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キヤノンの新ミラーレス EOS M3 インプレ。露出補正ダイヤルで高級機に近い操作感 - Engadget Japanese


キヤノン発表会より。新しいミラーレスカメラ EOS M3 の実機インプレをお届けします。

EOSM2は2013年12月に発売した EOS M2 の後継機。オートフォーカスが M2比 3.2倍に向上したほか、チルト式バリアングル液晶やポップアップ式のストロボを内蔵する点が特徴です。

キヤノン EOS M3

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44 枚




EOS Mシリーズはコンパクトサイズが特徴のミラーレスカメラ。手前にあるiPhone 6とサイズ感を比較したのが上記写真です。

主な仕様は、APS-Cサイズ 2420万画素 CMOSセンサーと映像エンジン DIGIC 6を搭載。常用ISO感度は100~12800(拡張25600)など。

詳細な仕様はEOS M3発表記事もご覧ください。




EOS M3でまず注目したいのは、上面に露出補正ダイヤルとモードダイヤルが追加された点。

前機種となるEOS M2では露出をタッチパネルで操作する必要がありました。M3はダイヤル式を採用したことで、手の小さい人でもシャッターに指を置いた状態で迅速に設定を変更できるように。またダイヤルを取り入れたことで操作体系がより高級機に近づいた印象を受けます。



またグリップを設けたこともM2からの改良点。手に持ったさいのホールド感が向上しています。





バリアングル液晶を備える点も特徴の一つ。下方向に約45°、上方向に約180°稼働する104万画素のチルト式液晶モニターを搭載。ローアングルやハイアングル撮影に便利です。



液晶を上方向に180°回転させれば自撮りにも便利です。EOS M3は1920 x 1080 30pのMP4動画撮影にも対応しており、もちろん自撮りしながらの動画撮影も可能。動画投稿サイトに自身の顔入りの動画を投稿する、YouTubeならばいわゆる「YouTuber」的な人にも向いているカメラだと感じます。

試用した範囲ではチルトの動作に引っかかりはなく、動かしたいときにすぐ動かせました。





外付けで電子ビューファインダー(EVF)を利用できます。EVFを使えば露出やホワイトバランスなどECFで覗いたとおりの写真が撮影できるほか、シャッタースピードなどの情報をファインダーの画面上に表示できます。なおEVFは別売り。

またEVFはしっかり被写体を狙って撮影したい場合に便利です。ただバリアングル液晶を180°回転させる場合にはEVFを一旦取り外す必要があるほか、外付けなのでEVF自体を紛失するリスクもあります。サイズダウンとのトレードオフではありますが、内蔵式にして欲しかったとの思いもあります。



ストロボは側面のボタンを押すこと飛び出るポップアップ式。例えば人物撮影時にストロボを使わないとどうしても顔が暗く映りがち。ストロボを内蔵しないミラーレスカメラは多い中、EOS M3ではストロボを内蔵し様々な撮影シーンに対応できるよう配慮されています。



EOS Mシリーズは専用の交換レンズ EF-M レンズに加え、マウントアダプター EF-EOS M を組み合わせることにより、マクロ、広角、望遠、超望遠が揃うEFレンズも利用可能。写真撮影の幅が広がります。


一昨年12月に発売した EOS M2 では露出をタッチパネルで操作するなど、レンズ交換式カメラでありながら操作系が気になりましたが、本機種ではダイヤル式の露出補正ボタンを備え迅速に設定を変更できるなど、使い勝手が強化されています。また、水平方向のAF用画素数を増やしたことによりAF速度がM2比で3.2倍(公称値)に向上した点も見逃せません。



発売時期は3月下旬。店頭価格はボディ単体が5万6800円、EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STMの標準ズームキットが7万1,800円、標準ズームに望遠ズームのEF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMを加えたダブルズームキットが9万6,800円、標準ズームとパンケーキレンズのEF-M22mm F2 STMを加えたダブルレンズキットが8万5800円。本体カラーはブラックとホワイトの2色です。2万5000限定のEVF同梱キットも用意されます。
キヤノンの新ミラーレス EOS M3 インプレ。露出補正ダイヤルで高級機に近い操作感

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