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スマートウォッチは死んだか : ギズモード・ジャパン

スマートウォッチは死んだか

2015.02.04 21:00
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生まれてから立ち上がるまで長すぎ!

ウェアラブル来る! スマートウォッチ来る! そう言われて久しいですが、まだまだ実際メインストリームにはなっていません。そんな現状に業を煮やした米GizmodoのSean Hollister記者が問題提起しています。Apple Watchがまだ出てない今、判断するには時期尚早かもしれませんが、どんなもんでしょうか。


***

スマートウォッチって、実際欲しい人いるんでしょうか? 近頃疑問です。代表的なスマートウォッチであるPebbleは、Kickstarterで驚異的なサクセスストーリーを作りだし、あらゆるテック評論家から好評を博しはしましたが、2014年末時点で、売れたのはたった100万台です。

もちろん、Pebbleとしてはそれで大成功のはずだし、Pebbleユーザーにとってもうれしいことでしょう。100万台も売れてれば、Pebbleはニッチな市場に対してスマートウォッチを作り続けられるはずです。でも100万台って、ここ数年Pebbleが、またはスマートウォッチ全般が騒がれてきたわりには、寂しい数字です。

というのは、ウェアラブルは次世代のホットな何かだって言われ続けてます。みんなウェアラブルを話題にしています。そしてウェアラブルを買うとなったら、みんなスマートウォッチを買います。だってグーグルグラスは、グーグル自ら失敗を認めてますしね。で、スマートウォッチをいざ買おうってなったときに行き着く先が、Pebbleなんです。

Pebble、それは誰もが勧めるスマートウォッチです。実際CNETも、Wirecutterも、The Vergeも、米Gizmodoだって、シンプルなPebbleまたはPebble Steelが他のファンシーなスマートウォッチよりオススメだって言ってきました。

Pebbleの素晴らしさ、そして彼らがKickstarterからメジャーな量販店店頭へと駆け上がったサクセスストーリーについては、僕らテックメディアがヴァーチャルなインクをまき散らして喧伝してきました。ある製品がこれほどみんなに高評価されたにもかかわらず、さほど売れてないという状態はいつ以来のことでしょうか? たとえば初のAndroid端末G1は、競争環境は厳しいし、デザインは好き嫌いの分かれるものだったし、それでも半年で100万台売れたんです。マイクロソフトのZune(そう、あのZuneです)でさえ、100万台売れるのに7ヵ月しかかかりませんでした。一方Pebbleが発売されたのは、もう2年前です。

スマートウォッチはまだ黎明期にあります。Apple Watchがまだ出てこないので、スマートウォッチを買う気のある人の多くがそれを待っていて、発売され次第そこら中Apple Watchだらけになる可能性はあります。またPebbleも万能ではなく、僕もほとんど身に着けてません。でもPebbleがメディアから受けた評価や露出量はお金で買えるものではなく、そんなカテゴリ内トップ商品ですら、2年間で100万台売れただけってことです。

ベストなスマートウォッチが100万台しか売れてないってことは、どういうことなんでしょうか? 「スマートウォッチ市場」なるものは、本当に存在しているんでしょうか? わかりません。これでもしApple Watchが、たとえばバッテリーライフ短すぎ問題でコケたら、スマートウォッチ市場全体への期待も一気に崩れてしまいます。スマートウォッチ市場という爆弾は、導火線ぎりぎりまで燃えてもうすぐ点火するってとこなのかもしれませんが、本当は不発弾だったのかもしれません。


Sean Hollister - Gizmodo US[原文
(miho)

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