「時計じかけのオレンジ」、「シャイニング」、「2001年宇宙の旅」など、数々の名作を生み出した、映画界の鬼才、スタンリー・キューブリック監督は、幼少期をアメリカ、ニューヨークで過ごした。
少年時代、キューブリックの興味を引いたもの中にカメラ、チェス、ジャズがあり、特にカメラが彼の経歴の出発点となる。これらの写真はキューブリックが17歳だった頃、ニューヨークの地下鉄内を撮影したものだ。キューブリックのフィルターを通すと、地下鉄内がまるで映画のワンシーンのように見えてくる。
キューブリックはこのとき、アメリカの雑誌「Look」でカメラマンとして働いていたそうだ。2週間に渡り15000枚以上の写真を撮り、そのうちの129枚が採用されたという。Lookのカメラマンの中で最年少だったというキューブリック。だがその着眼点は素晴らしく、第二次戦争直後のアメリカ人の日常をロマンティックに、時に退廃的に写しだしている。
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via:mymodernmet
キューブリックの他の写真は、ニューヨークの市立博物館のサイトから閲覧することができる。
【Museum of the City of New York - Search Result】
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コメント
1. 匿名処理班
うーん……
2. 匿名処理班
今やったら、大人達が「盗撮だ!」とか無粋な事を言いそう
3. 匿名処理班
なんてことだ、すでに完成されているではないか。
4. 匿名処理班
地下鉄で寝るの大昔から日本人だけじゃないんだな
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6. 匿名処理班
写真詳しくなからなんとも言えないなw
時計仕掛け〜は
えっ、ほんとに60年代の作品?すげー!って思ったけど
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9. 匿名処理班
かなりいい。
キューブリック独特の世界観がにじみ出てる。
10. 匿名処理班
どこの映画シーンといわれても不思議じゃない
普通の生活こそが重要かつ映画的なんだろうな
11. 匿名処理班
この時代はまだ平和だったのか
アメリカでも寝てる人結構いるね
12. 匿名処理班
電車?の重たそうな窓とかが
時代を感じていい写真だな
13. 匿名処理班
なんて言うか、上手いこと生活の一場面を切り取ってるって感じがする
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15. 匿名処理班
帽子とかコートとかいいねぇ
ファッションが今の時代より華やかな感じがする
今の時代のシンプルなのも好きだけどね
16. 匿名処理班
昔は地下鉄で爆睡できたんだな
「今はもっと近代文明化されて、そんな下品な人はいません」なのか、
「昔は爆睡してても泥棒されたりせず、心配して声をかけてくれた」なのか
17. 匿名処理班
若い頃から写真取りまくって磨いたセンスがあの映像美に生かされたんだな
18.
19. 空缶
キューブリック映画特有の観察者のような視線は
こういった体験から培われたのだろうか、もしかして。
5番左の抱きあう男女の絵が、まんまEyes Wide Shutっぽい。
静かで秘めやかな、透けて見えてくるものに取り憑かれていたのかもな。
20. 匿名処理班
センスのない俺にはただのモノクロ写真にしか見えない
つか、同時代の素人の撮った写真と並べても大差ないんじゃね?
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23. 匿名処理班
スナップショットに限らず偶然の瞬間を撮るにはセンスより根気と枚数だね
24. 匿名処理班
この中のほとんどの人は亡くなってるんだよな
25. 匿名処理班
アメリカンレトロって言うだけでズルい
普通の写真でも絵になるよ
26. 匿名処理班
阪神電車で撮ったらだれの作品でもアートになるよ。
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