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インテルがRealSense 3Dカメラ対応アプリのポータル公開、開発中の新アプリも披露 - Engadget Japanese


2月4日に東京で開催されたインテルの技術説明会でテーマの一つだったのが、インテルが昨今注力している深度センサー搭載PCカメラである『インテルRealSense 3Dカメラ』に関する解説でした。

現在では富士通やNECの液晶一体型PCに搭載されていることもあり、技術的な解説よりも、搭載PCのユーザーにとって便利な対応アプリケーションのポータルサイトの登場や、今後登場するアプリの紹介などを中心とした情報が紹介されました。

インテル技術説明会でのRealSense 3Dカメラデモ

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RealSense 3Dカメラは、いわゆるマイクロソフトのKinect的な、ジェスチャーを使ったユーザーインターフェイスへの応用を想定して開発された製品。インテルは深度情報が取得できることから3Dカメラと呼んでいますが、製品のターゲットとしてはいわゆる立体視写真が撮影できるカメラではなく、むしろKinectに近い入力インターフェースを主に狙います。

さて今回インテル側が大きくアピールしたのは、RealSense対応アプリケーションのポータルサイト「インテルRealSenseアプリケーション・ショーケース」が公開されたこと。インテルはこれまでは検索に手間が必要だった対応アプリとその情報が容易に見つけられる点などをアピールしました。



また実際のアプリとしても、3D Symtemsが提供する、RealSenseで3Dスキャンした顔データから3Dアバターを作って遊べるアプリ『3DMe』を紹介。会場で開催されたデモでは、実際にインテル社員の顔をスキャンし、中世ファンタジー風の騎士やクリスマスモチーフなどのテーマでアバターを作成し、様々なポーズをとらせていました。



続いて米国で3D Systemsが開始している、3DMeから3Dプリントしたフィギュアを作れるサービスについても紹介。実際に前もってスキャンしたデータを元にしたフィギュアを公開しました。

なお会場には、3D Systems側が用意した他の作例も合わせて展示。中には2013年にサービスが開始されている、スタートレック艦内服のフィギュアもありました(上写真の左から3つ目)。このサービスに関しては米国版が動画を含めてまとめていますので、興味がある読者はぜひご覧ください。

3D Systems will turn you into a Star Trek figure for $70, we go faces-on (video)



また名称は不明ですが、今後公開されるという、オズの魔法使いをモチーフにした児童向けの新アプリもデモ。台風を手の操作で操ったり、画面上の流れる水を手の形で誘導し、火あぶりになっているカカシを助けるといった、ハンドジェスチャーベースでのゲーム進行を紹介しました。



RealSense 3Dカメラの現況は製品が出始めということもあり、現状では目玉と呼べるアプリも出てきていない状況ですが、一方でダンスジェスチャーでさまざまな楽器を演奏可能な音楽アプリ「KAGURA」など、いくつか一般ユーザーの目を惹きそうなタイトルが登場してきたところ。

動画:ダンスが楽器になるアプリ「KAGURA」14日配信。インテル RealSense 3Dカメラ対応の演奏ツール

正直なところまだまだアプリケーションの充実が必要と思われる状況でありながらも、そうした中でもインテルは地道に知名度向上を図ろうとしているという点が覗えたデモと呼べそうです。
インテルがRealSense 3Dカメラ対応アプリのポータル公開、開発中の新アプリも披露

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