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米国の超音速列車「ハイパーループ」開発を手がけるHyperloop Technologiesが始動、公式サイトもオープン - | Technity

米国の超音速列車「ハイパーループ」開発を手がけるHyperloop Technologiesが始動、公式サイトもオープン

2015年2月12日 10:58 │Comments(17)

Written by くまむん

Forbesは12日(日本時間)、米国の超音速交通システム「ハイパーループ」の開発を手がけるスタートアップ企業Hyperloop Technologiesの特集記事を公開し、その中で、同社が公式ウェブサイトを公開したことなどを伝えています。

hyperloop-landing-website

米国カリフォルニア州では、先月6日におよそ700億ドル(約7兆円)という多額の予算を投入した米国初となる高速鉄道の建設がスタートしました。しかし、既に着工が予定から1年遅れとなっているほか、計画段階からコストに見合う需要の目処が立っていないなど、多くの批判が挙がっています。

こうした状況に際し、宇宙開発のスペースX社や電気自動車のテスラモータースなどのCEOを務めるイーロン・マスク氏が2013年に提案(過去記事)したのが、ハイパーループです。

これは、真空に引いたパイプ内で磁気浮上させた車体を走行させることで最高時速1,200kmという飛行機並みのスピードを実現するというもので、建設費用もカリフォルニア州の高速鉄道に比べて十分の一程度に収まるとのこと。

マスク氏による初期の案は「ロサンゼルスーサンフランシスコ間およそ600kmを繋ぐ旅客路線」というものでしたが、Hyperloop Technologiesの現在の計画は貨物輸送列車としての運用を想定したものとなっているほか、陸上だけではなく海中にパイプを敷設することも検討しているそうです。

▼ハイパーループの現行デザイン。全部のファンとリニアモーターによって浮上推進する。

hyperloop-current-idea

▼公式サイトの背景には、海中にパイプが敷設されているイメージも。

hyperloop-under-water

同社では、既にいくつかのファンドから850万ドル(約10億円)を調達し、年内にはさらに8000万ドル(約96億円)の増資を予定していると伝えられています。

先月には、マスク氏が自身のTwitter上で「テキサス州にテストトラックを建設する」といったツイートを公開していましたが、未来の交通システムが一般の人にも見える形で世に現れてくる日は、そう遠くないのかもしれません。

[hyperlooptech.com via The Next Web] [Forbes]

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著者

くまむん

くまむん

企業の研究所でR&D業務に携わっておりましたが、2013年4月をもって退職し、当サイトの専属となりました。ソース明示とポイントを押さえた解説を心がけてゆきたいと思います。

17 件のコメント

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  1. No Name 2015年2月12日 11:37 No.2666703 返信

    初期のデザインからだいぶ変わりましたね
    ファンがついてるのは前方と画像には書いてあるのですが
    記事ではファンとモーターの両方が後部にあるように読めるようになっています

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    • くまむん 2015年2月12日 11:47 No.2666724 返信

      ご指摘ありがとうございます!修正致しました。

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      • No Name 2015年2月12日 13:32 No.2666995 返信

        修正した結果かもしれませんが、全部になってますよ

        Thumb up 2 Thumb down
        • No Name 2015年2月12日 19:53 No.2667971 返信

          前部でしょうね

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  2. No Name 2015年2月12日 12:00 No.2666755 返信

    7兆ってどっから出てんのよw

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    • No Name 2015年2月12日 12:39 No.2666856 返信

      一気に7兆ボンと渡すわけじゃなく、年数で割った金額を毎年配分するって感じでしょ。
      ググってみたら2029年完成予定っぽいから、単純に14年で割ったら毎年5000億円(・∀・)

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      • No Name 2015年2月12日 19:20 No.2667871 返信

        それでもすげぇわw

        あるところにはあるもんなんだなぁ

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  3. No-Name 2015年2月12日 12:33 No.2666838 返信

    >建設費用もカリフォルニア州の高速鉄道に比べて十分の一程度
    嘘くさ。まともにコストの計算すら出来ない段階なだけでしょ。
    あるいは輸送能力が格段に低いか。
    それに仮に建設費用が安くても、維持コストは大幅に高いだろうし。
    昔からあるのに実現しないものには、それなりの理由があるもんだ。

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    • No Name 2015年2月12日 13:27 No.2666978 返信

      貨物専用なんだから人員輸送用と比べたら安全基準がダンチ
      同列で比べてる時点でかなりいい加減だと思う

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    • No Name 2015年2月12日 20:52 No.2668151 返信

      「長距離パイプを1/1000気圧に維持する」って聞くだけでも、
      建設コスト・メンテナンスコスト・維持エネルギー
      どれもバカ高いイメージだよな

      少なくとも一昨年の資料にそこら辺の試算は一切なかったけど
      もう試算したのかな?

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  4. No-Name 2015年2月12日 12:44 No.2666872 返信

    こういうのって運用ノウハウとか必要になってくるし、早くて安けりゃいいってわけじゃないからね

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  5. No Name 2015年2月12日 13:36 No.2667009 返信

    真空にしてファンを回すとは!?

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    • No Name 2015年2月12日 13:46 No.2667033 返信

      真空と言っても100Pa(1/1000気圧)位らしいから、その辺の兼ね合いじゃないかな
      推進力と言うより、抵抗を減らすんだと思う

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      • No Name 2015年2月12日 19:23 No.2667883 返信

        なんか変な音しそう

         出発!
        うぃーーーーんヴーーーーーーんきゅーーーーーぎゅぎゅぎゅぎゅ・・・・きゅっぽん!
         到着!

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  6. No-Name 2015年2月12日 17:31 No.2667544 返信

    速く遠くに運送できるほど、Amazonみたいなネット物販が便利になるんだろうなあ。楽しみ。

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  7. No-Name 2015年2月12日 18:39 No.2667741 返信

    むしろ7兆円の方にヒビるわ
    日本のリニアより高いんじゃないか?

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  8. No Name 2015年2月12日 19:58 No.2667994 返信

    現行の規格コンテナを活用できるなら有望かも
    ただ、
    飛行機とほぼ同じ速度で飛行機より融通が利きづらく
    鉄道や船舶と同じ積替え方法で量は少ない
    中途半端感は否めないね

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