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悲しいことに、僕は今より13才のときのほうが有能だったんだ。7年生から8年生になるときに、こいつを作った。設計図は、いまだに屋根裏部屋に残ってるんじゃないかな。 正直、最初はアーケードゲームにハマってたんだけど、ベッドに寝っ転がってゲーム雑誌を見てたら、“NESアドバンテージ”っていうジョイスティックが載っててさ、居ても立っても居られなくなっちゃったんだよ。これがあれば、家でもアーケードゲームができるじゃんって。 学校で木工の授業を習ってたのもあって、けっこう気合入れて設計したよ。全面パネルには、本体やNES MAX(パッド型コントローラ)がちょうど収まるようにしたり、ペイントにも凝ったんだ。細かいパーツも1つ1つ電ノコで切ったよ。まるでジグソーパズルだったね。 NINTENDOのロゴはパパが描いて、キャラクターはママが描いたんだ。グランマはコントローラの間のクッションを作ってくれたよ。 ※サムネイル画像:http://www.willyliliana.com/ サイドには、プレイ中すぐに地図やパスワードを書けるようにメモ入れをつくったり、雑誌や説明書を入れるところもつくったよ。至れり尽くせりってやつさ。 最後に僕は任天堂に手紙を送ったんだ。そしたら『ニンテンドー・パワー・マガジン』1989年7月8月号に載ったんだぜ。だいぶ内容はハショられてたけどさ、ともかく、ワイオミング州の子供にとっては大きな成果さ。 結局、大学のとき、教科書を買うために、僕はコレクションを売っちまった。でも、任天堂はいつだってクールだぜ! |
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