絵里「希、私お茶入れてくるわね」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 17:05:14.36
希「おおきに、部屋で待っとくね」
________________
絵里「えーっと、お茶の葉お茶の葉…あ、あった」
絵里(…ちょっとおしっこしたくなってきちゃったわ)
絵里「…」
絵里(もしこのカップにおしっこしても、希は飲んじゃうのかしら…)
絵里「…」
絵里(ちょっとカップを跨いでみるだけ…跨いでみるだけならいいわよね)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 17:13:39.86
絵里「希、おまたせ」
希「あ、ありがとー」
絵里(あぁ…どうしておしっこ入れちゃったの私…何してんのよ私…)
希「…ん?どうしたんえりち?」
絵里「え、いやぁ何でも無いわよ?」
絵里(お茶も混ざってるんだから少しぐらいバレないわよ、大丈夫よ…)
希「えりち、例えばの話やねんけど」
絵里「…?」
希「お茶におしっこ入れて渡されたら、どう思う?」
絵里「…!!!!!?????」
絵里(バレた…バレた…一瞬でバレた…どうして…どうしよう…どうすんのよ…)ドックン…ドックン…
ていう感じの方向性でお願いします
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 18:17:52.19
絵里「…ど、どう思うって……どういう事かしら?」
希「え?いや、昨日テレビでそんな企画やってたんよ」
希「まぁ、実際おしっこじゃなくて栄養剤やったけどね」
絵里「あ…、ああ、そ、そうなの」
絵里(ふぅ)「実際、私がやられたらショックでしょうねぇ」
希「……嘘やね」
絵里「え?」
希「エリチ、こんなんでウチを騙せると思ったん?」
絵里「な、何の事かしら」ガタガタ
希「ウチとエリチの紅茶の色、少し違うやろ」
希「これは尿が弱酸性やからや」
希「ほんの少しウチの紅茶の方が薄い色やし臭いで分かるで」
希「微かな違いやから分からんと思ってたみたいやけどウチは騙しきれんかったね」
絵里「あ……あぁ…………ああ」
希 ゴゴゴゴゴ
絵里「ご、ごめんなさい希っ!」
絵里「ほんの出来心なの!」ドゲザー
みたいな?
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 19:22:01.85
希「何でこんなことしたん? ちゃんと理由教えて欲しいなぁ」
絵里「それは...出来心というか... 好奇心というか...」
希「好奇心? 前から興味あったって事なん?」
絵里「いや! 違うのよ希! 別にそういう意味でで言ったんじゃなくて...」
希「ふぅん... エリチはウチにおしっこを飲ませたくて仕方なかったんやな」
絵里「...」
希「まぁ理由はどうでもええけど。とりあえず悪い子にはおしおきが必要やんな? エ・リ・チ?」
絵里「え ちょっ...希あなた何を考えて...!?」
みたいな?
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 19:43:01.76
希「飲ませるってことは飲む覚悟があるっちゅうことやんな?」
絵里「え、なわけないでしょ」
希「ウチ今物凄いおしっこ溜まってんねん。今にもはち切れそうや」
絵里「う、嘘よね?」
希「あぁ、エリチもう我慢できひん。出すで」
絵里「ちょ、待って希!!」
みたいな?
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 19:49:37.67
希「ノアの箱舟やスピリチュアルやろぉ?」
絵里「ごぼっごぶっ」
希「しょっぱい黄色ジュース美味しい?」
絵里「うん、すっごく美味しい。世間に広めたらいいんじゃない?ベランダで公開プレイよ(棒)」
希「ちょっ?!エリチ!」
絵里「ちょ、待って希!!」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 21:36:56.76
真姫「あなたたちいったい何をもみ合ってるの?」
絵里「ま、真姫……。あの、これは……」
希「エリちが私にはいs……モガ」
絵里「ホホホホ……。な、なんでもないのなんでも!!」
真姫「そう? それにしては二人とも汗がすごいし顔も紅潮してるわよ」
絵里「あ、暑いなー。ここはすっごく暑いわー」
真姫「確かに暑いけど……」
花陽(あわわわわわわ……。た、大変なものを見てしまいました……)
花陽(凛ちゃんの体操服をあさってたら二人が入ってきて、ロッカーに隠れてたら……)
花陽(あんなことをするなんて……はわわわわ……)
よく考えたけど希の部屋でやってたっぽい?
部室だと思ってたわ
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 22:04:20.37
真姫「あ、お茶飲んでたの? 私も一杯いただけないかしら」
絵里「え!? あ、そ、その……これは……」
希「はーい真姫ちゃんドウゾー」トクトクトク
絵里「ノゾミィィーーー!?」
真姫「と、突然どうしたの…?」
絵里「そ、それは飲まないほうがいいんじゃあないかしら…」
真姫「どうして? 普通の紅茶でしょ?」
絵里「しょ、賞味期限。そう! 賞味期限切れてたの! だから飲まないほうがいいとおもうなー」
真姫「この前切らしてたから、凛と一緒に買ったばっかりよ。それに二人は同じもの飲んでるじゃない」
絵里(飲みかけのカップがぁぁぁーーーっ!)
花陽(……)ドキドキ
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 22:17:37.70
絵里(考えろ。考えるのよ絵里。あなたはかしこいかわいいエリーチカなの!)
絵里(この状況を切り抜ける妙案をひねり出すことなど造作も無いはずよ!)
エリーチカ(そもそもかしこいかわいいエリーチカはあんなことしないもん)
絵里(エリーチカが反逆したァァァァァッ!)
絵里(もうこうなったら勢いでなんとかするしか……!)
希(勢いだけでこんな馬鹿なことしたの忘れてるんかな……)
絵里(直接脳内に……!?)
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 22:25:45.25
絵里(そもそも希が真姫にあの紅茶を注ぐから!)
希(うちのせいにされても。うち、被害者やよ?)
絵里(たった今加害者に周ったじゃない!)
希(道連れが欲しかったんや)
絵里(よけいタチが悪いわよ!)
真姫「二人してなに百面相してるの……?」
絵里(今だ!)
絵里「あー、にこちゃんが裸で走り回ってるー(棒)」
真姫「!?」ガバ!
絵里「てがすべったー!」バシ!
真姫「あっ」
――パリン!
花陽(なんでこっちまでトンデクルノォ!?)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 22:38:05.55
ロッカー「ガタン!」
絵里「ん? いま凛のロッカーからなにか音が…」
希「うちも聞こえたで。なかに誰か入ってる?」
真姫「うそ! まさか、泥棒……?」
絵里「覗きの変態かも……」
絵里(あれ? もしかしてまずくない? 一部始終見られてる?)
絵里(まずい。非常にまずい。く、口封じしなきゃ……)
花陽(だ、ダレカタスケテーー!)
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 22:46:09.17
ガチャ
凛「はぁ~疲れたニャ~。海未ちゃんスパルタだよぉ~」
穂乃果「なんで私達だけ特別メニューなのぉ~……」
海未「体調管理の出来ない二人のためです。それが嫌なら日常生活をまずしゃんとしてください」
凛「鬼」
穂乃果「悪魔」
海未「なんと呼んでも結構」
穂乃果「ラブアローシュート」ボソ…
海未「!? な、なぜ……」
穂乃果「この前借りたノートより」
海未「………///」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/03(日) 22:52:36.61
凛「あ、みんな凛のロッカーの前で何してるの?」
真姫「凛。実は……」
穂乃果「あー、私喉乾いちゃったな―」
海未「ほ、穂乃果。あ! こ、この紅茶をドウゾ……」
穂乃果「うむ! くるしゅうないぞ!」
――グビ……
絵里(一難去って……)
希(また一難。やね)
絵里(まだ正体はバレてないけど、もう学校にはいられない……。さよならみんな……)
穂乃果「ウマ! 海未ちゃんこの紅茶すっごく美味しいよ! 海未ちゃんも飲んでみて!」
のぞえり「え?」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:16:32.31
さっきSS書き終わったばかりなんだが…
海未「は、はぁ…では………おや。意外といけますね」グビッ
絵里(ちょちょちょ!!??ヤバいでしょこれどうすんの??え?え???)
希(あちゃー…どんどん被害者が増えてくなぁ…)
凛「どれどれ!?凛にも凛にも!!」ピョンピョン
海未「焦らなくてもまだありますよ」
凛「ふむふむ……なかなかイケるにゃ!普段家で飲んでるのとはちょっと違う感じもするけど美味しいにゃー!」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:23:25.11
穂乃果「え!?凛ちゃんって普段紅茶とか飲んだりするの??」
凛「うちはお母さんが紅茶好きだから家ではずっと紅茶にゃー」
海未「それはいいですね。なんだか女の子らしい面が出てきたじゃないですか」
凛「おちょくってるのかにゃー?」
希「えりち」ボソッ
絵里「な、何よ希」ボソッ
希「何よじゃないやん、どうするつもりなん?」ボソッ
絵里「どうしようも……何から突っ込めばいいのか…」ボソッ
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:26:59.73
希「とりあえずあの紅茶をこれ以上飲ませないようにせな」ボソッ
絵里「でもどうやって……」
凛「まぁそれは置いといて…かよちんはもう飲んだのかにゃ?」
花陽「えぇ!??あ、いや……その……」
凛「結構いけるよ?飲んでみなよ!」ズイッ
花陽「だ、だからね?その…あのね……」
真姫「ちょっと!私が先に飲むはずだったのよ?」
凛「そうだったのかにゃー?」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:34:13.66
凛「真姫ちゃんもそんなに気になるのかにゃー?」トクトクトク
真姫「別に…ただ暑いだけよ…」
凛「はいにゃ!せーの、イッキ!イッキ!」
真姫「そんなことしないわよ!……ん?」
凛「どうしたんだにゃ?」
真姫「…この紅茶、傷んでない?なんか変な臭いが…」スンスン
絵里(やばい!!!!バレた…!?)
花陽「それはおしっ」ガスッ
絵里(させないわよ…)
希(南無三…)
凛「か、かよちん!?」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:44:58.88
申し訳ないが、54で、凛ちゃんがピョンピョンしてる辺りからちょっと補足
花陽(い、今なら…)コソー
真姫「なんでわたしには飲ませてくれなかったのかしら…」
花陽(はぁ…なんとかなったぁ…)
真姫「花陽?あなた今までどこにいたの?」
花陽「えぇ!?あ、えっと…机の影!絵をちょっと描いててしゃがんでたから…」
真姫「ふーん…」カミノケクルクル
絵里(花陽だったのね…あれは…)
希(さーてどうなるかなぁ…)
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:49:35.85
絵里「凛落ち着いて!花陽はさっきから少し貧血気味だったって言ってたから多分それよ」
希(てきとーすぎやん…)
凛「ま、真姫ちゃん!?そうなのかにゃ!?」
真姫「ヴエェ!?」チラッ
絵里「」クイックイッ
ハ ナ シ タ ラ コ ロ ス
真姫(おそロシアね…)
真姫「え、えぇ…見たところ大事では無さそうだし保健室に運んであげて?」
凛「わかったにゃ!」
海未「私も手伝います」
穂乃果「私も!」
バタンッ
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:53:25.80
絵里「ふぅ…なんとかひとまず安心ね」
希「なんにも安心出来る要素がないんやけどなぁ」
真姫「一体なんなのさっきから…。絵里たちは一体何を隠してるの?」
絵里「医者の卵のあなたなら感づいたんじゃない…?あの紅茶に添加してる物質に…」
真姫「あれは…アンモニア臭……まさか!」
希「そう。えりちはあの紅茶にあろうことかおしっこを混ぜたんよ」
絵里「改めて言われると結構くるわね…」
真姫「な、何考えてんのよ!!!馬鹿じゃないの!??」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 00:58:59.31
希「なんでそんなことしてしまったんやっけ?生徒会長さま」ニヤニヤ
絵里「好奇心よ…ホントにそれ以上の意味はないわ…」
真姫「好奇心でそんなことするのもおかしいと思うわ…」
絵里「とりあえずこれは処分しちゃいましょう」
希「えぇー、まだ楽しめそうやけどなぁ」
真姫「た、楽しめそうってあんたねぇ…!」
にこ「遅れたわ」ガチャ
のぞえりまき((ああああああああああ))
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:04:14.37
にこ「さっき花陽が保健室に運ばれるのを見たけど…何があったの?」
絵里「ベツニナニモナイワヨ」 ガクガク
希「軽い貧血やって」
にこ「そこのポンコツは何を震えてるのよ」
真姫「自分の運の無さを嘆いてるんじゃない?」
絵里「アハハハハ」ガクガク
にこ「なんなのよ一体…ってかここ暑いわね…あ、それ中入ってる?喉乾いたわ」
希「!」ニヤリ
絵里「!は、入ってないわよ!??空!空だから!」
真姫「ニコちゃん、やめた方がいいわホントにホントよ」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:09:04.27
にこ「?何言ってんの?タプタプ言ってるじゃない。冷めててもいいから頂戴よ」グイッ
絵里「ダメダメダメ!ほんとにダメなの!」
にこ「なんでダメなのよ…!そうされるとむしろ気になるじゃない!」
真姫「ニコちゃん!それはおしっ」ガスッ
希「今ええところやんかぁ…邪魔しちゃあかんよ?」
真姫「」
にこ「いいから渡しなさい…よっ!」グイッ
絵里「あっ、ちょっ!」ガッ
バシャーーッ
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:13:36.39
凛「はぁ…なんともなくて良かったにゃー」
穂乃果「すぐ目が覚めて良かったね!」
海未「でも大丈夫なんですか?記憶が飛んでるんですよね?」
花陽「うん…何故かここ30分くらいの記憶が…」
凛「不思議なこともあるもんだにゃー」
ガチャ
凛「たっだいまーーにゃ!?」
絵里「うぅ…」グスッグスッ
にこ「なによこれ!……ってくさっ!これおしっこじゃないの!ペッペッ!」
希「ありゃ?にこっちはすぐ気づいたん?」
にこ「そりゃ、何年もチビ達の世話をしてればね…って!それよりもなんでおしっこがポットに入ってるのよ!」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:16:32.26
海未「…おしっこ…?」
穂乃果「そ、そこに割れてるポットって…」
凛「ま、まさか────」
希「そうやで?凛ちゃんたちがさっきおいしいおいしいゆーて飲んでたんは、えりちのおしっこ入りやったってわけや」
海未「…」バタッ
凛「う、海未ちゃん!」ユサユサッ
穂乃果「…」ゲロッ
凛「にゃあああ!??」
希「地獄絵図やね…」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:21:39.28
ガチャ
ことり「遅くなってごめんね…!?」
ことりは自分が見たものが信じられなかった。
何かの液体を被って泣いている絵里。
悪態を付きながらすごい剣幕のにこ。
倒れている海未と真姫。
それを涙目で支えている凛。
おろおろしている花陽。
そしてひとり笑う、希。
希「あぁ、ことりちゃん。おそかったなぁ」
少女の叫び声が学園に響きわたる────
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:23:40.43
ことりの叫び声に駆けつけた親鳥によって、アイドル研究部は一時的に活動を停止。
薬物や脱法ハーブとまで疑われたが、反応が出ないことや所持が確認できなかったため疑いは晴れた。
しかしこの時をもって、?’sの活動は終わりを迎えるのであった…。
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 01:24:10.81
絵里「という夢をみたわ」
希「あかんなぁ」
おしまい
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/04(月) 10:36:17.14
おもしろかたわ、乙
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