学習院大学山岳部の主将と女子学生が山で遭難し、死亡が確認されました。
画像:【阿弥陀岳】
https://twitter.com/Snow_mark_/status/554620838796730369
今月7日、同大学山岳部員ら5人で長野県八ケ岳連峰・阿弥陀岳を登り、8日夜に下山予定でしたが、
道に迷ってしまったため、ビバーク(緊急的に野営すること)し、一夜を過ごしました。
9日、下山途中で1年生の土山莉里香(19才)さんが動けなくなったことから、山岳部主将で4年生の
吉田周平(22才)さんが土山さんに付き添い、3人はキャンプ場に辿り着いた後、救助要請を出していた
ものの、吉田さんと土山さん2人の携帯電話と連絡が取れなくなり、行方不明に。
10日朝から捜索が始まりましたが、現場付近は吹雪などで荒れ、視界が悪く、難航。
11日午後3時ごろ、阿弥陀岳南側の斜面において、ロープに繋がった状態で2人の遺体が発見されました。
画像:【遭難現場】
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150211-00000186-fnn-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150211-00000036-jnn-soci
遭難した際に電波で位置を知らせる「ビーコン」と呼ばれる機器も発見され、捜索の手がかりになったと
のこと。
ヘリコプターで収容される前、遺体には1メートルほどの雪が積もっており、現場付近では雪崩(なだれ)
が起きた可能性もあるとみられています。
悲しい事件ですが、最期まで主将が寄り添っていたのがせめてもの救いでしょうか・・・