諸星きらり「4000000000cm」
武内P×きらりのSSです。
以下のSSとコンセプトが一緒だったりします。
諸星きらり「32cm」
諸星きらり「16cm」
諸星きらり「24cm」
―346プロ、事務所―
ガチャ
杏「おっはよー」
きらり「きらりん☆ぱわー!」ニョワーン
武内P「き、きらりん……ぱうわ?」
きらり「違うよPちゃん、指はこうだにぃ!」
きらり「それじゃグワシだよー」
武内P「こう……でしょうか」グググ」
きらり「そうそう、それじゃリピートアフターきらりん☆」
きらり「きらりん☆ぱわー」ニョワーン
武内P「きらりん……ぱうわ」グギギ
きらり「もー、Pちゃん、☆が足りないよー」
きらり「あとぱわーの発音よすぎー! すごーい!」
杏「……何やってんの二人とも」
きらり「おはよー杏ちゃん!」
武内P「双葉さん、おはようございます」ペコリ
武内P「諸星さんによるきらりん講座……です」
武内P「私は無愛想で顔つきも強面ですので」
武内P「アイドルの皆さんと打ち解ける為の訓練の一環として」
杏「ああそう……」
杏「……シュールだね」
きらり「んにゅう……Pちゃんはまず笑顔を何とかしないとねー」
武内P「笑顔……」
武内P「……恥ずかしながら、感情全般を表に出すのが苦手でして」
武内P「だからこそ……表情、感情、共に豊かな諸星さんにご教授願おうと考えたのですが」
杏「人選が微妙に間違ってる気がするのは杏だけ?」
きらり「んぅー……あ、そうだ!」ピコリーン
武内P「?」
きらり「こちょこちょこちょー☆」コチョコチョ
武内P「…………」
武内P「……すみません、くすぐりは効かない体質でして」
きらり「うにぃ……」
杏「笑美でも連れて来て漫才でもやろうか?」
武内P「それは真っ先に考えました」
杏「結果は?」
武内P「男性アイドルユニット、ジュピターの『絶対に笑ってはいけない』シリーズを全巻見ましたが、面白いとは思うものの笑えませんでした」
杏「それは……中々だね」
きらり「ハピハピしたらすまいるいっぱい☆になるよ?」
武内P「……なるほど、一理ありますね」
きらり「というわけでぎゅー☆」ギュー
武内P「……」
杏「改めて確認したけど、プロデューサー、きらりよりでっかいんだよね……」
きらり「んぅー☆」ギュギュー
きらり「Pちゃんはおっきくてぎゅーのしがいがあるにぃ☆」
武内P「……あの、諸星さん」
きらり「う?」
武内P「その……諸星さんに抱擁していただけるのは非常に嬉しいのですが」
武内P「私も男ですので……絵面的に不味いのでは、と」
武内P「そんなことばかり考えてしまい気が散ってしまいます」
杏「固いなぁプロデューサー」
きらり「にょわ……」
杏「アイドルが抱きついてるんだからラッキーくらい思いなよ」
武内P「すみません」
杏「いや、謝られても」
杏「大体、笑顔だとか幸せだとかは強制するものじゃないでしょ」
武内P「その通りですが……しかし」
きらり「にょわーっ!」ガー
杏「うわ!?」
きらり「もー! Pちゃんわらうのー!」
きらり「こーやって! ほっぺあげて!」グニニニ
武内P「ほろほしひゃん、いひゃいれふ」グニー
杏「ぷっ、プロデューサーの変顔……」プルプル
杏「あっはははははははは!」ケラケラ
武内P「やはり根本的な問題があるようです」
杏「あー笑った……」
杏「まぁ、いいんじゃないの」
杏「プロデューサーの仏頂面は今に始まった事じゃないし」
武内P「そう言ってもらえると少々気が楽になります」
きらり「むー……」
杏「きらりも諦めなよ」
杏「むしろ常に笑顔のプロデューサーの方が怖いよ」
杏(……笑顔のプロデューサー?)
ポワポワポワーン
武内P『双葉さん……仕事です』
杏『あ、杏は働かないからな!』
武内P『そうですか……』
杏『杏は暴力なんかに屈しないぞ!』
武内P『なら……』スッ
武内P『教育する必要があるなァ』ギシィ
杏『!?』
武内P『双葉さんが自ら働かせてください……と懇願してくるまで……ね』ニヤァァァ
杏「……」ゾクッ
杏「……ダメだ、杏の想像力じゃジュビロスマイルしてるプロデューサーしか思いつかない」
きらり「きらり、絶対Pちゃんを笑わせてハピハピ☆にしたげるからね!」
武内P「ご協力感謝します」
杏「恐ろしいものを想像してしまった……寒気が……」ゴソゴソ
杏「おふぅ……コタツ最高。コタツマイラブ」ヌクヌク
杏「コタツでうたたねこそ冬の……醍醐味……」ウトウト
武内P「双葉さん、お寛ぎのところ申し訳ありませんが、今日は野外ライブのお仕事です」
杏「…………」
武内P「頑張りましょう」
杏「いやだ!」カッ!
武内P「嫌だと申されましても」
杏「杏はコタツから離れないからな!」キシャー
杏「今日からこのコタツが杏の家だ!」
杏「七夕まで起こさないでよ!」モゾモゾ
武内P「…………」
武内P「諸星さん、双葉さんを頼みます」
きらり「はーい☆」
武内P「…………」ガッ
武内P「ん……っと」グイッ
杏「うわあああああ!? 世界は核の光に包まれた!?」
杏「まぶしい! 溶ける! 凍る!」
きらり「ほらほら杏ちゃん、きらりと一緒にライブいくにぃ☆」ムンズ
杏「いーやーだー!」
きらり「れっつごー☆」ズルズル
杏「恵まれない杏に愛の手を!」ジタバタ
武内P「では参りましょう」
蛇足ですが武内Pのキャラにそこまで自信ないので変だったらごめん
杏「さ、さむい……」ブルブル
杏「こんな日に衣装着て野外ライブとか自殺行為だよ」ガタガタ
きらり「んー、でもまだ袖があるだけあったかいよ☆」
杏「なんつーポジティブな……」
杏「……まあ、美優さんのアニマルパークよりはあったかいか」
きらり「それに、運動したらあったかくなるよ?」
杏「うぉう……冬将軍にお肌を辻斬りされる」ピュー
きらり「んもー、しょうがないなー」ヒョイッ
杏「おお肩車……まだくっついてた方があったかいな」ピト
武内P「お疲れ様です」
武内P「お二人とも、温かいココアです」
きらり「ありがにょわー☆」
杏「ありがと……」
杏「プロデューサーより目線が高いって新鮮だな」
きらり「Pちゃんきらりよりもおっきいもんねー」
武内P「恐縮です」
武内P「ですが、人並以上に背が高くてもあまりいいことはありませんよ」
きらり「そーなんだよにぃ……」
杏「そうなの?」
杏「杏は小さいから憧れるけどね」
武内P「まず一番は衣類のサイズです。物理的な問題として必然的に高くつきます」
きらり「おっきいサイズって数が少ないからあんまり選べないしねー」
武内P「足の大きさも背に比例しますから……靴はデザインや値段ではなく、サイズを基準に選ぶことを強制されます」
きらり「かわゆい下着とかほとんどないんだにぃ……」
杏「杏には一生わかりそうにない悩みだな……」
杏「それよりプロデューサー、寒いよー」
武内P「……言われましても、気候を操作することは私には不可能です」
杏「そんなこと望んでないよ」
武内P「では……何か希望があれば、聞きますが」
杏「コタツに入りながらライブ……とか」エヘ
武内P「…………」
武内P「ありですね」
武内P「コタツという日常を取り入れることで親和性が増します」
杏「でしょ!? 杏天才!」
武内P「その件は検討しておきます」
武内P「ですが、今日は頑張ってください」
杏「ですよねー」
ガチャ
武内P「おはようございます」
杏「おはよー」
きらり「おっはよーPちゃん☆」ガバー
武内P「おっと……」ガシ
きらり「おはようのぎゅー☆」ギュー
武内P「…………」
杏「あ、プロデューサーが照れてるー」
きらり「Pちゃんそうなの?」
きらり「いつもとおんなじに見えるけどにぃ?」
杏「プロデューサーなのに、いっけないんだー」ニヒヒ
武内P「……すみません」
杏「いや冗談だよ」
きらり「Pちゃん、きらりにはぐはぐされるのイヤ?」
武内P「……いえ、決してそんなことは」
杏「プロデューサー、きらり相手に曖昧な表現はやめた方がいいよ」
武内P「……そうですね」
武内P「とても嬉しいです」
きらり「やったー☆」ギュー
杏「自分で言っといて何だけど……」
杏「アイドルにハグされて嬉しいですって素直に答える大人もちょっとアレだね……」
杏「今ちょっと思ったんだけどさ」
武内P「何でしょうか」
杏「……プロデューサーって、恋人とか、好きな人っているの?」
きらり「あ、きらりも気になるー☆」
武内P「…………」
武内P「…………」ズゴゴゴゴゴゴ
杏「い、いや無理にとは言わないよ……」
杏「だから殺さないでくださいお願いします」
きらり「Pちゃん顔こわーい」
武内P「……すみません、そういう色恋沙汰のお話は年甲斐もなく恥ずかしくて」
きらり「照れるPちゃんかわうぃー☆」
杏(あれって恥ずかしがってたんだ……)
杏「まぁ、毎日アイドルに囲まれて仕事してる訳だしさ」
杏「ちょっと気になっただけ」
武内P「……そうですね。隠し事はよくありませんし、お話します」
武内P「恋人は、いません。過去にいたこともありません」
武内P「ですが、気になる異性はいます」
杏「えっホント!?」
武内P「はい」
杏「意外だなぁ。仕事一筋みたいなイメージなのに」
杏「やばい、ちょっと楽しくなってきたよ」ニヤ
きらり「だれだれ?」
武内P「…………それは」
杏「仕事関係だとするとアイドルの誰かか……」
きらり「あっ、わかった! ちひろさん!」
武内P「違います」
杏「んー、じゃあ……楓さん……とか?」
武内P「違います」
杏「なんとなく気が合いそうな真奈美さん?」
武内P「違います」
きらり「んもー、いじわるしないで教えてよPちゃーん」
きらり「きらりん、恋のキューピッド☆になっちゃうよ?」
武内P「諸星さんです」
きらり「――――」
杏「へー、諸星さんねぇ」
杏「……えっ?」
きらり「P……ちゃん?」
杏「えっ……えっ?」
武内P「…………」
コメント一覧
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- 2015年02月05日 22:43
- デデーン きらり アウト~
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- 2015年02月05日 22:45
- 一周分か
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- 2015年02月05日 23:01
- デデーン 前川ー タイキックー
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- 2015年02月05日 23:08
- このシリーズは好きだが・・・
う~ん、さすがに無理だ。武内でこれは想像できないぜ
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- 2015年02月05日 23:17
- タイトル回収もよかったし、おまけも面白かった!
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- 2015年02月05日 23:19
- 書き忘れてたが、プロデューサーとしてはいかんな。
アイドルからの告白を断るどころか、自分からアイドルに告白するとは…。
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- 2015年02月05日 23:29
- 武内Pのキャラに違和感。このシリーズ好きだっただけにちと残念
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- 2015年02月05日 23:37
- デデーン 輿水 腹パンチ~
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- 2015年02月05日 23:38
- これはこれでありなのかもしれん…案外武内Pは肝心なとこでブレーキじゃなくてフルスロットルぶちかましそうだな
-
- 2015年02月06日 00:01
- 40億とか完全に人外じゃんとか思ってたらそういうことね
まぁ悪くないかな
相変わらずのかわいいきらりと姉御肌杏ええぞ!ええぞ!
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