1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 19:52:14.72 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「どうして……」

馬鹿「勉強なんてしてなんの意味があるんだよ!」

女教師「大人になって、あの時勉強しておいて良かったな、って思える日がくるのよ」

馬鹿「じゃあ答えてくれよ! 因数分解なんていつ使うんだ!?」

女教師「それは……」

馬鹿「水平リーベ僕の舟だぁ!? こんなもん覚えて、人生で何の役に立つんだよ!」

女教師「>>5




5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 19:54:19.80 ID:NdDNiddb0.net

受験と就職




元スレ
女教師「先生と一緒に勉強頑張ろう……?」 馬鹿「嫌だ!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1423047134/


10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 19:56:22.14 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「受験と就職」

馬鹿「えっ」

女教師「高校で習うことなんて、受験でしか使わないわよ」

馬鹿「そ、そんなことないだろ……?」

女教師「因数分解とか受験以外で使ったことないわ。今までも。そしてこれからも」

馬鹿「そうなのか……」

女教師「だから。先生と一緒に勉強頑張りましょう」

馬鹿「>>13




16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:00:06.95 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「わろた」

女教師「……は?」

馬鹿「なんだかこの世の全てが透けて見えちまったよ! あんたのそのセリフでな!」

女教師「……なんなのよ。いったい」

馬鹿「受験!? 就職!? そんなもんのために必死になって、何になるって言うんだよ!」

女教師「あなたのそう言うところが馬鹿だって言ってるの。
   いいところに就職したら、たくさんお金貰えるじゃない」

馬鹿「じゃあなんであんたは教師になんかなったんだ!」

女教師「それは……」




18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:02:52.56 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「ああ、あんたは頭が良いよ! 他にいくらでも選択肢なんて転がっていたはずだ!
   それらを蹴って、なんで教師になってなったんだよ!」

女教師「……別に答えるギリなんてないわ。あなたには関係のないことだもの」

馬鹿「いいや、大アリだね。あんたは教師になって、この腐った世の中を変えたかったんだろ!?
   勉強していい大学に入って、新卒で就職して……。
   そんな世の中に嫌気がさしてたんだよな!?」

女教師「……」

馬鹿「だから俺みたいな馬鹿も見捨てずに構ってくれてるんだろ!?
   そうなんだよな!? 先生!」

女教師「>>21




21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:06:09.17 ID:MQ3FBKFN0.net

吉野家




23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:08:09.86 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「吉野家」

馬鹿「えっ?」

女教師「おなかすいちゃったわ。吉野家でも行きましょう」

馬鹿「ちょ……、え?」

女教師「何? 松屋の方がいい?」

馬鹿「サイゼの方が……、じゃなくて。俺の話は?」

女教師「なんだったっけ」

馬鹿「ええ……」

女教師「私はね、あなたの話なんかより、吉野家の牛すき鍋膳が食べたいの」

馬鹿「はぁ……」




25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:10:13.49 ID:wnjVWP9eM.net

店員「いらっしゃいませー!」

馬鹿「ホントに吉野家来るんだ……」

女教師「腹が減っては戦はできぬって言うでしょう? 学生にとっての戦って何?」

馬鹿「……受験戦争?」

女教師「そうよ! 馬鹿のくせに賢いわね」

馬鹿「はぁ……」

女教師「ここくらいならおごるわよ。あなたは何頼むの? 私は牛すき鍋膳にするけど」

馬鹿「じゃあ俺は>>28




28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:11:10.99 ID:zz6S4doD.net

先生の残した残飯で




30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:14:25.54 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「じゃあ俺は先生の残した残飯で」

女教師「あら、遠慮しなくてもいいのに。それに私は残さないわよ」

馬鹿「いや、違うんすよ。俺、先生の食い散らかしたのが食いたいんす」

女教師「……何? あなたってそう言う趣味があるの?
    何か薄ら寒いものを感じるんだけど」

馬鹿「人が食事してるところってなんかエロくないすか」

女教師「そんなの思ったことないけど……」

馬鹿「いやエロいんすよ。
  俺先生がメシを咀嚼してるところを堪能してから、その残りをいただきますんで」

女教師「あなたって馬鹿通り越して別の何かよね、既に」




31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:15:03.87 ID:5MnnsXYz0.net

いい流れだ




34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:17:08.03 ID:wnjVWP9eM.net

店員「お待たせしましたー」

女教師「わー、来た来た」パクッ

馬鹿「……」

女教師「……んー! おいしい!」

馬鹿「……」

女教師「……ねぇ」

馬鹿「……何すか。今集中してるんで話しかけないでください」

女教師「いや……。そんなにじっと見られたら食べずらいんだけど」

馬鹿「俺の事はお気になさらずに」

女教師「そうは言っても気になるの」




37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:19:57.30 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「いいじゃないすか」

女教師「ダメよ。百歩譲って残飯食べるのは許可するけど」

馬鹿「……分かりましたよ。じゃあなるべく汚く食い散らかしてくださいね」

女教師「人の目もあるからそれは嫌」

馬鹿「でも先生が食べてるところ見れないと、俺することないじゃん」

女教師「スマフォでもいじってたらどう?」

馬鹿「俺ケータイとか扱えないんで持ってないっすよ」

女教師「……そこまで馬鹿なの。じゃあ>>41でもしてなさい」




41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:21:33.75 ID:zz6S4doD.net

私の食べてる姿を見て無様に自分を慰めなさい

その後精液が食べ物に入る




43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:24:24.60 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「えっ……。でも他の客もいるし……」

女教師「あなたは食事風景にエロスを感じるわけでしょう?」

馬鹿「は、はぁ……」

女教師「ならあなたからしてみたら、他の客だって公開オナニーしてるようなものじゃないの」

馬鹿「まぁ……。言葉を変えればそうなるね」

女教師「だったら、私の食べてる姿を見て無様に自分を慰めなさい」

馬鹿「わ、分かりました」ボロン

女教師「……大きいわね」




44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:27:10.65 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「なるべく人目につかないようにやるよ……」シコシコ

女教師「ちょっと無理があるんじゃない? カウンターの下におさまってないわよ」

馬鹿「あ……、もうイキそう……」シコシコ

女教師「えっ!? 早くない!?」

馬鹿「先生、早くメシを咀嚼してください……。なるべく汚く……」シコシコ

女教師「こ、こんな感じでいいかしら」ムシャムシャ

馬鹿「うっ……! やべぇ……っ!」ドビュルルルッ

女教師「きゃあ!? ちょっと! どんだけ出すのよ!」




45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:29:24.34 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「もう! 私の牛すき鍋膳に入っちゃったじゃないの!」

馬鹿「ごめん先生……。中に出すつもりは無かったんだけど……」

女教師「誤解を招く様な言い方はやめて! ……もう食べられないじゃないの、これ」

馬鹿「じゃ、じゃあ! 俺がいただきます!」

女教師「ええ……。あなたの精液が入ってるのよ……。
   と言うより、精液の方が多いくらいじゃないの」

馬鹿「大丈夫っす! 慣れてるんで!」ムシャムシャパックー

女教師「……さすがに引くわ」




46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:32:16.89 ID:wnjVWP9eM.net

店員「ありがとうございましたー!」

馬鹿「ふいー! 食った食った! ごちそうさん!」ウイーン

女教師「はぁ……。よくあんなものが食べられるわね」

馬鹿「うまかったっすよ! 先生の食べ残した残飯は!」

女教師「そっちじゃないわよ」

馬鹿「さーて。腹もいっぱいになったし、帰って寝るかな」

女教師「ダメよ」

馬鹿「えっ」

女教師「なんのために食事を取ったと思ってるの? 勉強のためでしょう?
    そういうことだから。ついていらっしゃい」

女教師の先導で、二人は>>49へと向かった。




47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:33:21.74 ID:snkWjw8e0.net

イスラム国




48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:33:52.59 ID:zz6S4doD.net

イスラム




49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:34:08.02 ID:m+Rxwxud0.net

ピンクのネオン街




50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:34:09.57 ID:zz6S4doDa.net

イスラム




51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:36:12.92 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「な、なんすかここ」ドキドキ

女教師「あら。こういうところは初めて?」

馬鹿「は、初めてというか……。高校生がこんなところ来ていいのかな……」

女教師「それも担任の先生とねぇ」

馬鹿「……っ!」ドキッ

女教師「じゃあ行くわよ」




52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:38:04.01 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「ちょ、ちょっと待ってください!」

女教師「……何かしら」

馬鹿「こんなところで……、何をするつもりなんですか」

女教師「ふふっ。随分せっかちなのね。そんなに気になる?」

馬鹿「気になります!」

女教師「じゃあ特別に、教えてア・ゲ・ル」スッ

馬鹿「……っ」ゴクリ

女教師「>>55するのよ」




55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:39:54.16 ID:NdDNiddb0.net

殺し合い




60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:44:40.98 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「は……? 今、なんて」

女教師「聞こえなかった?」

馬鹿「がふ……っ!?」

女教師が一瞬身をひるがえしたかと思うと、
彼女の履いたハイヒールの踵が、馬鹿の腹部に突き刺さっていた。

女教師「殺し合い……、をするの」

地面に膝をついた馬鹿がやっとの思いで顔を上げると、
満面の笑みを浮かべた女教師の顔が、ピンク色のネオンを背負って揺らめいていた。




61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:47:46.21 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「ま、待ってくれよ先生! ふぐ……ぅっ!」

女教師「あっはははははは! 待たない……、わよぉ!!!」

未だ状況が飲み込めない馬鹿は、ひたすらに防戦一方を強いられていた。
狂気の笑みを浮かべた女教師が、ゴミでも見るかのような目で攻撃を繰り出してくる。

女教師「だっからアンタは馬鹿だってんだよォ!
    こんな状況でためらってんだからさあああ!!!!!」

馬鹿「くそお……っ!!!」




62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:48:23.40 ID:aiuw5e650.net

女教師容赦ないな




64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:51:06.13 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「おらよ!」

馬鹿「……っ!!!」

全体重を乗せた女教師の回し蹴りを、馬鹿がなんとか両腕で防ぐ。
そのままアスファルトの上を滑って行き、壁に思い切り叩きつけられた。

馬鹿「がふう……っ」

女教師の言う通りだ。
馬鹿は思う。

馬鹿「このまま……、死ぬわけにはいかねぇ……」

このままでは殺されることは明白だった。
馬鹿は決意する。

馬鹿「うああああああああああっ!!!!!!」

女教師「!?」

殺されるくらいなら、殺してやる。
馬鹿は女教師に向けて、>>67を放った。




67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:51:55.21 ID:NdDNiddb0.net

精液




72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:55:00.43 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「ぐっ……!? これは……」

頭から大量の精液を浴びた女教師は、たまらず数歩後ずさった。

女教師「てめェ……。誰に何したか分かってんのかァ……」

凄みながら、必死に手で精液を拭おうとするが、なかなかうまくいかないようだ。

馬鹿「はっ。俺の精液はボンドよりも粘性が強いんだ。そう簡単に剥がれると思うなよ」

女教師「糞がァ……ッ!」




74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 20:58:11.84 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「しかも精液ってのは、目に入ると失明の恐れもある」

女教師「……!」

馬鹿「それでも向かってくるかい。あんたが光を失ったら、俺が介護してやるよ」

女教師「……」

全てを諦めたのか、女教師はだらりと両腕を下げた。

女教師「もう……。戦えないわね……。
   あなたの精液のせいで、身体がうまく動かないもの」

馬鹿「ああ。俺の精液は、固まるとアフリカゾウでも持ち上げられるほど強くなるのさ」




77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:00:15.30 ID:VH7w6rUn.net

そんなのが身体にあって大丈夫なのだろうかとか

さっきお前食べたやんとか
ちんこもこびりついてやばそうだな

とか絶対俺は言わない




78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:01:40.31 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「もういいわ。殺しなさい」

観念したように、女教師はその場に力なくへたり込んだ。
馬鹿は静かに、それを見守っていた。

馬鹿「……なんでだ?」

女教師「えっ……?」

反射的に女教師は顔を上げたが、固まり始めた精液のせいで、瞼を開けることは叶わなかった。

馬鹿「どうして……、俺と殺し合いをしようとしたんだ」

女教師「それは……」

馬鹿「どうしてだ! 答えろ!」

女教師は再び俯き、何かを考えていた様子だったが、しばらくして顔を上げた。

女教師「ごめんなさい……。>>82のためだったの……」




82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:03:08.65 ID:NdDNiddb0.net

妊娠




85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:06:27.82 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「妊娠……、だって……?」

先程の勢いは鳴りを潜め、女教師は小動物のようにただただ震えていた。
馬鹿の目には、まだあどけない少女のようにも映る。

女教師「そうよ……。私の不妊治療に……、あなたの金玉が必要なの……」

馬鹿「なんだって……!?」

女教師は力なく頷く。

女教師「ええ……。伝説のボンド精液。
    それを作り出す金玉が、私が妊娠するために不可欠なのよ……」




88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:09:35.20 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「だったら……。だったら!」

未だ地面に座り込んだままの女教師の肩を、
馬鹿が両腕でしっかりと掴み揺さぶる。

馬鹿「最初から話してくれたらよかっただろう!?
   それなら……、殺し合いなんてせず、俺の金玉を分けてあげることもできたんだ!」

女教師「ダメよ……。あなたに玉無しで生きていけだなんて、
    そんな残酷な仕打ち、私にはできないわ……」

馬鹿「馬鹿野郎!」

女教師の頬を、馬鹿が思い切り平手で張った。
乾いた音が、ピンクのネオン街に響く。




89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:11:22.59 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「二つあるんだよ!」

女教師「えっ……」

ゆっくりと、スローモーションのような動きで、女教師が顔を上げる。

馬鹿「金玉は……、二つあるんだ! それは何のためか分かるか!?」

女教師「……っ!」

精液によって固く閉じられた女教師の瞼から、大粒の涙が溢れた。

馬鹿「あんたのような人間を……、救うためにあるんだよ!」




92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:16:02.16 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「ごめんなさいね。私のために」

馬鹿「いいってことよ。飯もおごってもらったしな」

医者「そろそろ手術が始まりますので。付き添いの方は待合室でお待ちください」

女教師「あ、すいません。……じゃあ、頑張ってね」

馬鹿「ああ! ちょっくら片玉取ってくるよ!」

愛情と言うものは、内に向く分と外に向ける分、どちらが多いのだろうか。
自分の命と他人の命をはかりにかけて、自分の方に傾かない人間がどれほどいるだろう。

他人を愛すること同様、自分を愛することも、とても美しいものだと思う。
そんな葛藤のはざまで、ここに一人、片玉の男が誕生した。




99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:20:19.04 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「ようやく今日退院できるのか! 長かったなぁ!」

女教師「ふふっ。……ごめんなさいね。私のせいで、迷惑ばかりかけて」

馬鹿「そんなことないさ! 先生に会えて、俺幸せだよ!」

女教師「先生だなんて……。もうそんな他人行儀な呼び方はやめて」

馬鹿「……ああ、悪かった! ……良くやったな。お前」

女教師「ええ……。あなた」

赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」

馬鹿「わっ……! 起こしちまったか! ごめんなちゃいねぇ! パパでちゅよぉ!」

女教師「ふふっ。あなたったら……」

終わり




100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:20:44.61 ID:NdDNiddb0.net






101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:21:03.19 ID:Sj0nz5pe0.net

やりなおしはよ




103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:22:23.69 ID:5MnnsXYz0.net



まだやる気あるならルート分岐を見たい




104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:25:31.14 ID:wnjVWP9eM.net

読んでくれた方、レスくれた方、ありがとうございました。




105: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:26:17.95 ID:jv6YR6el0.net

>>1




107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:29:28.96 ID:wnjVWP9eM.net

ルート分岐ってどっから?
やる気はあるけど一応終わらしちゃったからね。15分だけ多数決取るわ
終わらせるorどこからか分岐させるか>>106-116あたり
レス付かなかったらこれで終わり




109: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:44:51.76 ID:b8LXRe/p.net

>>52




110: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:46:44.73 ID:wnjVWP9eM.net

>>52でいいかな? じゃあそこから分岐させます




112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:47:16.26 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「ちょ、ちょっと待ってください!」

女教師「……何かしら」

馬鹿「こんなところで……、何をするつもりなんですか」

女教師「ふふっ。随分せっかちなのね。そんなに気になる?」

馬鹿「気になります!」

女教師「じゃあ特別に、教えてア・ゲ・ル」スッ

馬鹿「……っ」ゴクリ

女教師「>>114するのよ」




114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:49:21.90 ID:/gO/72LF0.net

イラマチオ




115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:51:48.00 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「イラマチオ……? 四ツ谷にある教会っすか……?」

女教師「それはイグナチオよ。私が言ってるのはイラマチオ」

馬鹿「……すいません。英語は苦手で」

女教師「イラマチオって言うのはね、女の頭を持って、無理やり喉の奥に陰茎を突っ込むことよ」

馬鹿「ええっ! そんなことしちゃダメでっすよ! かわいそうじゃん!」

女教師「なんで変なところで人がいいのかしらね。あなたは。
    それができないなら退学よ」

馬鹿「そんな……」




117: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:53:36.85 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「あそこにいる女なんていいんじゃないの? 見るからに頭軽そうだし」

馬鹿「ええー……。見ず知らずの人にやるのはなぁ……」

女教師「へえ。じゃあ誰ならいいの?」

馬鹿「……」

女教師「何? 私にイラマチオしたいってこと?」

馬鹿「>>119




119: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 21:56:15.83 ID:mY7RplZx.net

うえ




123: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:00:14.30 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「はぁ? 今なんて」

言ったのよ。
女教師がそう言い終える前に、馬鹿は行動を開始していた。
強く地面を蹴り、固く握り込んだ拳を女教師の腹部にめり込ませる。

馬鹿「聞こえませんでした? 先生」

何か恐ろしいものでも見たかのように大きく目を見開いた女教師が、
馬鹿の両肩を抱きしめるようにしながら、ゆっくりとした動作で膝を折った。

馬鹿「殺し合いを始めましょう……って、言ったんすよ」




124: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:03:40.88 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「げほっ! ごほぉっ!」

地面にうずくまった女教師が、おなかを片手で抱え激しく咳き込んでいる。
氷のように冷たい目で、馬鹿がそれを見下ろしていた。

馬鹿「人に物事を強制するってことは、つまりそういうことなんだよ」

女教師「うう……っ! お願いだからやめてぇ……っ!」

全く表情を変えないまま、馬鹿が靴の裏で何度も何度も女教師を強く踏みつける。

馬鹿「あんたはそれほど偉いのかなぁ。俺よりも強いのかなぁ? ねえ?」




125: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:04:16.29 ID:x0Z30Gi00.net

どうしてこうなった




126: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:07:14.16 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「なんか言えよ! なぁ!!!」

馬鹿はサッカーのフリーキックのように助走をつけて、
未だうずくまったままでいる女教師の頭部を思い切り蹴りつけた。

女教師「あうう……っ!」

その衝撃を受けた勢いのまま、大きく身体を仰け反らせた女教師は、
半ば立ち上がったような姿勢を数秒取って、後ろ向きにゆっくりと倒れた。

馬鹿「なぁ……。答えてくれよ……。先生よぉ……」

仰向けに倒れ、額から血を流す女教師に向けて、
馬鹿はひどく退屈そうな表情で、ゆっくりと歩みを進めていった。




127: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:10:46.42 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「学校でも! 塾でも! こんなことは! 教えてもらえなかったかァ!?」

女教師の腹部に向けて、馬鹿は容赦なく足を叩き下ろした。
そのたびに女教師の身体はくの字に折れ、口と鼻から鮮血が吹き出す。

馬鹿「まァだ死ぬんじゃねェぞぉ……。おぃぃ……」

血のりで固まった女教師の髪を思い切り引っ張り、無理やりにその体を起こした。
女教師は固く目を閉じ、荒い呼吸を繰り返している。

馬鹿「はっ! まだ元気みてぇだなぁ……? お前には死ぬ前にたっぷりと>>130してやるからよ。
   己の無力さを、その身にしっかりと刻み込みな」




130: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:11:50.60 ID:5MnnsXYz0.net

介抱




131: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:15:53.19 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「先生、大丈夫っすか? 痛くない?」

女教師の傷口を消毒しながら、馬鹿が恐る恐る聞く。
苦痛にややその顔をしかめながら、女教師は無理矢理笑みを作った。

女教師「子供じゃないんだから、別に平気よ」

それを聞いて、馬鹿はほっと胸を撫で下ろす。

馬鹿「それなら良かったよ。次はこれを巻いてと……」

痛ましく女教師の肌に残された赤い傷跡に真っ白のガーゼを当て、
馬鹿が器用に包帯を巻きつけていった。




133: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:18:23.77 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「よし! これでバッチリっす!」

全ての処置を終えると、馬鹿は薄らと笑みを浮かべた。
自身の身体を不思議そうにしげしげと眺めながら、女教師は口を開く。

女教師「随分手慣れてるのね?」

馬鹿「ああ、俺の家、医者の家系なんすよ」

女教師「ええ!? それなのにあなたそんなに馬鹿なの!?」

馬鹿「あんまりひどいこと言うのやめて」




134: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:21:22.32 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「へぇ……。すごいのね……」

およそ10分後。女教師の傷は全て完治していた。
その言葉を聞いて、馬鹿が照れたように笑う。

馬鹿「ええ。それが見せたくて。俺が治療するとどんな大怪我でもすぐ治るんす」

女教師「まるで魔法みたい……。医者になったらいくらでも稼げるでしょう?」

馬鹿「いや、ダメっすよ。医学部に入る頭が無いんで」

女教師「大丈夫よ。医学部なんて>>137したらすぐ入れるんだから」




137: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:24:31.35 ID:N+uG9edfp.net

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138: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:24:51.66 ID:5MnnsXYz0.net

>>137
しね




139: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:27:32.40 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「……なんすかこれ」

女教師「テトリスよ。見て分からない? あなたそんなに馬鹿なの?」

馬鹿「それは分かりますけど……。てかあんただんだん口悪くなってきたよね」

女教師「あれって積み上げて積み上げて、長い棒を落として4列消すでしょう?」

馬鹿「あー。うまい人はそれやりますよね。俺はいつも列消す前に積み上がっちゃうんで」

女教師「そんな頭でよく今まで生きてこれたわね……。まぁいいわ。
    で、たくさん積み上げて、ようやく長い棒が来たってときに、これよ」バンッ

馬鹿「はぁ」

女教師「この怒りがあなたに分かる!? しかもネクストに変なのが鎮座してるのよ!」

馬鹿「何をそんなに怒ってるんすか……」




140: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:29:35.92 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「あー! もう! 思い出したらむしゃくしゃしてきたわ!」

馬鹿「あの……」

女教師「何よっ!」クワッ

馬鹿「いや……、俺の医学部の話は」

女教師「そんなものはもうどうでもいいの! 今はテトリスの話をしてるんでしょう!?」

馬鹿「そうでしたっけ……」

女教師「そうよ! なんでテトリスなんてものがこの世にあるのかしら!
    あれのせいでコントローラー13個とテレビ2台と窓ガラス4枚が犠牲になったの!」

馬鹿「先生もうゲームやめた方がいいっすよ……」




141: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:32:39.31 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「ところでここはどこよ!?」

馬鹿「ああ、俺の家っすよ。先生を治療するために連れてきたんす」

女教師「担任の女教師部屋に連れ込んで何するつもりなのかしら! この変態!」

馬鹿「だから治療のためですって」

女教師「ほとばしる若い性欲のはけ口にしようったって、そうはいかないんですからね!」

馬鹿「ですから」

女教師「レイプ魔がいるかもしれないのに、こんなところにいられるものですか!
    私は>>144に戻りますからね!」

馬鹿「それ死亡フラグですよ、先生」




144: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:36:43.91 ID:5npCDnkj0.net

ウンコの中




145: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:41:11.62 ID:wnjVWP9eM.net

女教師「じゃあね! さようなら!」

馬鹿「待ってくれよ先生! ウンコの中なんて……、入ったら死んじまうよ!
   メタンガスまみれで、呼吸ができなくなっちまうんだ!」

女教師「いいのよ! 私はもう死にたいの! 生きてたってひとつもいいことないじゃない!
    テトリスの長い棒が、私の時だけ来ないのよッ!」

馬鹿「生きてればいいことあるさ! 死んじまったら、もうそこで終わりだぞ!」

女教師「うるさいわね! 今まで何もなかったのに、今後の人生で奇跡が起こるのを待てって言うの!?
    馬鹿げてるわ! 偽善も大概にして!」

力の限りにそう叫ぶと、女教師はひどく儚げな表情を浮かべ、
ウンコの海へとその身を投げた。

馬鹿「先生ーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!」




148: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:46:34.72 ID:wnjVWP9eM.net

どぷん。

とても柔らかい、ほの温かい泥のような液体がその身を包む。

――――ああ。これが、母なる海なのね。

女教師は死の間際、そんなことを考えていた。
自身の生に何の意味を見出すこともなく、短いその一生を終える。

その瞬間はひどく短く、けれど、女教師にとっては永遠のようにも感じられて、
ゆらゆらと波間を漂うクラゲのように、命の灯火をゆっくりと散らしながら、
それでも後悔の念も、解放の喜びに心を奪われることもなく、
風が吹けば頼りなく霧散する線香の煙がごとく、女教師はその時の狭間を揺らめくのだった。




151: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:51:18.42 ID:wnjVWP9eM.net

馬鹿「ちくしょう……ッ! なんで先生が……!」

墓前に花を添えた馬鹿は、涙を浮かべながら悔しげに地面を蹴る。
舞った土埃は、春風に吹かれて中空高く立ち上った。

馬鹿「ありがとう先生……。あんたの教え、俺は忘れないよ」

――――全てを忘れた時に、それでも身体に残った習性そのものが、学問である。

こう言っていたのは、誰だったかな。

馬鹿「俺、馬鹿だから、覚えてねぇや」

涙がこぼれるのを必死に堪え、馬鹿は空を見上げる。
爽やかな青空を、小鳥が数羽、さえずりながら飛び去って行った。

終わり




154: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:55:00.79 ID:wnjVWP9eM.net

読んでくれた方、レスくれた方、ありがとうございました。
GOODもBADも書けたので、個人的には大満足です。




155: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:56:18.15 ID:5MnnsXYz0.net

>>154

またスレ立てろよな




156: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/04(水) 22:56:14.06 ID:EGOF4kLi0.net

いい話だった





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