつくっているのもわかってる。
      でも、そうじゃない。単純に、美しいと思うんだ。」

オーダイル「…お前は不思議な奴だな。プログラムなのに夢を見たり、物の美しさがわかったりと。
        やっぱり主人公はこうでなくちゃな。」

ゴールド「…俺が特別なんじゃないさ。きっと、みんなが気づいてないだけなんじゃないのか?」

オーダイル「そうなのかねぇ。だったらまあ、今度よく見てみるようにするよ。」



ゴールド「…それにしても、最近ゲーム内の時間の進み方がおかしいと思わないか?時計の短針の進み方がやけに遅いような…」

オーダイル「そうか、気にしすぎじゃないのか?それに、のんびりしてるぐらいがちょうどいいんじゃなかったのかよ?」

ゴールド「…ああ。そうだったな。俺の取り越し苦労だといいんだけどな…」


108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:11:24.34


2部  完




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