1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:17:28.47 ID:P2KK8puc0
女「お前の何を考えているかわからないような笑顔が大っ嫌いだ」
男「君のことを考えていたんだよ」
女「そんなセリフを恥ずかしがらずに言えるところも嫌いだ」
男「本心だからしょうがないよ」
女「うるさい」
・ゲンドウ「……冬月。レイを起こしてくれ」レイ「っうぇ〜いwwwww」
・火憐「私と兄ちゃんは血がつながってないらしい」月火「私、結婚できるじゃん!」
・【R-18】男「○○でド淫乱変態肉食系ビッチの女にセクハラする」
・穂乃果「本当に女子風呂の中に犯人がいるの?」コナン「うんっ!」
・【R-18】幼馴染(♂)「くす、僕が女の子なら君に1回くらいヤラせてあげたのにな…w」【番外編】
・男子部員の精処理もこなす超エ●チな女子マネージャーwwwwww
女「お前の八方美人なところが大っ嫌いだ」
男「自分ではそんなつもりないんだけれど・・・」
女「お前は知らないだろうけど、お前を慕っている女子はたくさんいたぞ」
男「今更そんなことを言われても」
女「ざまあみろ」
男「まあ君以外に気が移ることはないだろうけど」
女「ぐぬぬ」
女「お前の誰に対しても下手に出る態度が大っ嫌いだ」
男「僕としては対等な関係を築いているつもりだったんだけどなあ」
女「対等な関係の人間に対して敬語は使わねえよ」
男「癖なんだ」
女「なら、治せ」
男「善処するよ」
女「お前の怒らないところが大っ嫌いだ」
男「別にいいじゃないか」
女「ダメだ、少しは怒らないとダメなんだ」
男「なんで?」
女「私たちは何に対しても怒らないといけない年頃なんだよ、世間や、親や、友達に」
男「難しいなあ」
女「慣れてしまえば簡単だよ」
女「お前の偶にする物憂げな表情が大っ嫌いだ」
男「そんな顔してたかな」
女「ちょっと前までは頻繁にしていたぞ」
男「何か考えていたわけじゃないのにな」
女「逆に何も考えていないから素の顔が出たんじゃないか?」
男「そうかも」
女「お前のしつこさが嫌いだ」
男「大っ嫌いじゃなくて?」
女「そのしつこさに救われたこともあるからな」
男「それならいいじゃないか」
女「数回の救いでカバーしきれないほどしつこいんだよ」
男「そうかなあ」
女「お前の神出鬼没さが大っ嫌いだ」
男「たとえば?」
女「一人でジュースを買いに行ったら隣にお前がいた」
男「うん」
女「一人で帰ろうとしたら校門前にお前がいた」
男「ああ」
女「ほかにも本屋とか、コンビニとか、行く先々でお前に会う」
男「きっと運命か何かだよ」
女「そうやって茶化すところも嫌いだ」
女「お前の一途なところが大っ嫌いだ」
男「いいことじゃないか」
女「惚れられた方は束縛されてるように感じて嫌だ」
男「そんなつもりはなかったんだ、ごめんよ」
女「謝られても困るんだがな・・・」
女「お前の賢い頭が大っ嫌いだ」
男「これもいいことじゃないか」
女「私がバカにされてる気がする」
男「横暴だなあ」
女「女の子ですから」
女「お前の妙な趣味が大っ嫌いだ」
男「写真のことかい?妙とはひどいなあ」
女「私しか撮らないんだ、十分変だろ」
男「何を撮っても僕のかってだろう」
女「そうだけど恥ずかしい」
男「もう撮れないからいいじゃないか」
女「そういうことじゃあないだろう」
女「お前の嘘をつくところが嫌いだ」
男「してないよ」
女「この間クッキーあげたろ」
男「うん」
女「お前は美味しいと言っていたがそんなわけない、砂糖の代わりに塩が入ったクッキーが美味しいわけないだろう」
男「・・・」
女「傷つけないつもりだったのかは知らないが嘘はやめてくれよ」
男「ごめん」
女「お前の話す言葉全部が大っ嫌いだ」
男「ひどいなあ」
女「その妙に間延びしたようなしゃべり方も、何かにつけて好きだというところも、変に達観したようなセリフも全部嫌いだ」
男「ありがとう」
女「そうやって突然わけがわからないことを言うところも嫌いだ」
男「これでいいんだよ」
女「何がだよ」
女「お前の顔も大っ嫌いだ」
男「そこまで嫌われていたのか、まいったな」
女「そのやさしげな瞳も、少し細い口元も、長い睫も、何もかも嫌いだ」
男「僕は君の顔も言葉も全部大好きだよ」
女「なら」
男「ん?」
女「なんでそんなに悲しい顔なんだ?」
男「なんでだろうね」
女「お前なんか大っ嫌いだ」
男「随分とアバウトだね」
女「うるさい」
男「・・・そろそろ時間かな」
女「・・・」
男「それじゃあね」
女「お前のそうやってあっさり帰ろうとするところが大っ嫌いだ」
男「じゃあどんな別れ方が希望なんだい」
女「抱きしめろ、口づけしろ、きつくきつく、手を握れ」
男「僕のことは大っ嫌いじゃなかったの?」
女「ああ、大っ嫌いだ、けれどそれ以上に大好きなんだ」
男「その言葉に僕はどう返せばいい?」
女「何も言わなくていいから、行動で示せ」
男「わかったよ」
女「さよなら、大嫌いな人」
男「さよなら、大好きな人」
おわり
ここから蛇足
汽車が去っていく音と、冬の冷たい空気が、ツンと耳を刺激した。
彼が去って、驚くほど広くなった駅のホームに、私はしばらく立ち尽くしていた。
「さよなら、大好きな人」
彼は確かにそういって去って行った。
誰よりもわがままで、一人ぼっちの私を、彼は大好きと言ってくれた、それだけで、十分だった。
けれど、私はそれに何も答えることができなかった。
私を好きと言ってくれた人に、私は何かできたんだろうか。それを考えるだけで、胸が苦しくなった。
どうか、私のことなどすぐに忘れて、もっと素敵な人が彼の前に現れて、幸せな人生を送れますように。
彼女がいたホームは、瞬く間に白い闇の中に消えていった。
静かな汽車の中では、乗客全員が別れのあとのような表情をしていた。
「さよなら、大嫌いな人」
彼女の最後の言葉が、心を掴んだまま離れなかった。
最後に、彼女は笑ってくれた、好きと言って去っていく、こんなろくでもない男に対して、彼女は笑ってくれた。
けれど、僕が最低なことに変わりはない。
好き勝手に好きと言って彼女を困らせて、好き合うようになった瞬間離れていく、ひどい奴だ。
願わくば、僕のことなど忘れて、素敵なパートナーに巡り合えますように。
蛇足おわり
本当におわり
短いねごめんね
よかったぞぉ
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・男子部員の精処理もこなす超エ●チな女子マネージャーwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:17:50.84 ID:P2KK8puc0
女「お前の八方美人なところが大っ嫌いだ」
男「自分ではそんなつもりないんだけれど・・・」
女「お前は知らないだろうけど、お前を慕っている女子はたくさんいたぞ」
男「今更そんなことを言われても」
女「ざまあみろ」
男「まあ君以外に気が移ることはないだろうけど」
女「ぐぬぬ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:18:16.32 ID:P2KK8puc0
女「お前の誰に対しても下手に出る態度が大っ嫌いだ」
男「僕としては対等な関係を築いているつもりだったんだけどなあ」
女「対等な関係の人間に対して敬語は使わねえよ」
男「癖なんだ」
女「なら、治せ」
男「善処するよ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:18:44.02 ID:P2KK8puc0
女「お前の怒らないところが大っ嫌いだ」
男「別にいいじゃないか」
女「ダメだ、少しは怒らないとダメなんだ」
男「なんで?」
女「私たちは何に対しても怒らないといけない年頃なんだよ、世間や、親や、友達に」
男「難しいなあ」
女「慣れてしまえば簡単だよ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:19:11.22 ID:P2KK8puc0
女「お前の偶にする物憂げな表情が大っ嫌いだ」
男「そんな顔してたかな」
女「ちょっと前までは頻繁にしていたぞ」
男「何か考えていたわけじゃないのにな」
女「逆に何も考えていないから素の顔が出たんじゃないか?」
男「そうかも」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:19:39.73 ID:P2KK8puc0
女「お前のしつこさが嫌いだ」
男「大っ嫌いじゃなくて?」
女「そのしつこさに救われたこともあるからな」
男「それならいいじゃないか」
女「数回の救いでカバーしきれないほどしつこいんだよ」
男「そうかなあ」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:20:17.34 ID:P2KK8puc0
女「お前の神出鬼没さが大っ嫌いだ」
男「たとえば?」
女「一人でジュースを買いに行ったら隣にお前がいた」
男「うん」
女「一人で帰ろうとしたら校門前にお前がいた」
男「ああ」
女「ほかにも本屋とか、コンビニとか、行く先々でお前に会う」
男「きっと運命か何かだよ」
女「そうやって茶化すところも嫌いだ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:23:14.00 ID:P2KK8puc0
女「お前の一途なところが大っ嫌いだ」
男「いいことじゃないか」
女「惚れられた方は束縛されてるように感じて嫌だ」
男「そんなつもりはなかったんだ、ごめんよ」
女「謝られても困るんだがな・・・」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:42:17.91 ID:P2KK8puc0
女「お前の賢い頭が大っ嫌いだ」
男「これもいいことじゃないか」
女「私がバカにされてる気がする」
男「横暴だなあ」
女「女の子ですから」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:50:37.10 ID:P2KK8puc0
女「お前の妙な趣味が大っ嫌いだ」
男「写真のことかい?妙とはひどいなあ」
女「私しか撮らないんだ、十分変だろ」
男「何を撮っても僕のかってだろう」
女「そうだけど恥ずかしい」
男「もう撮れないからいいじゃないか」
女「そういうことじゃあないだろう」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:51:06.55 ID:P2KK8puc0
女「お前の嘘をつくところが嫌いだ」
男「してないよ」
女「この間クッキーあげたろ」
男「うん」
女「お前は美味しいと言っていたがそんなわけない、砂糖の代わりに塩が入ったクッキーが美味しいわけないだろう」
男「・・・」
女「傷つけないつもりだったのかは知らないが嘘はやめてくれよ」
男「ごめん」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 20:56:12.51 ID:P2KK8puc0
女「お前の話す言葉全部が大っ嫌いだ」
男「ひどいなあ」
女「その妙に間延びしたようなしゃべり方も、何かにつけて好きだというところも、変に達観したようなセリフも全部嫌いだ」
男「ありがとう」
女「そうやって突然わけがわからないことを言うところも嫌いだ」
男「これでいいんだよ」
女「何がだよ」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:00:37.98 ID:P2KK8puc0
女「お前の顔も大っ嫌いだ」
男「そこまで嫌われていたのか、まいったな」
女「そのやさしげな瞳も、少し細い口元も、長い睫も、何もかも嫌いだ」
男「僕は君の顔も言葉も全部大好きだよ」
女「なら」
男「ん?」
女「なんでそんなに悲しい顔なんだ?」
男「なんでだろうね」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:01:04.07 ID:P2KK8puc0
女「お前なんか大っ嫌いだ」
男「随分とアバウトだね」
女「うるさい」
男「・・・そろそろ時間かな」
女「・・・」
男「それじゃあね」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:01:32.25 ID:P2KK8puc0
女「お前のそうやってあっさり帰ろうとするところが大っ嫌いだ」
男「じゃあどんな別れ方が希望なんだい」
女「抱きしめろ、口づけしろ、きつくきつく、手を握れ」
男「僕のことは大っ嫌いじゃなかったの?」
女「ああ、大っ嫌いだ、けれどそれ以上に大好きなんだ」
男「その言葉に僕はどう返せばいい?」
女「何も言わなくていいから、行動で示せ」
男「わかったよ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:02:42.62 ID:P2KK8puc0
女「さよなら、大嫌いな人」
男「さよなら、大好きな人」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:10:05.88 ID:P2KK8puc0
おわり
ここから蛇足
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:16:19.77 ID:P2KK8puc0
汽車が去っていく音と、冬の冷たい空気が、ツンと耳を刺激した。
彼が去って、驚くほど広くなった駅のホームに、私はしばらく立ち尽くしていた。
「さよなら、大好きな人」
彼は確かにそういって去って行った。
誰よりもわがままで、一人ぼっちの私を、彼は大好きと言ってくれた、それだけで、十分だった。
けれど、私はそれに何も答えることができなかった。
私を好きと言ってくれた人に、私は何かできたんだろうか。それを考えるだけで、胸が苦しくなった。
どうか、私のことなどすぐに忘れて、もっと素敵な人が彼の前に現れて、幸せな人生を送れますように。
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:22:39.90 ID:P2KK8puc0
彼女がいたホームは、瞬く間に白い闇の中に消えていった。
静かな汽車の中では、乗客全員が別れのあとのような表情をしていた。
「さよなら、大嫌いな人」
彼女の最後の言葉が、心を掴んだまま離れなかった。
最後に、彼女は笑ってくれた、好きと言って去っていく、こんなろくでもない男に対して、彼女は笑ってくれた。
けれど、僕が最低なことに変わりはない。
好き勝手に好きと言って彼女を困らせて、好き合うようになった瞬間離れていく、ひどい奴だ。
願わくば、僕のことなど忘れて、素敵なパートナーに巡り合えますように。
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 21:23:21.83 ID:P2KK8puc0
蛇足おわり
本当におわり
短いねごめんね
29: VIPに変わりましてNIPPERがお送りします 2015/02/12(木) 08:16:17.93 ID:Lxqoptw90
よかったぞぉ
・カテゴリー男「」女「」のSS一覧
・管理人のオススメSS
・【R-18】幼馴染(♂)「くす、僕が女の子なら君に1回くらいヤラせてあげたのにな…w」【番外編】< /a> ・火憐「私と兄ちゃんは血がつながってないらしい」月火「私、結婚できるじゃん!」
・キリト「アスナにエ□い事言わせようとしたら断固拒否された」
・黒タイツ履いてるJKがエ□く見えてムラムラしたので破りたいwww
・穂乃果「本当に女子風呂の中に犯人がいるの?」コナン「うんっ!」
・お●ぱい押し付けてくれるエ●チな歯科衛生士ww画像25枚
・男子部員の精処理もこなす超エ●チな女子マネージャーwwwwww
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