提督「駆逐艦怖い」
弥生「休憩に、甘い物でもと・・・」
弥生「ケーキ、作ってみたんです・・・」
弥生「食べて・・・くれますか・・・?」
弥生「・・・ありがとうございます」
弥生「えっと、どうですか・・・?」
弥生「・・・・・・」
弥生「・・・美味しいですか」
弥生「良かった・・・」
弥生「司令官は、イチゴは好きですか・・・?」
弥生「弥生は好きです・・・」
弥生「真っ赤な色をしていて、甘酸っぱくて・・・」
弥生「・・・・・・」
弥生「・・・え?」
弥生「望月も、こんな美味しいケーキを作ってくれればッて・・・?」
弥生「最近、だらしなくて困っているんですか・・・」
弥生「・・・・・・」
弥生「・・・ちょっと注意しておきます」
弥生「・・・いえ、怒ってなんかないですよ?」
弥生「本当に」
弥生「最近、だらけているって・・・」
弥生「もっとシャンとできないの・・・?」
弥生「寝癖も残っている・・・」
弥生「朝、定時通りに起きない・・・」
弥生「演習や出撃をサボりたがる・・・」
弥生「・・・・・・」
弥生「お願いだから、これ以上司令官を困らせないで・・・」
弥生「・・・え?」
弥生「本当は、司令官に構ってもらいたいからしている・・・?」
弥生「・・・・・・」
弥生「勝手なことをして、司令官を困らせないで・・・」
弥生「いくら妹でも、許せないことがある・・・」
弥生「明日から、真面目になって・・・」
弥生「もし、約束が守れないなら・・・・・・」
弥生「絶対に許さないから」
夕立「うーん・・・夕立、ちょっとオイル臭いっぽい?」
夕立「深海棲艦を片っ端から撃ってたら」
夕立「燃料が飛び散っちゃったっぽい!」
夕立「でも、仕方がないっぽい!」
夕立「邪魔する者はみんな、鉄クズにして海の底に沈めてあげる・・・あははは!!」
夕立「だから、提督さん。もっと褒めて?」
夕立「夕立、もっともっと頑張るっぽい!」
夕立「んぐ・・・んぐ・・・」ゴク・・・ゴク・・・
夕立「・・・ぷはっ」
夕立「出撃後はやっぱりこれっぽい!」
夕立「提督さんの血、美味しい・・・」
夕立「・・・変っぽい? でも良いの」
夕立「こうすれば、提督さんの首筋に」
夕立「夕立のマークができるっぽい!」
夕立「これで提督さんは誰のものか」
夕立「はっきりわかるでしょ?」
夕立「あはははは!!」
夕立「あれ、夕立が作ったっぽい!」
夕立「一生懸命、心を込めて作ったっぽい!」
夕立「あれはお守りでもあって」
夕立「持っている人は」
夕立「お人形さんを作った人と」
夕立「ずっと」
夕立「一生」
夕立「離れられなくなるものっぽい」
夕立「ね? 嬉しいっぽい?」
夕立「だから、提督さん」
夕立「夕立と、ずっとずっと一緒にいようね?」
夕立「あはははは!!」
夕立「最近、夕立の提督さんと仲が良いみたいだけど」
夕立「どういうことっぽい?」
夕立「ねぇ?」
夕立「え? そんなことないって?」
夕立「嘘はいけないっぽい」
夕立「期待の新人だからって」
夕立「調子に乗ると、痛い目に遭うっぽい」
夕立「・・・ふーん、そんなこと言うんだ」
夕立「可哀相な提督さん。提督さんが今の言葉を聞いたら」
夕立「きっと悲しむっぽい」
夕立「夕立の提督さんを悲しませるような」
夕立「悪い、悪い駆逐艦には」
夕立「お仕置きが必要っぽい」
夕立「吹雪ちゃん、明日の出撃は」
夕立「背後に気をつけるっぽい?」
春雨「食べて?」
春雨「食べて?」
春雨「・・・・・・」
春雨「司令官」
春雨「食 べ て ?」
春雨「・・・・・・」
春雨「美味しいですか?」
春雨「そうですか、良かったぁ・・・」
春雨「えへへへへへへ・・・」ニタァ
春雨「おかわりもいっぱいありますよ?」
春雨「だから、もっと」
春雨「食べて?」
春雨「え? 丁度今、司令官のところに行くって?」
春雨「待って」
春雨「待って」
春雨「ちょっと」
春雨「ねぇ」
春雨「だから」
春雨「待って」
春雨「ねぇ」
春雨「ねぇ?」
春雨「・・・そんなに司令官と会いたいんだ」
春雨「・・・・・・」
春雨「司令官は渡さない・・・」ボソ
春雨「あ、そうだ! 春雨も一緒に行きます」
春雨「明日の輸送任務」
春雨「村雨姉さんも編成に加えてもらおうかしら」
春雨「良いでしょ? ねぇ? だから・・・・・・」
春雨「明日、一緒に行きましょう?」
響「・・・・・・」トン・・・トン・・・
響「・・・・・・っ!」カラン
響「・・・・・・」
響「血・・・真っ赤・・・」
響「・・・・・・」
響「私にも、人と同じ血が・・・」
響「艦娘として、生を与えてくれた司令官・・・」
響「ふふ・・・・・・」ニヤ
響「・・・・・・」
響「」チラ
鍋『』グツグツ
響「・・・・・・」
響「今日は、私1人だけで作ってみたんだ」
響「食べてくれるかな?」
響「・・・・・・」
響「・・・美味しい?」
響「え? 凄く美味しいって?」
響「それは嬉しいな・・・」
響「ふふ・・・・・・」
響「・・・司令官」
響「唐突だけど」
響「いつも、ありがとう」
響「暁も電も、電も・・・みんないなくなって」
響「1人ぼっちになって」
響「最期も1人で沈んだ、艦としての過去を持つ私に」
響「いつも優しくしてくれて」
響「司令官は、私に艦娘としての生を与えてくれた」
響「戦争しか知らなかった私に」
響「生きる喜びを教えてくれた」
響「戦争は怖いけど」
響「みんなを守るチャンスを、もう一度私に与えてくれた」
響「・・・・・・」
響「私は、今とても幸せだよ」
響「最初は、この湧き上がる感情が」
響「何なのかわからなかったけど」
響「今は自信を持って言えるよ」
響「貴方を愛している」
響「ずっと、一緒だよ?」
響「君は少し、怯えすぎているところがある」
響「もっと堂々とできないかな?」
響「見ているとね」
響「イライラするんだ」
響「とてつもなく」
響「そうやって司令官の気を引こうとしているのも」
響「私にはお見通しだよ」
響「でも、司令官にとっては迷惑かもね」
響「・・・ほら、またそうやってすぐ泣く」
響「あまり私を怒らせないでくれるかな?」
響「君は電。私の可愛くて優しい妹」
響「そして大切な存在」
響「でも、一番大切な人は司令官。だからさ」
響「司令官は私のものだって」
響「いい加減、気づいてくれないかな?」
島風「もう息が上がったの?」
島風「もー・・・」
島風「・・・・・」
島風「・・・でもさ」
島風「提督は、このまま遅い方が良いかもね」
島風「提督が早かったら、私が追いつけないもんね」
島風「私が追いつけなくちゃ」
島風「意味がないもん」
島風「折角編成しても、みんなからはあまり良い顔をされないし」
島風「姉妹艦もいないし」
島風「ずっと1人ぼっちで寂しかった」
島風「本当に・・・寂しかった・・・」
島風「・・・・・・」
島風「でも」
島風「そんな私に、提督は凄く、凄く優しくしてくれた」
島風「今では、陽炎型のみんなが仲良くしてくれるよ」
島風「一番の仲良しは、天津風かな?」
コメント一覧
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- 2015年02月14日 23:18
- もっと書いてください(切実)
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- 2015年02月14日 23:21
- 艦これSSこんなのばっかだな
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- 2015年02月14日 23:27
- 病みすぎ
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- 2015年02月14日 23:29
- 艦これSSの夕立病み率が高すぎる件について
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- 2015年02月14日 23:37
- ここは危険だ、大井っち。あのお城に避難するゾ
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- 2015年02月14日 23:43
- 提督生きてたのか、安心した。だから自分でなんとかしてね〜(逃走)
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- 2015年02月14日 23:55
- クソッ、こんな病んだ鎮守府なんかに居られるか!(時津風を抱えて脱走)
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- 2015年02月14日 23:56
- 全員と重婚すればいいんじゃないかな
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- 2015年02月14日 23:59
- 饅頭怖い的なものを想像して開いてみたらこれだよ!
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- 2015年02月15日 00:00
- あの憲兵が投げ出す…だと?